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虫スタイルの生きる術【リレーエッセイ15 #あぁ愛しのコンプレックス様】

文坂ノエさん主催のリレーエッセイ「あぁ、愛しのコンプレックス様」のバトンを(日本酒でおなじみ)AtoHiromiさんからいただきました。リレー形式でみなさんがご自分のコンプレックスについて語る企画です。

Hiromiさんからこのバトンを受け取った時、おぎさんにコンプレックスがあるならのぞいてみたい……そんなお言葉を頂きまして。

うーん、コンプレックス。

コンプレックスってなんぞや。
自分が他より劣っているという感情。劣等感。(=大辞林 第3版=)

他より劣っているという感情。なるほど。
そこで、一番に思い浮かんだのは、壊滅的に車の運転が苦手なことでした。うんうん、それなら書けそう!そう思って車の運転ができない話を書こうと思っていたのですが。

なんか、違うなと。

そこでもっと自分の中のコンプレックスに向き合ってみることにしました。その結果、思い浮かんだこと。それは、「体型がおかしい」ということ。

まわりくどく書いてもしょうがないので、オブラートに包まずに書くと、身長のわりに、胴が短いのです。逆説的に足が長いと言いたいわけではなく、身体全体のバランスがおかしいのです。ついでに言うと腕も長いのです。

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虫スタイルの誕生

思い返せば、大学生の頃、ボランティア先で白シャツ×紺のタイトスカートの着用を求められたあの日。

白シャツをスカートにインした私を見た友人が放った一言……それは、

「なんか、虫っぽい。」

そうなのです。バランスがおかしいのです。
白と紺のコントラストが胴の短さを際立たせています。

虫っぽい…虫っぽい…虫っぽい…

受け取り方によっては友人との関係性が悪化しそうなものの、それは、数分前に更衣室の鏡を見て自分自身で思ったことと全く同じ。

同感すぎて、「だよね、虫だよね。」そう言って二人で爆笑したのでした。

それ以来、スカートをはいた自分=虫っぽい
この方程式が出来上がってしまったのです。だからといって、悲観的なわけではないんだけど、私はスカートをはかない。はけない? いや、はかない。そんなマイルールができました。

虫っぽい自分に向き合ってみた

それからというもの、できる限りこの体型のおかしさを悟られないように生きてきたのですが、昨年の夏、私はカワノリさんのトータルイメージコンサルティングなるものを受講しました。

その時の様子

このコンサルティングで体型診断をしてもらったのです。

全身写真を元に、身長や肩幅、ウエストなどの数値を理論的に分析した結果をフィードバックしてくれるのですが、

この時カワノリ先生に言われた言葉が実に明快で。「おぎさん、足キレイよね。でも、長さが…バランスが…ちょっとアレよね…。うんっ、もう海外ブランドで服を買おう!」だったのです。

長年、自分はスカートが似合わないな〜。それもこれもこの変な体型のせいなんだよな〜。と思っていたことを、第三者、しかもプロにビシっと言ってもらえて、とってもスッキリして、それ以来なんだかとっても気持ちが楽になったのでした。

脱皮はまだ先の話

だからといって、この診断以来、スカートをはくようにはなっていないのだけれど、虫は虫なりに、似合うスカートの選び方は教えてもらったし、スカートをはかない分、パンツをはきこなせばいいのだし。という虫スタイルの生きる術を見つけたのでした。

スカートをはきこなせる日が着たら、完全な脱皮と言えるけど、まだそこまではいけてない。でも、殻はやぶれつつある。

私のコンプレックスはこの体型のおかしさ。というお話でした。

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さて、次にバトンを渡すのは、noteで出会った大好きなこの方
クニミユキさんです!

∞ミユキさんのnoteから私の好きな作品をご紹介∞

こんなお母さんだったらいいなー。こんなお母さんになりたいなー。
と思ったnote。

これも、ミユキさんと息子さんのストーリー。何度読んでも涙腺崩壊。

いつも素敵なnoteをかいているミユキさんにはどんなコンプレックスがあるのだろう?と楽しみです。それではミユキさん、よろしくおねがいします!!



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