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コーヒー難民なんです

レトロな純喫茶、古民家カフェ、お洒落カフェ、コーヒースタンド、何でもいい。休みの日にふらっと立ち寄って、美味しいコーヒーが飲めて、店主と軽く言葉を交わして、あとはゆっくり本が読める場所が欲しいんです。

がっつり昭和っぽい話。20代の頃に通っていた喫茶店があって、そこに行くと一時間も粘っていれば必ず誰か知ってる人が来て、夏休みなんかには待ち合わせしなくても日課のように友達とそこで集合して、まさに「自分の居場所」だった。遂にはそこで仲良くなった人と結婚したし(テレっ)!

お散歩コースにスタバならある。でも田舎のスタバはめちゃめちゃ騒々しいんだな。ちょっと前に都会のスタバに入ったら静かでびっくりしたもん。田舎のスタバではオッチャン、オバチャン、女子高生がワイワイガヤガヤ。居酒屋状態。

以前よく行っていた良い感じのカフェもあったけど、カキ氷ブームの時にそこのカキ氷が大当たりして、それ以来やっぱりマダムの社交場と化してしまい。。。結果お店は儲かって万々歳なんだけど、一人でゆっくりできる場所ではなくなってしまった。コーヒー美味しいんだけどなあ。近辺にいくつか今時な感じのこぢんまりしたコーヒースタンドもあるけど、そういうお店はいつも内輪の友達がたまってて、ちょっと部外者は居心地悪い。

二年ほど前、少し頑張って歩くとちょうど良い距離に新しいコーヒースタンドがオープンして、小さなテーブルと椅子がちょこっとあるぐらいで静かだし、それになんといってもコーヒーがとんでもなく美味しくて、これで私のコーヒー難民生活も終わりを告げたと思われたのですが。。。お店を一人で切り盛りしていた感じの良いおにいさんが、ある日突然の心臓発作で他界されてしまい。。。悲しすぎる。

そんなわけで、今日も私は家で自分の淹れた安物のコーヒーを、少々ダサいマグカップで飲んでいます。
愚痴ってしまった。

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