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Q.心が体に追いつかないときって経験ありますか?

A.もちろん(?)ありますよ。

一番こたえたのは6浪目の国立大二次試験の物理学の最中。

それまで謎の自己肯定力で数多の試練(親や先生たちの忠告)を突破してきた鉄壁の自信が、ここにきて体内部から破壊されました。

いわゆる「挫折」ってやつです。

それ以降もオモコロが大好きすぎて、どうしてもオモコロメンバーになりたかったから運営会社バーグハンバーグバーグが毎年開催するコンテスト「オモコロ杯」に応募するため、「誰よりも面白い記事を!」と意気込むものの「こんな程度で満足しちゃいけない!!入賞できない!!!」と一人で頭抱えて、発表日まで「入れ入れ入れ入れ入れ入れ入れ入れ入れ入れ入れ入れ入れ入れ入れ入れ」と一日中懇願して、TwitterのTLにある他者の応募記事に「それ何すか?記念受験??笑」と侮蔑の目で見て、結果発表に自作が入っていないことに「は?意味わかんない?俺のセンスちゃんと見た?そして何で記念受験のアレ入ってんの?」とスマホに八つ当たりするほど激怒して、あまりに気持ちがガチすぎて精神的にも追い詰められてしまって、毎年オモコロ杯には「学生時代に告白した俺のこと散々ディスって、後にどこか大富豪の御曹司と政略デキ婚して、他人を罵ることしか能がないのに“大人気料理アドバイザー”として日夜テレビに雑誌にSNSに引っ張りだこで、金も人も地位も家族も全てが順風満帆すぎる彼女に同窓会で否応なしに再会される」心境です。

だけど、宝くじと一緒で「何もしないとオモコロには入れない」から毎年アプローチして、本人から周囲から「何こいつヤバ」って視線の中を耐え続けています。

こんなことを続けても屈辱の記憶を増やすだけ、心身と経歴に生傷を増やすだけだと体では分かっているのに、心が理解していないからか辞めることができなくて、今年のオモコロ杯にも応募しました。

過去の如く、たぶん今年もダメでしょう。

あと何回傷つけば、いいかげん理解するんでしょうか…。

……なんか辛気臭くなったので突然の『俺の好きな名言コーナー』(いえーい!)

自分のことを、大きな仕事をやってのけるべく生まれついた人間だと思ったことは一度もなかった。いままでずっと、自分はどこにでもいる当たり前の人間なのだと思ってきた。それがいま、少しずつ、ひょっとしたら違うのかもしれないという気持ちが湧いてきた。

『偶然の音楽』
ポール・オースター(訳:柴田元幸)
新潮文庫

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