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5歳女児にみる女子の世界

明日保育園いきたくない
我が家には年長5歳の男女の双子がいます。先日娘が「明日保育園行きたくない。」とポツリとつぶやきました。
娘は私に話したいことがあると、息子がいないタイミングを狙って話しかけにきます。これは何かあったんだなーと思いながら、話を聞いていると、

「ママに言うと先生に言うでしょ(今まで意見したことございません)」「ママに言うとお友達のママに言うかも(だから、そんなことはしません。ってことは、お友達絡みですね。)」
「ママに言うと、ママが悲しい気持ちになるかも(ということは、娘は何か悲しい気持ちなのだね。)」

以上から、娘はお友達との関係で何か私に伝えたいんだな。という推測に至りました。どうやって話をしようか考えているとき、娘に教えてもらった、イライラする時は紙に書けばいいよ。説を思い出して

「何かモヤモヤしてるなら、紙に書いてみればいいんじゃなかったっけ?」と伝えると、「そうだったー!」とそそくさと机へ。一生懸命書いてるなと覗き込むと、そこには「どうしてなかまはずれにするの」と書かれた紙があったのです。

なかまはずれ
まさかの「仲間はずれ」というワードに、狼狽えつつ、そんなことがあるのか…女子ってやつは大変だね。(男子もあるけれど)と思いながら、話を続けると、

・昨日保育園でお誕生日会があった
・仲良し3人組のうちの1人が誕生日を迎え、2人が6歳になった。自分はまだ5歳。
・仲良しのお友達から「今日から6歳の子とだけ遊ぶ=娘とは遊ばない」と言われた。
・早く6歳になりたい。お誕生日が早く来て欲しい。

というのです。それでどうしたの?と聞くと、そう言われたから「なんでそんなこと言うの?って聞いたんだけど理由は言わなかった。それで無視されたから泣いちゃった。昨日はそれから一緒に遊ばなかった」とのこと。

こんなことが保育園であったなんて知らなかったので、正直びっくりしつつ、それは悲しかったよね。と話していると、この話には続きがあり、娘が泣いていたので、息子が理由を聞いていると、それを見た他のお友達が「双子が姉弟ゲンカしている。」と先生に伝えたそうで、先生から、「2人は何してるの?」と言われたと言い出して…。

先生にお話しなかったの?と聞いてみると
「先生は連絡帳書く時間で忙しかったから、知らないと思う。」とのこと。(先生が忙しいのもよく分かる。)
息子に至っては、「娘が言われたら嫌かなと思ったから、言わなかった」とのこと。(なるほど、そんな配慮までできるようになるのか5歳。と思いつつも…)

こんなときどうすればいいのか

大人になったとはいえ、母になったとはいえ、5歳児の母は初めてであり「仲間はずれにされた」と思った娘の母も初めてのこと。
正直、どうすればいいのかわからない。狼狽えます。まずは話を聞くだけ聞いて、その後は家族で色々と話をしました。

>年齢の違いについて話してみる(by母)
保育園でも幼稚園でも小学校でも、4月〜3月生まれを一括りにして、一つのグループにしているから、クラスの中には早く6歳になる子もいればまだ5歳の子がいることは仕方がない。それはみんなのお誕生日によるのでどうすることもできない。

>視点を変えてみる(by母)
今は早く大きくなりたいとか、年が大きい方がかっこいいと思うかもしれないけど、ママぐらいになると30歳より29歳の方がいい。と若いってことが良いと思う時もあるよ。そう考えると、今は早く6歳になりたいかもしれないけど、大きくなったら、後からお誕生日が来る方が若くていいなーって思うこともあるかもしれない。そしたら、将来まだ◯歳になってなくていいなーって言われることがあるかもしれない。

>言った相手はもう忘れているかもしれない(by父)
昨日言われて嫌な気持ちになって悲しかったと思うけど、言った人は忘れちゃうこともあるから、昨日言ったことは忘れて今日は普通に遊ぼうって言ってくるかもしれない。

>提案:これを機に、違うお友達や息子と遊んでみるのはどうか。

>提案:他の子と遊ぶのが嫌なら、一人で遊ぶのもありだと思う。

>提案:先生に伝えてみる?
娘から?私から?息子から??(ここで夫が「パパが言おうか!!」と参戦するも娘ブロックにより阻止。)

>提案:「6歳の子としか遊ばない」といったお友達のお母さんに話をする
(ここで夫が「パパが◯◯ちゃんパパに言おうか!!」と再び参戦するもあえなく却下。)

このような感じで色々話しているうちに、以下3パターンで検討することに。

①割り切って、他の子と遊ぶ
大体の女子がもうグループが出来上がっている。
お迎え時間の関係で遊び場が分かれるので遊べない子もいる。
他の子と遊ぶのは難しそうだけど、遊べたら遊んでみる。
②娘が先生に伝える
先生から、年長さんはまずは自分でお友達と話をするように言われているので、言いづらい。けど言ってみようかな…。
③母から先生に伝える
娘、あまり乗り気じゃない。昨日こんなことがあったそうなので、どうにかしてください。というスタンスでは言ってほしくない。
昨日こんなことがあったそうなので、見守っていてください。なら言ってもよい。

結論;保育園に行ってみて様子を見てから、今後についてどうするか考えよう。ということに落ち着きました。娘も不安そうにしながらも、とりあえず行ってみる。と気持ちを立て直していざ登園すると…

1通のお手紙

昨日「今日から6歳の子とだけ遊ぶ」と行った彼女が、娘を見つけるなり駆け寄ってきて、「娘ちゃん、これあげるー!」とポケットから1枚のお手紙を出したのです。
そこにはかわいい絵が描いてあって、思いがけずお手紙をもらった娘は、驚きつつも嬉しそうにその手紙を見つめていました。
娘に「今日大丈夫?」と聞くと、「うん!」と力強く返事をしたので、ホッとしながら会社へ急いだのでした。

もしかしたら、相手の子も、昨日軽い気持ちで放った一言で、娘を泣かせてしまったことを一晩気にしていたのかもしれない。そう思うと、お手紙という手段で、お互いのわだかまりを修復しようとしたのか、年長女児の複雑な心境を感じました。

これから大きくなるにつれ、もっと色んなコトが起きるだろうし、何かをされる側、何かをしてしまう側。どちらの立場になることもあり得ると思います。そんな時、まず子供たちが心の内を表現できる関係でいたいな。そう思った出来事でした。

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