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ポケモンを殺す鬼滅

つまり?

つまり、このnoteで言いたいのは、

"鬼滅という超神作画(リッチコンテンツ)に小学生の頃から晒される次世代の日本人マジでやばくないですか?"

です。劇場版の鬼滅の刃は日本でトップレベルのアニメーションですが、日本でトップということは世界でトップのアニメーションコンテンツです。

まずは言葉の定義から

ここでのポケモンとはゆとり世代の子どもの頃のアニメのことを指します。つまり、デジモンでも遊戯王でもガッシュベルでもOKです。
僕はいま26歳です。

そして鬼滅とは、つい先日の10月16日に劇場版が公開された"鬼滅の刃"のことです。公開初日、TOHOシネマズ新宿では早朝から深夜にかけて42回上映という驚異的な上映回数で、新宿エリアだけで1日に100回近くも上映される異例の事態になったそうです。それでも早朝の7:30〜の上映以外は満席(弟が7:30から観た)で、周りは子ども連ればかり、初日の興行収入は10億円を突破しました。

ちなみに、『天気の子』は初日から週末3日間の興行収入が16億4000万円です。

初日で10億円のヤバさが伝わったでしょうか、鬼滅の刃の週末3日間の興行収入の速報が楽しみです。

また今後出てくる"ufo"とは今回の劇場版鬼滅の刃、深夜アニメ版鬼滅の刃を制作したユーフォーテーブル有限会社というアニメ制作会社のことです。
この"ufo"、アニメの時から作画が劇場版並、この作画のために何人のスタッフが亡くなられたんだろうかなどとウワサされている、神作画で有名なアニメ制作会社です。

今更書くことではないでしょうが、鬼滅の刃は、株式会社集英社の週刊少年ジャンプに2016年2月15日から2020年5月18日まで連載されていた漫画です。ただ、この

定額動画配信サービス×リッチコンテンツ×少年ジャンプ=既存子ども向けアニメーションの破壊

というのが、このnoteのメインテーマです。
クオリティの高い深夜アニメをファミリーがプライムビデオ(実際に鬼滅の刃が観れます)で観れるというのが全ての始まりだと思います。

余談ですが、というか、noteタイトルの伏線を既に回収してしまったので以後すべて余談なんですが......

今年8月15日に公開された"ufo"制作の劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」Ⅲ.spring songは公開10日で興行収入10億円を超え、9月末日で18億円を突破し、全3章累計興収が50億円を突破しました。

何が言いたいかというと、

ufo制作のアニメーション映画ヒットしすぎ問題あるけど、それを加味しても鬼滅の刃の初日10億円の切れ味すごすぎる

です。

僕が深夜アニメにハマった理由

僕が深夜アニメにハマったのは高校3年の秋です。大学受験に独学で挑んでいたので、毎日深夜まで自宅でぼっちで勉強していました。

そんなことしてたら当然、疲れますし、深夜にテレビ見たくなりますよね?

そうです。勉強で疲れ切ったので気分転換のために久しぶりにテレビを付けたんです。
チャンネルをパチパチしていて映ったのが"ギルティクラウン"という深夜アニメ。

は???????シンプルに深夜アニメのクオリティ高すぎない?

ってなりました。

そして同クールに放送されていたufo制作のfate/zeroでアニメに完全にハマり、会社の同期と秋葉のイベントに行く程までに....(その同期はアニメーションに関わる仕事がしたいと言って辞めていきました、元気かなアイツ)

何が言いたいかというと、

"ufo"の神作画が僕の既存コンテンツに対するブラックスワンだった

です。fate/zeroは5周はしました。fate grand orderは事前予約からやって、2度iphoneを水没させて現在3周目です。

なぜハマったかと言うと、シンプルに作画がヤバかった。
水と雪の作画がやばい、僕が写真で撮るよりもよっぽど水と雪。
#日本語の限界
ポケモン・遊戯王世代の僕のアニメ=テレ東の固定概念が破壊されたんです。

なんか、

アニメのポケモンはOK、
深夜アニメはオタクみたいなイジメありませんでした?

これのせいで何人死んだかわからないです。
#急に話しが重い

そういう世代なので、この”棚から深夜アニメ”は、超大型巨人にウォール・マリアの壁をぶち壊されるくらいのインパクトがありました。深夜アニメは青年以上向けという暗黙の了解というか空気を、国境を越えてぶち壊したAmazon様キレッキレすぎて大爆笑です。
いいぞ、面白いからもっとやれ!!!!

そして、

今の小学生はこのインパクトがデフォでインストールされてるんですよ?

本2冊は書ける

ここからですね、
・そもそも神作画とはなんなのか
・空間に縛られない、アニメーションのカットとアングル
・アニソンの地位を上げたLisa
・梶浦由紀という天才
・漫画家を目指す地獄
・鬼滅の刃の作者さんが女性というニュースで炎上してしまう日本
・大量生産とリッチコンテンツの時代転換
・ラグジュアリー商品の戦略が下手な日本
・深夜アニメが放送されてから爆発的にヒットした鬼滅の刃の広告戦略
・ヒットを生み出し続ける少年ジャンプの編集者と作家と読者を超えた秘伝のタレシステム
・アニメとイジメ
・宮崎勤の連続幼女誘拐殺人事件と京都アニメーション放火事件

など、無限に話しを広げられるし、深掘れるんですよね。

本2冊は書けます。

京都アニメーションの事件については下のnoteのシリアスな蛇足で少し書きました。

現在、情報量革命が謳われていますが、僕らが知らないところでソレは加速度的に速く、広がっていっていると思います。今回のように、そのほとんどはGAFAがキッカケとなっていそうですが。ただ、上手く利用するとこれだけの爆発力があるんだなというある種の怖さすら感じました。

ドヤ顔で次々世代の後輩に、最先端を知ってる風で話すと痛い目を見そうです。

以上、まったく面白い時代に生まれてきてしまったもんだと思った、ゆとり世代の日記でした。

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