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話題作はハズレが多い


 皆さん、こんにちは。映画大好き。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 さて。ワタクシ、自分では結構な映画好きだと思うんですが、意外と映画の話はしなかったりします。
 よく、人から「そんだけ沢山観てるなら、映画のブログでも書けばいいのに」ってな事を言われるんですが、ぶっちゃけ、


 (´°Д°)」 書きたくない。


 だってさあ、映画は楽しいから観てるんだぜ? 感想や解説を書くことが義務になったら楽しくないやん?
 それに、これも映画の話題が少ない理由としてはかなり大きいんだけども。たぶん、ワタクシ映画は軽く1,000本は観てると思う。数えた事はないから知らんけど、1,000本は下回らないだろう。


 例えば、MCUのシリーズだけで25本以上。007だけでも20本以上、10日3日の金曜日だけで7ぐらい、仁義なき戦いだけで10ぐらい、ターミネーターだけで5もある、ってな具合に数えると、それなりの人気シリーズ物だけで簡単に200本ぐらい観てる計算になっちゃう訳だ。
 そこへホラー系、ゾンビもの、サメ映画や、下手に人気が出て調子に乗って続編を作っちゃったシリーズを加えるだけで、500本は堅い。
 うむ。だが、これで観てる映画が3,000だろうと5,000だろうと、さほど変わらない。
 何故なら、


 (´°Д°)」 面白い映画は
 10%ぐらいしかないから。


 そう。感想を書くったって、感想を書かずにおれぬぐらいの名作なんて、50本に1本程度。何らかの感想を書きたくなるような作品でさえ、10本に1本もあればいい。
 残りは全部、


 (´・Д・)」 この映画観ました。フツーでした。


 で終わっちゃう。悪いけど。
 それでも感想・解説を書こうと思うと、その映画を2回観て、2度目は目を皿のようにして細かい部分をチェックし、文章を書くために観察しなければならない。関連作品を観ていなければ観る必要がある。俳優や監督についても調べるべきだろう。
 そこまでしなきゃ、85%ぐらいの映画は、文章にする価値がない。

 あれ? 残り5%は何だ? って?


 (´・Д・)」 クソすぎて
 感想を書きたくなる映画。



 要するに、「あなた、毎日毎食の感想を事細かに書け」って言われても、大半はメニューが何だったかを書くしかなくなるし、イマイチ、フツー、うまい! ぐらいしか書けないでしょ、って事なのである。
 飯の感想を書くために飯を食うってのが、どれほど苦痛であるか。映画と飯では優先度合いも違うが、ワタクシにとっては、そーゆーモンだ。

 それに、今でも映画はたくさん観るが、過去観た映画の感想を新たに書こうとすると、やっぱりもう一度観る必要があるし、過去の印象や感想と、現在の価値観や技術で折り合いがつかない事もある。
 時間コストを考えても、やはり簡単ではない。

 それに、「好みは人それぞれ」「合わない作品は観なければいい」という風潮が広まり、一定割合のコンセンサスが取れてないと「この映画つまんねー!」って意見が書きにくくなってる。

 どんな文句も許されろとは思わないが、言いたい事も言えないこんな世の中じゃポワソンダブリる。

 さて。なんで突然映画の話を始めたか、と言うと、


 世間ではとにかく、
 話題作、名作だと
 言われてるけど、
 全然ピンと来なかった
 映画ってありませんか?


 コレは、ベストセラー小説なんかにも言える事なのですが、残念ながら、

 話題作ってのは
 つまらないモノ
 が多いのである。


 こう言い切ってしまうと反論が来そうだが、概ねって事で例外はある。また、話題作ってのは作品の外の何某か。つまり、作者や御時世で話題になってるケースもある。

 そして、あらゆるジャンルの趣味は、初心者とマニアの間で感想が違ってくる。
 野球の試合ひとつでも、素人には凡試合に見えるが、マニアには垂涎モノだったりする、と言えばいいのだろうか。


 当然のように本を読み、
 当然のように映画を観る勢


 と、

 年に2~3冊読むし、
 映画も2~3本観るよ勢


 では、感想が違って当然なのである。特に、


 (´°Д°)」 ミステリー作品。


 慣れちゃうと、色んな所から犯人がわかる。映画好きなら、配役からも推理できる。無論、犯人が分からない事が面白いミステリーの条件ではないし、犯人がわかってても、何度見ても面白いものは面白い。
 だから、話題作になったミステリーは、大概、ミステリー好きには、


 (´・Д・)」 最初の5分で犯人も展開も全部読めた。

 
 ってな事になりがちなのである。だって、もう何回も似たようなシチュエーションを体験してるんだし。

 だから、ワタクシの場合、サスペンスホラーとして名高い「SAW」(同じ「ソー」でも「THOR」ではない)はイマイチ楽しめなかった。

 コレは犯人当てはしてなかったが、正直、冒頭からのソリッドシチュエーションや、絶望的な展開は面白かったのだ。ワクワクしながら観ていた。しかし、犯人が姿を現わすところで、


 (´・Д・)」 お前が死んでなきゃ、話の前提がソリッドじゃなくなるだろ、、、?


 って、冷めてしまったのである。
 とは言え、つまらない訳ではなかったし、ちゃんとハラハラはしたんだけどね。
 あと、タイトルの「SAW」の意味が、ノコギリのSAWってだけではなく、See - Saw - Seenの意味があったと知った時はゾワっとした。


 (´・Д・)」 英語力ないので、知人に教えてもらうまで気付かなかった。


 まあ、つまらないとは思わないけど、世間で騒がれてるから、期待しちゃったのか、 


 (´・Д・)」 噂ほどではなかったか、、、。


 と言うのが本音である。
 噂ほどではなかった、と言うと、もう一本。


 (´・Д・)」 ユージュアル・サスペクツ。


 これは「犯人がわからない」と話題になってた作品である。
 いや、コレ、肝心のミステリー部分以外は非常に面白い作品だったのよ? 演技とか素晴らしかったし、特にどんでん返しのシーンは、ゾワゾワするような演技だった。

 ただ、ワタクシは「面白いミステリー映画だ」「犯人が全然わからない」「どんでん返しが凄い」と言う評判を聞いていたので、本腰を入れて鑑賞しようとしたら、


 (´・Д・)」 えっ?
 オープニングの時点で、
 犯人ってコイツしかおらんやん…



 ってなって、でも、皆が「わからない」って言ってたし、どんでん返しがあるらしいし、うーん、コバヤシ? コバヤシが犯人? いや、でも、コバヤシが犯人でも何も面白くないし。いや、でも、コイツしかおらんやん、、、?

 と犯人が他の誰だったら面白いかを想像しながら観てた。
 言うまでもなく、犯人は予想通りだった。

 まあ、この映画、なぜ犯人がその凶行に及んだか、なぜ警察に聴取される必要があったか、どんなメリットがあったか、ないならないで、何故そうしたか、そーゆー物語に必要な部分が空っぽなのである。なぜ弱者を装う必要があったか、真実の割合はどの程度だったのか、整合性の部分が酷い。そーゆー意味でミステリーとしてはクソ映画でしたけど、演技やメモのシーンなど、娯楽映画としては面白かったんですよ。

 つまり、減点方式だとクソ映画、加減算だと±0、加算だと高得点。という一風変わった評価なのである。
 そして、ミステリー慣れしていないと、どんでん返しのシーンで満点のミステリー映画になるのだろう。
 ワタクシにとっては「映画という、ファンタジーとして面白い作品」だったのである。

 さて。
 ワタクシが突然、この「ユージュアル・サスペクツ」の話をしだしたか、という事なのですが、

 最近ネットを見てると、「海外では〜」「俺の周りでは〜」「昔は〜」「とある筋から〜」とか、



 バレないと思って、
 与太話をやめられない
 人が増えたなぁ。



 って思ったからである。なんてーか、その、一言で言うと、


 (´・∀・)」 バレてるで?


 「気の毒」とか「何されるかわからなくて怖い」とか思うからツッコミを入れないだけで、バレてるからね?


 ※ この記事はすべて無料で読めますが、投げ銭(¥100)はユージュアルにお願いします。なお、この先にはこの記事を書くにあたっての裏事情が書かれています。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。