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隗より始めよ - 教育で大切な"率先力"

737日目のnote投稿です。
本日はこちらのツイートから↓

「隗より始めよ」

現代風に言い換えるのであれば、
 ・目の前の人を大切にする
 ・率先して模範となるように動く
 ・大きなことを成すために、小さなことをコツコツと積み上げる
 ・大事業などの遠大な計画は手近なところから行うとよい
 ・言い出したらまずは自ら挑戦する

このようになるでしょうか。


●手も足も動かさない"口だけ指導者"にならないために

この言葉を見て、これまで自分が矜持としてきたことが脳裏に浮かびました。
それは、「お腹の出たトレーナー(コーチ)にならない」ということです。

たぷたぷのお腹を揺らしながら、選手にあーだこーだ言うような指導者・教育者として、体育・スポーツの現場には絶対にいたくない、ということを前々から自分自身に言い聞かせていました。

その根底がなんなのか自分でははっきり認識していませんでしたが。
まさにこの「隗より始めよ」の真逆を行かないように、ということだったんだと思いました。

私の尊敬する指導者・教育者の方々は、この「隗より始めよ」の精神で、まず自分が行動する人が多いんです。
動きの指導や競技の指導であれば、自分が身体を動かすこともしばしば。
還暦を過ぎても、それは変わりません。

動きが目的から多少ずれていたとしても、その率先した動きの中のポイントや何より熱意が相手に伝わります。
その熱が伝播することを何より重要視しているのかもしれません。

口だけ出して、指示だけ出して、メニューだけ書いて、自室に引っ込むようなコーチ(実際にいたんです。私はとても驚愕しました)は、このような精神が皆無なので。
とても尊敬に値しませんし、目の前の選手のことをなんだと思っているんだと憤慨したこともあります。

●師事してくれる相手と真正面から向き合う

この「隗より始めよ」の言葉、概念は以下の人たちには、とても耳の痛いものかもしれません。

"内弁慶" "亭主関白" "権力主義者" "嘘つき"

「なんで自分があいつのために動かなければいけないんだ」
「まずあいつの方が自分に貢献するのが先だ」
「偉い自分がどうして先に」
「(実際にできないから)とりあえずやってみて」

それぞれ、こういったセリフが聞こえてきそうですね。

どの指導者の言葉も、態度も好きにはなれないのですが。
こうした教育的な精神が皆無の指導現場にいると、とてもフラストレーションが溜まること請け合いです。
私は以前そうした組織にいて、身も心も疲弊しました。

大事なのは、向き合うこと。
そして、自らのプライドや権力は度外視して、どれだけ目の前の人・選手らにエネルギーを注げるか、の一点だけ。

真正面から向き合ってくれる人のエネルギーは、凄まじいです。
"自分が変わらなきゃ"という背中を押してくれることもあります。
"自分に足りなかったことはこれか!"と多くの気づきを生んでくれることもあります。

視点を変えれば。
何より、自分のことを少なくとも信頼して、信用して、身を預けてもらっているのだから。
相応の対価を、期待以上の成果を出せるよう、全力を持って事に当たることが求められるのだと思っています。

●「好き」と「楽しさ」を生むための率先力

今日、2022年度に受け持った前期の授業が全て終了しました。
本日はその前期を振り返った感想も、学生から書いてもらったのですが。

皆一様に、「楽しかった!」「前期の中で一番楽しみな時間でした」「上手くなった実感を得られました」「バドミントンが好きになりました!」と、いうとても嬉しくなるような言葉をくれました。
…嬉しいですね。

この、「好き」や「楽しい」を引き出すために、教育者側として何が必要かと言えば。
特に体育・スポーツの教員、指導者としては、"率先して動く、模範を見せられる"ような行動が重要なのだと感じています。

テレビなどでなんとなく知っている。
部活動で少しやったことがある。
体育の授業で経験した。

それらを超える"体験"として、「こんなことができるんだ!」と思ってもらう。そして、練習をすればここまでできるよ、という到達点をちゃんと提示する。
こういったモチベーションの部分をいかに引き出すのか。
背中で語れるように、自らが動き続けること。
これは思った以上に、この体育・スポーツ業界の教育的・指導的立場の人間には重要な概念であり、方針であるのかもしれない、と改めて感じた前期最後の日でした。

・・・(上記記事にて書いた、自身の矜持と目標)・・・

トレーナーの道に進んだきっかけは、アスリートとして自分の体をどうコーディネートすべきかの勉強を始めたこと

トレーナーとして心がけているのは、「エビデンスを重視しつつも選手たちの感覚を大切にする」ことと、「体育人として一緒に動き、模範となる言動や動きができるサポーターである」ことの二つ。

個人的には、現役のバドミントン選手を続け、65歳以上クラスのシニア大会シングルスで金メダルを取ることが目標。

自分の気持ちに正直に より

【今日の春斗】

添い寝( ˘ω˘ )スヤァ…

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今日はここまで。日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた明日。

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【保有資格】 
博士(スポーツ医学 筑波大学) 
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3 
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー 
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ 
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員 
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー 
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト 
NSCA認定パーソナルトレーナー 
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県) 
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県) 
赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】
於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学 
<体育実技>  
●バドミントン ●卓球 ●バレーボール 
●トレーニング理論実習 ●フィットネス 
<ワークショップ科目>  
●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践 
<講義科目>  
●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い


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