それでも、夏っぽいことしたい
ついに「8月」
待ちに待った「夏」
今年の夏は何を焦ったのか早く日本列島にやってきてしまったこともあり、「8月」の持つどこか他とは一線を画す陽気な雰囲気は、例年より弱かったかもしれない。
されど8月。
8月に入ると、堰を切ったように夏のイベントが到来する。
祭りだ、花火だ、SNSを見ればそんな風景に溢れる。
かくいう僕は。
ダイエットと筋トレと愛犬との戯れに精を出す日々。
夏になって嬉しいことと言えば、健康的で適度な日焼けを楽しめることと、ランニングで汗だくになった時に感じる独特の満足感を味わえることくらい。
愛犬との散歩も日中は不可能だし(コンクリートが熱すぎて裸足の犬はかわいそう。シンプルに暑いのももちろん。)。
みんながSNSで「夏」、「8月」を楽しんでいる様子を見ると、僕は思う。
「夏っぽいことしたいなあ」
思えば、これまでの学生生活も大して夏っぽいことはしてきていなかった。
気がする。
あ、今夏は小田原で釣りをしたり、原付で山を走り回ったりした。楽しかった。
そんなことをぼんやりと思い、初めて買ったお香を炊いて、家の壁が黄ばんだらどうしようとか考えていたとき、スッと納得できるツイートが目に入った。
みんなが夏っぽいキラキラした日々を送っているのを見て
「いいなあ、夏っぽいことしたいなあ」
とか思いながら、いつもの日常の中で過ごす。
しかし、日常の中にも夏は溢れている。
近所の木々がいつもより青々としていたり、
ふと見上げた雲が圧倒されるように逞しい積乱雲だったり、
近くに住む小学生が水遊びをしながら上裸で走り回っていたり、
公園の池にいる亀が悠々と水を泳いでいたり。
SNSを見て、夏から取り残されたと感じることは確かにある。
その感覚は、川谷絵音が綴るとうり、確かに「夏」だ。
そして、それ以上に、夏っぽい特別なことをしなくても、たしかに日常にも「夏」は確実にやってきているんだと気づいた。
その上で、日常の「夏」を感じた上で再度思った。
「いいなあ、夏っぽいことしたいなあ」
ここまでの文章を読み返して、あらビックリ。無意識のうちに「夏っぽいことしたいなあ」って3回も言っているじゃないか。
俺、めっちゃ夏好きやん。
気づけば今は日付も周り、8月3日。
まだまだ夏は始まったばかり。
ほぼ白紙の8月のスケジュール帳を見ながら、まだ見ぬ2022年の夏に思いを馳せる。
ちなみに僕の誕生日は8月27日。
やっぱり生粋の夏男だ。
あ、いいねしてもらえると、めちゃ嬉しいです。
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