日々、食材を軸に多くの事に関わっている僕にとって、レストランや料理屋で食事をする機会は少なくない。
多くの場合、それらのお店の料理人さんとは僕が提案する食材で関わりのある事がほとんどだ。
食べに行けば、そのお店がどの様な料理をどの様なサービスでやっているのかがすぐわかる。更に深く関わっているとその料理にどんなストーリーがあって、またどんな想いが重なっているかを知っている場合すらある。
職業柄のせいか、どんな場合でも外食の際は、そのお店に食べに来てあげたでは無く、食べにお邪魔させて頂いているといった気持ちでいる。

食材に本気な僕は、料理に本気な料理人さんとはとてもウマが合う

そんな事からレストラン側のクリエイティブな裏側の視点から見てしまう僕だが、ビジネス的な関わりが無いながらも時折お邪魔させて頂いているレストランがある。

東京三田にあるレストランなのだが、そこのオーナーシェフの執筆している本を読んだ事がきっかけで夫婦でランチに食べにお邪魔したのが始まりだ。
昔ながらの凛とした一皿なのだが、いつも新しく、ここが日本だと感じられ、また驚かされる。
サービスも一流だ。奇をてらう驚きの接客は一切無いのだが、毎回感動させて頂ける。そのせいで料理も1.5倍美味しくなる。
レストランの入り口で夫婦で背を正す。
ようやく肩の力を抜き入店出来る様になったのは最近だ。
夜食べにお邪魔するときは夫婦の中で成長を感じた時と決めている。なのでいつもランチでお邪魔する。間違っているかもしれないが、こればっかりはこれでいい。僕の中で情緒的に位置付けている。

僕はそのレストランでいつも自身にリセットをかける。今のモチベーションは？今の感性は？今、目の前の課題に最短距離で臨めてる？
勝手ながら再確認、再認識を繰り返させて頂いている。

いつもそんな気持ちにさせてくれる事に感謝しかない。
次はいつお邪魔しよう。。

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