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全然役に立たない私の日常|#2 「夢」

前回の「全然役に立たない私の日常」が意外にもたくさん読んでいただけたので、これからは定期的に全然役に立たない私の日常を発信していこうと思う。

もちろん役に立つようなことは何一つ書いていないので、ここから学ぶようなことも何一つないし、全体的に中身がないので、読んだ分だけ時間が無駄になるのが特徴であるが、では書いている私は時間を無駄にしているのかというと、はっきり言ってそうである。こんなことは時間の無駄だ。そうわかっていながら無駄なことに打ち込んでいきたいという強い意思をもって、この連載を続けていきたい。

本当にどうしようもないのだが、昨晩は、とある人とキスする夢を見た。目覚めは最悪だ。別にこれは相手が嫌いだからとかではなく、キスシーンなどというものを夢の世界に映写してしまう自分の脳があまりにもろくでもないからである。

たとえばこれが佐藤健とのキスシーンだったとしたら、それはもう一周回って嬉しいが、だいたい私の夢には憧れの美男子などは出てこないのである。普通に、好きでも嫌いでもないただの知り合いとキスをしてしまった。私はこれから一生この気まずさを抱えて生きていかねばならないのだ。夢の中でこっそり唇を奪って申し訳ないと。

自分で書いてて、ウェッとなった。「唇を奪う」というフレーズなど正気で書けるものではない。これが「佐藤健が、石原さとみの唇を奪う」だったら、それはもう喜んで書けるものだが、「私が、知人男性の唇を奪う」だと、これはもう気持ち悪すぎる。ウェー。私の脳はいよいよおかしくなってしまった。

キスシーンの夢を見てしまったのは、もしかすると一昨日、『船と氷山』という映画で、ロバート秋山さんと友近さんのキスシーンを観たからかもしれない。話のあらすじがタイタニックに酷似しているラブロマンスで、展開が完全に読めるので、えっ、この後ってキスするのかな、キスするのかな、したーー!!というような感じで、ハラハラドキドキさせられっぱなしだった。このキスシーンに対するドキドキ感が吊り橋現象的に私の恋心を錯覚させ、夢の中までコントロールしてきたのだとしたら…?ありえないことではない。

そういえばこんなことは前にもあった。確か去年の冬、金曜ロードショーか何かでたまたまハリーポッターシリーズを観ていると、唐突にハリーが女の子にキスしたのである。ハリーポッターは結構大人になっていて、相手もハーマイオニーではなく知らない女の子で、私は「ハリーが知らない女子にキス!!!」と割と衝撃を受けた。そしてその夜、私は知らない女の子とキスする夢を見た。ものの見事に、そのまんまである。

アホなのだろうか。脳があまりにも単純すぎる。せめて主役のハリーポッターとキスする夢を見ておいてほしかった。なぜハリーポッター視点で知らない女子とキスをしとんねん。私は夢の中でまでアホであった。

私が過去に見たラブロマンス系の夢は総じてアホである。船越英一郎氏がまだトラブルを起こす前、私と一緒のエレベーターに乗り込んできて、「付き合っちゃおっか?」と言われたこともあった。高嶋政伸に後ろから抱っこされてドキドキしたこともあったし、えなりかずきと手繋ぎデートをしたこともある。まんざらでもなかった。えなりくんは私に優しかった。少なくとも夢の中では。

私の夢よ、なぜそのチョイスなんだ。そして私の脳よ、もう少し人選を頑張ってはくれないか。それともこの一連の夢は、目覚めの私に対しての渾身のボケなのか。一晩をかけて脳がボケっぱなしのコントを作り出し、寝起きの私からのツッコミを待っているのか。そうであるなら結構面白いけどさ。

夢の中でくらい、佐藤健と付き合ってみたいものである。

※有名人の方々のお名前は、文脈上のユーモアを重視するため、敬称を略して記載させていただいております。呼び捨てにしてごめんなさい!!!



HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞