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日々のこと( 日記 / エッセイ )

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記事一覧

音の記憶、音楽で深呼吸する/サウスカロライナローカウントリー(South Carolina Lowcountry)

子育てをしていると(幼い頃なので)、自分の時間は子どもの寝かしつけの後に。そんな時に、好きな音楽を聴くのは一つのリフレッシュ。だけど、昔のように新しい音楽を探し求めて…という様な気分ではないので、少し昔の好みで止まったままになっています。 一年に何回か、随分昔に聴いていた音楽が無性に聴きたくなることがあります。 そんな時や、思いがけないタイミングで昔好きだった曲が流れてきた時に、スーーッと音が身体に響いて、呼吸が何だか軽くなる感覚を覚えます。 音楽のパワーって、計り知れな

朝の空気と、秋の訪れ。

秋らしくなってきた、今日この頃。 いつの間にか、土手には彼岸花が並んで、草むらからは虫の音色。 秋生まれの私にとって、以外にも「秋」は地味な季節という印象を持ち続けていました。イモ、かぼちゃ、柿…旬や季節から連想する色は、どこかくすんだ濃い色。 おまけに肌の色味も、イエローベース(黄みがかった色)なので、似合う色診断をすると、まさに秋色。 ずっと「春」、「夏」、「冬」の色合いが好きだったので、「秋」生まれのくせに、秋を楽しみに迎えられていなかった気がしています。 とは

昔懐かしい物との暮らし

機内持ち込みが可能な小さなトランク一つで帰国をして2カ月。 コロナ禍や社会情勢により、フライトの数や出発する空港も限られていたので、飛行機に乗るまでに一泊をして長距離移動。ロングフライトを経て、入国手続きを済ませ一泊。翌日は、丸一日移動して諸々の手続きをして故郷へ。 とても小さい子との、ふたり旅。そんな事もあって、最小限の荷物で帰国した。他の荷物は、夫が配送の手続きをする予定だったのだが、忙しいようで未だに荷物は届かない。 手荷物用の小型トランク一つで、親子の生活に必要な

甚平はいつまで?

9月が過ぎると、どことなく店頭のディスプレイがぎこちなく感じる。まだまだ眩しく暑い季節なのに、落ち着いた色合いの秋物が並び、不思議なギャップを感じてしまう。 時おり、朝早く涼しくて秋を感じることもあるのだけど。 ここのところ夏日が続いていて、暑がりで2歳の子を抱っこする事の多い私は、ついつい涼しい服を手に取ってしまう。 9月も過ぎた、とある日のこと。 子どもに、「何着たい?」と尋ねると、「これ!」と選んだのは賑やかでカラフルな甚平。 さて甚平を着せた子と一緒に、電車に乗

徒歩100メートル圏内の幸せ・ミスド編

小さい子を連れて、電車でお出かけ。歩いてくれる範囲といえば、まだまだ50メートル程。そして、すぐに抱っこ。 バギーカーは早々に乗らない宣言をして卒業。だけど抱っこをしていても、機嫌が悪くなるとのけぞって泣いて、用事も済ませられなくなる… 見ず知らずのやさしい人たち そして、子育てをしていて感じるのは「見ず知らずのやさしい人たち」への感謝。 小さな子から、高齢のおじいさんやおばあさんと幅広い世代に、色々な職種の人たち。ふとした時に、助けてもらっている場面があります。 そ