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夜、泣いている子供と過ごすときに思うこと

保育所へお迎えに上がり、お家へ帰ってきたらお夕飯の準備、そしてお食事の介助、学習のサポート、お風呂へ入れて身体を洗い、着替えを手伝い、歯みがき、絵本などを読み聞かせて寝かしつけ

この典型的な一連の時間を過ごすだけでも、たとえ「初めまして」の夜であったとしても、子ども一人ひとりの性格や様子、これまでの育ちや背景、そして今この瞬間の心身の状況を知るためのサインは数えきれない程に溢れています

保育所や保護者様からの申し送りではしっかり者だと評判なお子さんであったとしても、生活のなかのちょっとした仕草や言葉尻、表情、声色、雰囲気のなかに精一杯に張り詰めた「寂しさ」が汲み取れることがあります

だけどその寂しさを周囲に気づかれまいと気丈に振る舞う姿

何とも切なく、抱きしめたくなります

お布団に包まり声を殺して泣いている背中を擦りながら
「がんばることはとても偉くて、いい子だと分かっているけれど、寂しいときは素直に寂しいって言っていいんだよ。ここに居るよ。」と言うと、
堰を切ったように大声で泣きました

そんなときは私もつられて視界が滲みます

大人も子供も、頑張ることが得意だという人のなかには
頑張らないことを自分に許すことが苦手な人もいます


迷惑をかけたくないから

大事な人を困らせたくないから

自分はできる人だって思いたいし思われたいから


ついつい、自分の頑張りたくない気持ちや甘えたい気持ちに蓋をしてしまいます


「がんばりたい」「がんばりたくない」

自分の内側から湧き出る感情に優劣などはなく、どちらも同じくらい大事な感情ですから、どちらも同じくらい大事に扱いたいです


子供の傍らに在ることの意味を考えるとき、すべての感情をあるがままに受け入れてもらえる幼少期の体験は、人の育つ営みの中で大事なことだと実感します

いえ、幼少期だけではなく生涯にわたって大事だと思う


食べ物の消化力はイメージしやすいですが、感情の消化力というものも私達には備わっています

自分の素直に湧き起こる感情をどのように消化していくか

感情の消化力は子供のうちから育てていきたいものです

そのために、目の前にいる人の「あるがまま」を受け入れることのできる器量の豊かな人になりたいと、いつも子どもたちが私に思わせてくれます

私も子どもたちとともに自分の消化力も養い、一緒に成長し続けることのできる人になりたいです


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