見出し画像

ゴンゾ様 疫病祓・息災長久おまもり

宮崎神宮に久しぶりに初詣に出かけたところ、珍しいお守りを見つけた。
それはゴンゾ様

「コロナ対策で去年の5月から販売を始めた」とのこと。

お守りには、次のような説明がある。

大昔のこと、当宮摂社皇宮神社の鎮座する下北方町のある家に泊めてもらった男が、疫病流行を予言し、それを防ぐ方法を教へました。間もなく疫病が流行しましたが、家の人は教へを守り、防ぐことができました。予言した男はスサノオノミコトといはれてゐます。方法は八つ手とニンニクの葉を戸口に貼ることでしたが、いつからか代はりに「ゴンゾ様」と呼ばれる護符が各家の戸口に貼られるやうになりました。

①下北方町のある家に泊めてもらった男がいた。
②疫病流行を予言し、それを防ぐ方法を教えた。
③間もなく疫病が流行しました。
④家の人は教えを守り、疫病を防ぐことができた。
⑤予言した男はスサノオノミコトといわれた。
⑥方法は八つ手とニンニクの葉を戸口に貼る
⑦代わりに「ゴンゾ様」と呼ばれる護符が各家の戸口に貼られるようになった。

⑧スサノオノミコトは午頭天皇とも言われている。
⑨午頭天皇が鈍って「ゴンゾ様」と呼ばれるようになった。

宮崎神宮の掲示物の説明は以下の通り。

⑩疫病祓・息災長久おまもり
⑪この御神徳にあやかり、コロナウイルス早期鎮静、皆様のご健康を願って特別おまもりを奉製した。

「毎日新聞」2020/4/30 18:54(最終更新 4/30 18:54) 有料記事には、
⑫新型コロナウイルス禍が続く中、宮崎市神宮2の宮崎神宮が、疫病退散の御利益が伝わる「ゴンゾ様の護符」のお守りを作った。
⑬紙製(300円)とケヤキ古材製(500円・数量限定)がある
⑭2020年5月1日から発売した。

https://mainichi.jp/articles/20200430/k00/00m/040/204000c

上記の記事には、下記のように地元で配布される御符が紹介されている。
⑮現在でも各家に御符が配布されている。

取り急ぎ、このゴンゾ様について、情報を整理してみたが、文献がないのだろうか?新聞記事なども探してみることとする。

宮崎には、アマビエでなく、ゴンゾ様がある。との説明があるが、アマビエの前に目撃されたのは、日向灘でのアマビコであることから知られる必要があろう。

隣国の日向国(宮崎県)には尼彦入道(あまびこにゅうどう)が出現、「西海の沖」のみの記述も一例ある。日向国イリノ浜も、架空の郡名であり領国内の具体的にどこの海域か特定できない。
『東京日日新聞」明治8年[1875年]8月14日号=史料 5「天日子尊」長野 2005, pp. 24–25; 湯本『#明治妖怪新聞|明治妖怪新聞』、1999年、178–180頁

今後、追記する。

ちなみに、以下のサイトにゴンゾ様のエピソードを小説風に書いた記事があるので、ここに紹介する。

https://www.kowaestate.jp/diary/detail/56575


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?