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男目線で結婚式を総括したいNO.16料理

料理=参列者の損益分岐点

参列者は3万円だの5万円だの祝儀を包む。それに見合った結婚式で「あ〜来てよかったな」と思ってくれるのである。単純に祝いにきました、というのって意外と少ないのじゃないかと参加する側になってみてわかる。全く面白くない、飯もまずい、知っている人もいない、な結婚式になぜか3万も払った俺よ、、、と帰りしなに悲しい思いをするのである。で、料理である。その他のもてなしがどれだけ良くても、居酒屋飯みたいなものを出されてはたまらない。ていうか、結婚式に参加する時くらい、珍しくてうまいもの食べたいと思うのが人間の性である。

結婚式っーのはうまくできてるな

だいたいゼクシイに乗っているプランは、最低価格の料理コースである。これは別に料理としては淋しいものではない。が、よく考えて欲しい。結婚式の食卓に並ぶのは他にもある。それは、お酒・ケーキである。

お酒のコース

まず最低価格のコースにはお酒の選択肢が少ない。アルコールはビールやハイボール程度で、少し偉い方がワインでも頼もうにも、事前にお願いしていない限りダメか追加精算なのである。そんな状況が会場に少しでも生まれる可能性を聞くと、普通に飲み物のコースは高い方のコースにしたくなってしまう。+1000円×参列者76人=+76,000円なり。おお。

乾杯のシャンパンは?

披露宴開始時には花婿がなんか乾杯といって開始する。これだけ大人数の乾杯なんてしたことないのに。しれっと結婚式ってやったことのないイベントが入るんだよな。その時に手元はに何が?すこし雅なイベントであればシャンパンなのであろう。でも、標準では飲み放題のものから選ぶのだ。そんな乾杯の前にオーダーを一人一人取って、提供していたら間違いなく乾杯の時にグダつくだろう。そう思っていた。しかし!普通披露宴というのは、花嫁・花婿は後から入場し、先に参列者たちは座ってお酒などを飲んでいるのである。そうなのか!乾杯の時にグダつくこともないじゃないか。なんだよ。と思いつつ、時はすでに当日。参列者にはシャンパングラス1つずつきちんと手元に行き渡っていた。しめて10万くらい追加。南無。

ケーキは?

ケーキは標準では入っていない(デザートは多分ある)。ケーキカットって結婚式でマストでやるものではないんだなと思いつつ、ケーキを選ぶのである。しかもイチゴなどフルーツがたくさん乗っているものは高い(そりゃそうか)。我々は最低クラスの1人1000円を選んだ。が、76人も参加していたので、7万6千円なり。ケーキにそんな金払ったこと、人生で一度もないんだが、、、。とまぁ、大人数だとこういう時に痛い。

料理の一品

式場を選ぶ際に料理を試食させてくれるところがある。それは1品だけの場合が多い。が、会場を決めて、料理決めの時にはさらにフルで食べさせてくれる。その時に、一番高いもの出してくるんだよ。もう、それ食べちゃうと、最低価格のものが寂しく見えちゃうんだよな。1万5千円のコースだったのに、1万8千円のコースにしたくなってしまう。そこをぐっと堪えられるか、結構気持ちが揺らいでしまう。でも、3000円アップしたら、仮に70人くるとしたら、21万の追加になります。これは一撃がでかい。別に祝儀が3千円多く入れてねとも言えないので、利益を削る作業だよね。我慢、我慢!…え、なに?プラス500円で最後に締めのお茶漬けが…?う〜ん、それは採用!+3.5万なり。う〜ん、結婚式っつーのは上手くできているな。

自分達のご飯

当たり前だが、自分達のご飯もカウントされている。みんなが飯食っている前で、何も食べていないのは滑稽ではある。でも、そんな食べている時間なんてあんのかな?意外と食べる時間は結構あったりする。これは頼んでおいても良いでしょう。まぁ主役だしな。というか、自分達だけ食べていないのはきっと悲しいだろう。

と、上述のようにメシ代は嵩むのである。結婚式の費用の40%くらいはメシ代であった。参列者の損益分岐点でありつつ、コストとしてのボリュームもすごいご飯代は悩ましいけど、今思えば最低ランクでも全然よかったのではないかと思ったりする。結局グレードの高い飲み物(カクテルとかワインとか)ってそんなに出なかったみたいだし。

ただ、最低価格のご飯が不味いなら、高くしたって対してどうせ美味しくもならないと思う。それなら、他のサービスを良くしたいよね。その式場による、という曖昧な結論。

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