わたげノート

11年ほどの世界各地での海外生活を経て、日々の『子育て』や『暮らし』など。また、『サス…

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11年ほどの世界各地での海外生活を経て、日々の『子育て』や『暮らし』など。また、『サステイナブル』、『多様性』など、インクルーシブな社会を考えています。https://watage-note.com/

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はじめまして。

watage note (わたげノート)は、11年ほどの世界各地での海外生活を経て、『 窓 』を作ろうと始めたブログです。 名前の由来は… さて「watage note」の名前の由来についてですが… その後に出会った人たちからも、同じ印象を抱かれることもあり屋号にしております。 とはいえ、いつも綿毛のように ふんわりと心地よく居られるはずもなく… いろんな日があるけれど、訪れる人の心にふわっとそよ風を吹かせられるといいなと書いています。 海外での暮らしについて主に、オ

    • 「こおりのむこうに」かじり みな子

      絵本が好きで、子どもの読み聞かせの時間が好きです。そんな中で、印象に残っている絵本を紹介していきます。今回はきれいな色合いで優しく描かれた冬のお話、かじり みな子「こおりのむこうに」。 こおりのむこうに 「こおりのむこうに」と言うタイトルを聞くと、北の国の寒くきびしいイメージが思い浮かぶかもしれません。そんなイメージとは対照的に、本の表紙には、どこか遠くの民族衣装に身を包んだうさぎの兄弟が、楽しそうにソリに乗る風景が描かれ、きれいなピンク色のフレームに納まっています。 鮮

      • 海外出産 in アメリカ/Vol.2 サプリメント (Prenatal Vitamins)

        初めての妊娠で、すでに高齢の域。妊娠が判明した後は、色々たくさん調べて準備をしましたが、振り返ってみれば必要のないものも多かった…そんなアメリカでの出産の記録を、メモとして残しておこうと思います。 初めて海外出産を予定している方、これから考えている方など、どこか不安に思っている方に少しでも流れが伝えられたらと、手描きの柔らかなイラストと共に綴っていきます。 妊婦用サプリメント (Prenatal Vitamins) について 赤ちゃんの成長に必要な、葉酸(Folic A

        • ポツダム、ザクロウ宮殿。湖と森を散歩する。

          ドイツの東側、ベルリンのすぐ側に位置する街、Potsdam(ポツダム)。小さな町ですが、湖や川にぐるりと囲まれた場所で、水辺の多い街です。そしてお城も多い!なるほどベルリンの宮殿からも近く、ちょっとした別荘地のような位置だったのでしょうか。水辺に面した城が多く、広い庭は無料で開放されています。 (一般的に城の建物の中の見学は、有料の場合が多いです。予約が必要な場合もあるので、要確認!) 今回は、Potsdamの街から少し離れた森の中に佇む、Schloss Sacrow (ザ

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        • わたげの絵本だより
          5本
        • ふわり世界へ
          8本
        • 日々のこと( 日記 / エッセイ )
          5本

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          海外出産 in アメリカ/Vol.1 はじまり

          初めての妊娠で、すでに高齢の域。妊娠が判明した後は、色々たくさん調べて準備をしましたが、振り返ってみれば必要のないものも多かった…そんなアメリカでの出産の記録を、メモとして残しておこうと思います。 初めて海外出産を予定している方、これから考えている方など、どこか不安に思っている方に少しでも流れが伝えられたらと、手描きの柔らかなイラストと共に綴っていきます。 病院(産婦人科:OB/GYN)をみつけよう 市販の簡易検査で、陽性(妊娠)と結果が出たら、まずは自分の入っている保険

          海外出産 in アメリカ/Vol.1 はじまり

          音の記憶、音楽で深呼吸する/サウスカロライナローカウントリー(South Carolina Lowcountry)

          子育てをしていると(幼い頃なので)、自分の時間は子どもの寝かしつけの後に。そんな時に、好きな音楽を聴くのは一つのリフレッシュ。だけど、昔のように新しい音楽を探し求めて…という様な気分ではないので、少し昔の好みで止まったままになっています。 一年に何回か、随分昔に聴いていた音楽が無性に聴きたくなることがあります。 そんな時や、思いがけないタイミングで昔好きだった曲が流れてきた時に、スーーッと音が身体に響いて、呼吸が何だか軽くなる感覚を覚えます。 音楽のパワーって、計り知れな

          音の記憶、音楽で深呼吸する/サウスカロライナローカウントリー(South Carolina Lowcountry)

          ドイツで過ごす、クリスマスまでの楽しみ方

          11月を過ぎると、街の雰囲気がどこかそわそわ。少しずつ、日に日にクリスマスの飾りが、街のあちこちを彩り始めるからです。そして、あっという間に年末に…。この時期は、時が過ぎるのがとても速く感じて惜しいのだけど、とても好きな時期でもあります。 クリスマスまで楽しく過ごす、ドイツ流の楽しみ方として、アドベント・カレンダーやクリスマス・マーケット、聖ニコラウスなどを紹介しています。いつもと違う楽しい時間を過ごしてみませんか? それでは、どうか暖かく。また、ふわりとお会いしましょう

          ドイツで過ごす、クリスマスまでの楽しみ方

          幻のフランス製の金具。月とベルベットのヘアクリップ

          子どもが生まれた頃は、アクセサリーを付ける気もしなかったのだけど、ふと鏡を見た時に「何かつけたいな」と思った事がきっかけで、ヘアクリップ/バレッタを作るようになりました。 使用するヘアクリップの金具には、実はこだわりがあり…そんな話をまとめています。 主に、私のウェブサイトで書いているので、そんな中から一部を note で紹介しています。 それではまた、どこかで。 ふわりとお会いしましょう!

          幻のフランス製の金具。月とベルベットのヘアクリップ

          「ユニコーンと過ごした季節 "Margaret's Unicorn"」わたげの絵本だより

          絵本が好きで、子どもの読み聞かせの時間が好きです。そんな中で、印象に残っている絵本を紹介していきます。今回は、遠く田舎へ引っ越しをしたお話、ブライオニー・メイ・スミス「Margaret's Unicorn(ユニコーンと過ごした季節:訳)」。 Margaret's Unicorn (ユニコーンと過ごした季節) お話の舞台は、イングランドの田舎。これから冬へと移り変わる前の、秋らしい色合いの風景に楽し気な表情の女の子と、小さなユニコーンの子どもが描かれています。 秋らしい温

          「ユニコーンと過ごした季節 "Margaret's Unicorn"」わたげの絵本だより

          ヘナを続けていく。これからのサロンの在り方を思う

          30を過ぎたころから、ぽつぽつと白く変わった髪が見られるようになり、それはそれは長い歳月を「髪染め」について考えてきました。住む場所が、世界各地を転々と移ったことも、手法が定まらなかった原因でもあります。 ヘアサロンでの施術、市販のヘアカラーや白髪染めを試して、最後はヘナへ。急用や、仕事、出産や育児などで、ヘナから離れる時期もあり、「あらゆる市販のヘアカラー → ヘナ」という流れを繰り返し、ようやく落ち着いたのは、ヘナでした。理由は、自分なりに上手に、手早く塗って、待ち時間

          ヘナを続けていく。これからのサロンの在り方を思う

          編みはじめ。「編む」季節の到来

          ふわふわと、弾力のある毛糸を編みたくなる季節が巡ってきました。 耳をすませば、リンリンリン…と虫の声。ほんの少し、肌寒くなるだけで、途端に温かなものが恋しくなる、私の秋の始まりはいつもこんな風です。 私と編み物の出会い 「編み物」について書くのは、初めてなので、少し経歴について。 編み物との出会いは、小さい頃に母からかぎ編み(クロシェ)を教わって。棒編みも教えてくれたのですが、とても小さかった私には「作り目」が複雑過ぎて、早々に諦めてしまいました。 クロシェは、かぎ針1

          編みはじめ。「編む」季節の到来

          羽に包まれた花。フィッツジェラルド・リバー国立公園②

          小さい頃から、山や草原、海や渓流など人気のない場所へ行くことが多かった私。国内でも海外でも、街へ出かけるのは楽しい反面疲れやすく、人混みが苦手です。 旅の途中に寄った、オーストラリア南西部、フィッツジェラルド・リバー国立公園。 永遠に続く緑の大地が海へと流れるように広がる景色を見た時、静かで広大な世界に立ち尽くして、「こんな場所をずっと探していたんだ!」とじんわり嬉しくなりました。 さて、フィッツジェラルド・リバー国立公園には、ここにしか生育していない植物が数多く自生して

          羽に包まれた花。フィッツジェラルド・リバー国立公園②

          テネリフェ島で飲む、特別なコーヒー

          カーテンを開ける。澄んだ秋空の色、ひんやりと触れる風、部屋を照らす日の光。「おはよう。」と呼び合う声。 わが家の朝ご飯は、小さい頃からお味噌汁とご飯。少し不思議なのは、食後に母がハンドドリップした珈琲が出てくること。 天気の良い週末の朝は、どこか特別な雰囲気が漂います。ただ、人気が少ないだけかもしれないけれど…。そんな時、ふとテネリフェ島で飲んだ珈琲、「バラキート・エスペシアル」を思い出すのです。 バラキート・エスペシアル / BARRAQUITO ESPECIAL

          テネリフェ島で飲む、特別なコーヒー

          「ジュリアンはマーメイド」わたげの絵本だより

          絵本が好きで、子どもの読み聞かせの時間が好きです。そんな中で、印象に残っている絵本を紹介していきます。今回は流れるような人物の動きが楽し気なジェシカ・ラブ「ジュリアンはマーメイド」。 ジュリアンはマーメイド 柔らかな桃色の壁の前に立つのは、楽し気に着飾ってポーズをとっている男の子。大型本ですが、厚みがないせいか、はたまた、流れるような人物の動きが軽やかなせいか、重たい印象はありません。 ジェシカさんの描く挿し絵は、登場するキャラクターがとても楽し気で、愛おしく描かれている

          「ジュリアンはマーメイド」わたげの絵本だより

          朝の空気と、秋の訪れ。

          秋らしくなってきた、今日この頃。 いつの間にか、土手には彼岸花が並んで、草むらからは虫の音色。 秋生まれの私にとって、以外にも「秋」は地味な季節という印象を持ち続けていました。イモ、かぼちゃ、柿…旬や季節から連想する色は、どこかくすんだ濃い色。 おまけに肌の色味も、イエローベース(黄みがかった色)なので、似合う色診断をすると、まさに秋色。 ずっと「春」、「夏」、「冬」の色合いが好きだったので、「秋」生まれのくせに、秋を楽しみに迎えられていなかった気がしています。 とは

          朝の空気と、秋の訪れ。

          昔懐かしい物との暮らし

          機内持ち込みが可能な小さなトランク一つで帰国をして2カ月。 コロナ禍や社会情勢により、フライトの数や出発する空港も限られていたので、飛行機に乗るまでに一泊をして長距離移動。ロングフライトを経て、入国手続きを済ませ一泊。翌日は、丸一日移動して諸々の手続きをして故郷へ。 とても小さい子との、ふたり旅。そんな事もあって、最小限の荷物で帰国した。他の荷物は、夫が配送の手続きをする予定だったのだが、忙しいようで未だに荷物は届かない。 手荷物用の小型トランク一つで、親子の生活に必要な

          昔懐かしい物との暮らし