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プライドが高い人の長所と短所とは?上手な関わり方や克服法もご紹介!

プライドが高い人との付き合い方に頭を悩ませている方、また自分のプライドが高いことで生きにくさを感じている方は多いでしょう。
この記事では、プライドが高い人の特徴や関わり方、プライドの高さを克服する方法などをご紹介していきます。

■プライドが高い人は損?克服法や上手な関わり方

自分に対する誇りや自尊心のことを「プライド」といいます。
人生においてプライドを持つことは決して悪いことではありませんが、あまりにも高すぎると周囲の人を困らせるだけでなく、自分自身を苦しめることになりかねないため注意が必要です。
そこで今回は、プライドが高い人の長所と短所から、プライドが高い人との関わり方、プライドの高さを克服する方法までご紹介していきます。
プライドが高いことで悩んでいる方やプライドが高い人との上手な付き合い方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

■プライドが高い人の長所

プライドが高い人というと、マイナスな印象を抱きがちですが、そのプライドの高さが時にはプラスに働くこともあります。
まずは、プライドが高い人に見られる長所をご紹介します。

・基本的に有言実行

プライドが高い人は他人からの評価を非常に気にするため、基本的に自分で宣言したことは何があってもやり遂げる有言実行タイプであることが多いです。
他人からの評価によって、自分の価値を図っていると言っても過言ではありません。
そのため、自分で宣言しておいて結局できなかったとなれば、「他人から馬鹿にされてしまうのではないか」「自分は価値のない人間だと思われるのではないか」と言った心理が働くのです。
他人からの評価を下げないためにも、一度口にしたことは何としてでもやり遂げようとする力は、周りの人からの信頼獲得につながる長所と言えます。

・探求心や向上心が高い

プライドが高い人は常に他人よりも優位に立っていたいため、探求心や向上心が高い傾向にあります。
出世はもちろんのこと、家や持ち物、外見など、理想の自分を手に入れるための努力なら一切惜しみません。
自分が博識であることをアピールするのも大好きなので、本や新聞、ネットなど様々な媒体を駆使して、頻繁に情報のアップデートを行っている人も多いです。
他人からの評価を上げるためという動機はともあれ、探求心や向上心を持って成長し続けようとする姿勢は、多くの人が見習うべき長所でしょう。

・リーダーシップがある

プライドが高い人の長所には、リーダーシップがあるという点も挙げられます。
上記の有言実行や探求心、向上心が高いことに加え、負けず嫌いで自分の意見をはっきり口にするといった特徴もあることから、周りから頼りにされることも多いでしょう。
他人からリーダーともてはやされて高い期待をかけられるほど、それに応えようとさらに張り切ります。
逆にプライドが低い人は、自分に自信がなく他人に遠慮したり周りに合わせようとしたりする傾向にあることから、リーダーなどの責任ある立場には向いていません。
職場でも、プライドが高い人が責任のある立場を任されるケースはよく見られます。

■プライドが高い人の短所

上記のように、プライドが高いことは必ずしも悪いことばかりではありません。
しかし、あまりにもプライドが高すぎると、自分で自分を追い込んでしまったり、他人に迷惑をかけてしまったりします。
ここからは、プライドが高い人の短所を見ていきましょう。

・自分のミスを認めない

プライドが高い人の短所は、自分のミスを認められないことです。
自分のミスを認めることは、自分に価値がないと言っているも同然の非常に屈辱的な行為なのです。
そのため、たとえ自分のミスであっても他人のせいにしたり、嘘をつき事実を捻じ曲げたりして、絶対に謝ろうとしません。
しかし、自分のプライドを守ろうと躍起になって自分のミスを否定するほど、周りからの評価は下がっていってしまいます。
素直に謝罪できないことが自分の立場を悪くしていることに気付いていたとしても、一度言ったことはなかなか覆せないので、本人も苦しい思いをしている可能性があります。

・他人より優位に立とうとする

プライドが高い人が持つ他人よりも優位に立とうとする特性は、探求心や向上心につながることもありますが、周りの人からは煙たがられることも少なくありません。
例えば、話し合いの最中に相手が少しでも本題から逸れたことを言ったり言い間違えをしたりすると、すぐに上げ足を取って必要以上に厳しく指摘したりします。
また、自分が間違えるはずがないと信じているので、相手の反論は聞かずに押し通そうとします。
他人よりも優位に立とうとするあまり、自分以外の人を敵とみなして自分の弱みをさらせなくなり、孤独に陥っている人も多く見られます。

・臨機応変が苦手

プライドが高い人は、最初に決めたことを最後までやり遂げることが得意な反面、臨機応変が苦手です。
正しい情報や周りの意見に耳を傾けて自分の考えを改めるということができないので、間違った方向だとしてもそのまま突き進んでしまいます。
また、長所の部分でも述べたように、自分の承認欲求を満たすために高い探求心や向上心、リーダーシップを発揮する人が多い一方で、失敗して自分のプライドが傷つくことを恐れて、消極的な性格になっている人も少なくありません。
そういう人は、仕事でもできるだけ無難な作業を選び、恋愛でも自分から積極的にアプローチしようとはしません。
ただ、毎日を淡々と過ごすことで失敗を避けプライドを保っているので、想定外のことが起きるとどうしてよいか分からなくなってしまうのです。

・実は繊細

プライドが高い人は一見メンタルが強いと見られがちですが、実は繊細で傷つきやすい人が多いです。
他人からの評価=自分の価値と考えているため、自分が周りからどう思われているかを常に気にしています。
他人のミスや弱みには敏感なものの、自分の弱点については認識できていないので、それを他人から指摘されると心が折れやすいです。
また、周りは冗談のつもりで言ったことも本気で受け取ってしまうことから、ちょっとした言動ですぐにカッとなったり落ち込んだりします。
悩みがあったとしても他人との優位性を意識するあまり、相手を敵対視しているので、周囲に相談できず一人で抱え込んでしまいがちです。

・他人に厳しい

他人に対して厳しいところも、プライドが高い人にありがちな短所のひとつです。
自分よりも年齢や学歴、職歴が低い人には、特に厳しく当たります。
プライドが高い人は、他人からの評価を得るために完璧主義になっていることも多く、それを他人にも求める傾向にあるので些細な失敗も許せないのです。
自分の非を認めない、他人よりも優位に立とうとする、冗談が通じない、周りに弱みを見せられないといったことも相まって、プライドが高い人が他人と深い友人関係を築くことは難しいでしょう。

■プライドが高くなる要因とは?

自分のプライドの高さに悩んでいる人も、プライドが高い人との関わり方に悩んでいる人も、それを克服するにはまず、プライドが高くなる要因について理解しておくことが大事です。
ここでは、プライドが高くなる主な3つの要因について解説します。

・失敗の経験が少ない

養育環境や過去の経験は、プライドの高さに大きく影響しています。
子供の頃から容姿が良かったり、勉強やスポーツも無難にこなしていた人は、親から褒められたり同級生から持て囃されたりしている内に、自分は特別な存在であると認識するようになり、徐々にプライドが高くなっていく人も多くいます。
親が過保護で何事も先回りして行動してしまい、失敗経験があまり得られなかった人もプライドが高くなりがちです。
周りが助けてくれて当然という考え方が、大人になってからも染みついているのです。
ちょっとした失敗も受け入れられず、プライドを守るために他人のせいにしたり嘘をついたりするようになります。

・過去の成功体験を引きずっている

過去に、仕事やスポーツで大きな成果を上げたことによって、その時の快感や栄光が忘れられずにプライドが高くなっている人もいます。
自分が一生懸命努力してきたことが報われれば、誰でも嬉しく感じるでしょうが、それをいつまでも引きずっていては、今後の成長は期待できません。
また、年齢を重ねれば体力が低下したり、新しいことを覚えるのに時間がかかったりするようになってきますが、その現実を受け入れられないと過去の成功体験にすがってしまう人が多いようです。
他にも、これまでの実績が、周囲の協力や力添えによって積み上げられてきたものであるにもかかわらず、すべては自分の能力によるものと勘違いすることによってプライドが高くなるケースもあります。
これは特に、人の意見を聞くことが苦手な人やこだわりが強い人によく見られます。

・自己肯定感が低い

プライドが高い人には自信家の人が多いような印象を受けますが、反対に自己肯定感が低いことによってプライドが高くなっている人もいます。
自己肯定感が下がる原因は、家庭環境や学校教育、友人関係、過去の失敗体験など人によって様々です。
親や周囲から人格を否定されて育ったり、学校でいじめを受けたり、仕事で理不尽な叱責を受けたりといった経験から、自分に自信が持てなくなり何をするにも周りの目を気にするようになってしまいます。
他人を見下して相手よりも優位に立つことでしか、自己肯定感を保てない人もいます。
自信のなさが、プライドの高さに表れている場合もあるようです。

■プライドが高い人との上手な関わり方

プライドの高い人が身近にいると、ちょっとした言動で怒らせてしまったり傷つけてしまったりする可能性があるため、付き合い方に悩んでいる方も多いでしょう。
そこで、プライドが高い人との上手な関わり方を3つご紹介します。

・ちょっとしたことで褒める

プライドが高い人に対しては、服装や髪型、仕事でも何でも良いので、とにかく褒めることが大切です。
ちょっとしたことでも毎回褒めていれば、相手の承認欲求を満たせて、円滑な関係を築けます。
ただし、あまり大袈裟に褒めると「本心でないのでは?」と疑われて、かえってプライドを傷つける可能性もあります。
あくまでもわざとらしくならない程度に、さり気なく褒めるようにしましょう。

・意見を否定しない

プライドが高い人と会話する際は、相手の意見や考え方を否定してはいけません。
特に、悩み相談をされた場合は、共感を示すことが重要です。
プライドが高い人が他人に相談を持ち掛ける時は、自分の中ですでに結論が出ており、それを後押しする答えを求めていることが多いです。
それに対して正論で返してしまうと、機嫌を損ねる可能性があります。
「それは大変だったね」「分かるよ」とできるだけ感情を込めた声掛けをしてあげれば、相手のプライドを傷つけずに済みます。
とはいえ、余計なトラブルに巻き込まれたくないのであれば、聞き役に徹するのがおすすめです。

・自慢話やマウントは受け流す

プライドが高い人の中には、自慢話やマウントを取るような発言が多い人もいますが、すべて真に受けていては疲れてしまいます。
時には、「それは違うのでは?」と言いたくなることもあるでしょうが、反論すると機嫌を損ねかねません。
そのため、話はしっかり聞いているという姿勢を見せつつも、ある程度受け流すスキルを身に付けた方がストレスなく付き合えるでしょう。

■プライドの高さを克服する方法

プライドが高いことで周囲に迷惑をかけている自覚がある方は、以下の3つの方法を実践することで克服できる可能性があります。
・自分の弱みを書き出してみる
・直したいものから順に改善していく
・周囲の人に感謝する
プライドの高さを克服したい人は、まず自分の弱みをすべて書き出してみましょう。
他人から弱みを指摘された時に備えて心の準備ができますし、自分で自覚していれば素直に認めることができます。
次に、書き出した弱みを直したいものから順に改善していきます。
一気に直すことは難しいため、少しずつ克服していくことがポイントです。
また、周囲の人に感謝することも忘れてはいけません。
何かをやってもらって当然という態度ではなく、些細なことでも感謝の気持ちを持つことが重要です。
感謝の気持ちは、必ず言葉にして伝えるようにしてください。
これら3つのことを意識するだけで、今よりもずっと生きやすくなることが期待できます。

■まとめ

プライドが高いことは決して悪いことばかりではありません。
しかし、プライドを守ることだけに必死になると、周囲の反感を買ったり、自分の弱みを見せることができなくなったりして、孤独に陥ってしまう可能性があります。
プライドが高くなる要因には、育ってきた環境や過去の辛い経験が影響していることも多いため、克服するのは簡単ではありません。
まずは、自分の弱みや失敗を認め、周囲への感謝を忘れないことが大切です。
急な改善が難しくても、できるところから改善していく努力を心がけてください。
また、周囲の人の関わり方次第で変化していくこともあるため、完全に無視するのではなく、なるべく共感してあげるようにしましょう。


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