《今週のテーマ：100%のあなた》

「やってみよう」、「できる」という決断や感情が自主的な行動を生むように、「失敗するかもしれない」という感情がその後の行動に躊躇いをもたらすことは事実です。

苦手意識を持った作業や環境下で、自分にとって最大のパフォーマンスを発揮することは不可能に近く、萎縮した状態で「精密さ」を求めるのは無理があります。どんな時でも「意外と簡単かも」といった気軽さや、「できる」という自信を継続させる環境が必要なのです。

何かに失敗してしまったと感じた時、私たちは自分（または他者）の能力を責めはしても、自分自身の感情や環境に意識を向けることを蔑ろにしがちです。
能力を存分に発揮できる状況ではないのに、「私の能力が低いから…」と自分に対する肯定感を下げてしまっている場合もあるということですね。

物事に取り組む前に湧き上がる感情が否定的なものではなかったか。元々、体調が悪かったり、非常に暑い、湿気が多いといった調子を崩しやすい環境ではなかったか。自分や他者を否定する言葉を多く耳にする状況ではなかったか、など。あなたの行動を躊躇わせる要因は、この世界にたくさん存在するのです。

100%のあなたが起こす行動と、50%のあなたが起こす行動では、満足感も違えば、結果も異なります。
私たちの身を置く環境が能力に直結しているとすれば、あなたはどんな場所でどんな人たちに囲まれて日常を過ごしたいですか？　決めるのは勿論、あなた自身です。