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主語神伝 -第二章-


 皆さん、こんにちは。同じ事を、何ならより過激な事を書いても、noteはまるで炎上しないんだから、燃やしてる連中ってのは、


 (´・∀・)」 長文が読めないんだよな。


 はい。読者が少ないので好き放題に言ってます。木賃もくちんふくよし(芸名)です。

 さて。本日は昨日の続き。

 ↓ 昨日はこちら。


 ヴィーガニズムを掲げる人にとっては、動物食や環境破壊は大きな問題であろう。
 しかし、言っちゃ悪いが別の人にとっては、


 そんなのは、まるで
 大した問題じゃない


 のである。

 ここで「大した問題じゃないなんて!」と憤る気持ちはわかりますが、その人の会社が潰れて、自分や家族の事で手一杯でも、政治や食糧問題は重要でしょうか?
 ぶっちゃけそれどころじゃねえんだよ! って話だ。
 また、食うや食わずで疲労困憊な人がようやくありつける飯に「そんなのを食べるなんて!」って言われても困る訳ですよ。
 多くの人は日々の生活に問題や悩みを抱えている。それぞれの人にはそれぞれの事情があるのだ。
 金銭、政治、教育、生活、仕事、対人関係。その人にとって、差し当たって重要な問題が何かは人によって違う。それを「政治に興味がないなんて悪だ!」と言えるでしょうか。
 貧困で一杯一杯な人を助ける事こそが政治じゃないの? それを叩いてどうすんの?

 ワタクシが思うに、政治も食肉も趣味も、その人にとっての重要性は誰にも量れないのである。てか、


 (´・∀・)」 崇高な政治理念も、
 慈愛に満ちた菜食主義も、
 アイドル趣味も鉄道趣味も、



 (´・Д・)」 一緒。



 変わりゃしねえよ。
 こう言う言い方はしたくないけど、誰かにとっては命懸けの問題でも、誰かにとっては「ただの遊び」に過ぎない。それこそ、政治理念やヴィーガニズムさえも「遊び」なのだ。
 ワタクシは他人の趣味や理念に共感は出来なくても、その自由は認めたいし、侵害をするつもりはない。そして、侵害されたくもない。

 だが、命懸けの理念なんだよ! とか言われても知らんのだ。

 逆に言えば「その人の人生そのもの」という趣味なんて、割とそこらじゅうにある話だろう?
 その人の人生そのものと言える趣味を「たかが個人の趣味」と軽視するなら、政治理念だって政治家でもない限りは「ただの趣味」と嘲笑われる訳だ。
 それだけ懸命だってんなら職業にして人生でも捧げてろよ、ってな。


 それでも、くだらない趣味と
 崇高な理念を一緒にするな!


 という反論が聞こえてきそうなので、先に釘を刺しておく。

 ワタクシが黒板の文字をあえて言葉少なにした理由の1つは、ヴィーガンと次のステップの話をしてみたかったからである。


 その1。

 人工培養肉は許されるのか。


 ↑ それはコチラにて述べた。



 その2。

 (´・Д・)」 虫食は許されるのか。


 昆虫などは反応こそすれども、痛覚がなく、痛みを感じないとされる。
 動物の痛みや苦しみを減らしたい、と言うのであれば、昆虫食を推進すべきではないのか?
 虫食なんて気持ち悪いだと? だったら所詮は、てめえのお気持ちで可哀想とか気持ち悪いとか言ってるだけなんじゃねえのかよ。

 逆に、あらゆる「動物」からの搾取を減らすと言うのであれば、やはり痛覚に関わらず昆虫の命も奪うべきではない。
 この疑問への、個人の感想とヴィーガン全体の指針を聞いてみたかったのだが、そこまで議論が発展しなかった。実に残念な事である。
 ちなみにワタクシは、どちらかと言うと昆虫食推進派。

 ↑ ワタクシは虫でも何でも割と食うよ。


 そして、その3。

 実にコレはクリティカルな問題なので、今の今まで黙っていたが、


 (´・Д・)」 ペット
 と言う存在は
 許されるの?


 ヴィーガニズムは動物からの搾取をなくす、という理念が掲げられている。しかし、考えようによっては愛玩動物なんてのは動物からの搾取とも言える訳だ。

 そうなるとペットなんてのは人間の傲慢な趣味、動物の愛護のどちらの側面も持ち合わせている。
 実際、動物園や水族館に抗議してる団体もいるし。
 そこで出てくるであろう、


 ペットは家族だ!
 なんて意見は、
 一切却下します。


 植物や昆虫、菌類を家族のように愛でてる人もいるんですから。何ならフィギュアや人形のように命がないものを。何なら、漫画やアニメのキャラクタという存在しないものを家族のように愛する人だっているのだから。


 (´・Д・)」 な?
 ただの趣味だろ?


 それらを気持ち悪いと言うなら、ヴィーガン趣味も気持ち悪いって言われるんだぜ。
 ヴィーガンの主義的に、ペットの存在を許すか許さないのか、是非とも意見を聞きたいところである。
 仮に許されるとして、もし、ペットが怪我や病に苦しんでいるとしよう。
 そこに安楽死させると言う選択があるなら、それは間違いなく命を奪う行為という事になる。
 だとすると、家畜をペットです!と言い張れば、家畜は許される事になるのだ。
 屁理屈を! と、思う人もいるだろうが、家畜に愛情を注いで育ててる畜産家なんて山ほどいるぜ?


 単に老齢を迎える前に幸せなまま殺してあげてるだけかも知れん。



 まあ、議論はそこまで発展しなかったんだけれどもね。うん。

 そして、この話の発端となった芸能人の発言だが、「こんな意見が芸能人から出るなんて」と言うような話もあったりする。


 (´・Д・)」 ・・・、


 (´・Д・)」 何があかんのや?


 芸能人だと発言を制限しなきゃならない理由は何でしょう?
 そんなモノがあるなら、芸能人が政治的発言なんて以ての外になりますし、芸能人が政治家になるなんて!と言う事になり、それは職業の自由や政治の自由を侵害する事になります。
 政治色の強い発言をする芸能人を嫌うのも、見ないのも自由ですが、その発言を制限することは出来ないのだ。

 さて。少し話を戻して、趣味について言うべき事がある。

 例えばワタクシの趣味は、よく嘲笑されるタイプなのですが、コレにいちいち怒ってもキリがない。


 (´・Д・)」 ぶっちゃけ、
 ヘヴィメタルとか、
 聴いてもいない人に
 嘲笑される事が多い。


 いや、聴いてないならまだマシで、メタルを馬鹿にしたアナタが聴いて「めっちゃいい曲〜♡」とか言ってる、


 (´・Д・)」 その曲は、
 メタルのバラードだ。


 ってな事は少なくない。メタルでも、流行っちまったら「別枠」で、それ以外のメタルは「ダサい」のだ。
 こーゆー瞬間に、苛立ちを覚えないかと言うと、そりゃ覚えもする。

 他にも、ワタクシは格闘技や武術が好きだが、「なんでわざわざ痛い事すんの?」って反応は少なくない。特に女子。
 また、今では市民権を得てしまったが、


 (´°Д°)」 アメコミとか、
 超☆馬鹿にされたよ?


 (´・Д・)」 それもオタクにな。


 それが映画化の大ヒットで大逆転。かと思いきや、原作コミックまで追ってる勢は未だにキモがられるぞ。
 自分の趣味なんて他人から見たら馬鹿馬鹿しくてキモいものです。その逆も然り。
 でも、自分が好きだから高尚な物に思える。そんなもん。
 だからこそ、趣味や理念をバカにされると腹が立つ。

 けれど、腹を立てて喧嘩越しになっても、誰も近寄って来ません。
 「この界隈の連中ってキモい上に排他的で攻撃的なんだな」って思われても得なんかないんです。

 そして、いちいち「バカにされているのでは?」と疑うよりは、むしろ自分から「バカな事をやってるよ!」と喧伝する方がマシ。

 その趣味や理念が馬鹿にされたら、



 (´・∀・)」 でしょー?
 バカでしょー?


 でもね、


 ココがイイんです!


 と笑って誘い込むべしなのである!

 (´・Д・)」 まぁ、ワタクシは人間が出来てないので、いつもとは行きませんが。

 さて。流石にそろそろヴィーガンの話も長くなり過ぎたので、この辺で終わろうと思うが、今回の件で、少し「わかった」事がある。

 何かと「私たちは」「普通の人は」「日本人は」「海外では」「男は」「女性は」「LGBTは」「ヴィーガンは」と、いちいち


 (´・Д・)」 主語が大きい。


 こーゆー人たちは、主な傾向として、主張の時にやたらと主語が大きい訳だが、

 実は能動時だけでなく、受動時までも、


 (´・Д・)」 主語がデカい。


 だから、すぐに「我々が非難されている!」「差別されている!」ってな事態に発展しやすいのである。
 なんてーか、アンテナの感度が強い。
 で。感度が強い割に精度が低いから、ただの意見や質問が、


 (´°皿°)」 敵が攻めてきたゾ!


 ってなっちゃうみたいなのよね。
 てか、毎回毎回、領域のラインを超えてもいないのに、スクランブルばっかり出してたら疲れるでしょう?
 それでいつも臨戦態勢で緊急出動し、疲弊して神経質になる訳ですよ。ええ。

 まあ、なんてーか、慈愛を主義に含めてるなら、


 (´・Д・)」 もちょっと
 肩の力を抜きなよ?


 と願わんばかりである。

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 なお、この先にはHELLOWEENの話しか書かれてません。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。