習慣:現代の生活習慣は猫背・巻き肩になりやすい(第59号2024/3/25)

こんにちは。インストラクターChiakiです。
今回のテーマは姿勢についてです。

前回のテーマで、成長期は骨格筋がより大きく強く発達するので硬くなりやすいという話を書きました。
それに加えて現代の生活習慣は、姿勢が悪くなりがちなことが多いので、競技力向上を目指す児童・学生のみなさんには、ぜひ、ふだんの習慣・姿勢も意識してもらえたらと思います。
なお、今回のテーマは子どもに限らず大人も同様なので、少しでも思い当たるところがあればぜひ皆さんもふだんの姿勢を見直してみてください。

猫背・巻き肩になりやすい要因① 重い荷物

スタジオに来ている児童・学生の話を聞いていると、通学での持ち物が昔に比べて重そうだな~と感じることが多いです。
タブレットを持ち帰ったり、置き勉ができなかったり、暑くなると水筒も持ったりなど、さまざまな事情で持ち物が増えているようです。

荷物を持つ体勢は、背負う、ななめがけ、肩かけ、手持ちなどいくつかパターンはありますが、猫背を防ぐにはどれがベストか?というのは正直なところ似たり寄ったりではないかな・・と思います。
(安全面で考えると、転んでもとっさに両手をつけられる背負う体勢が一番かと)

なので、できる工夫としては、①なるべく同じ体勢が続かないように時々持ち方を変える ②カバンのひもが長くならないように調整する、を意識してみてください。
②は、ときどきヒモがだらんと長くなっている子をみかけますが、なるべく身体にピッタリくっつく長さのほうが良い姿勢で歩きやすいので、意識して調節してみてください。荷物が重いとカバンのひももだんだん緩んでくると思うので。

猫背・巻き肩になりやすい要因② スマートフォン、タブレット視聴

わたしもヒトのことは言えないのですが、立ってても座っていてもスマホを見ている時間が長い人、確実に増えましたよね。
首が前に突き出てお腹に力が入っていない体勢が長く続くと、猫背・巻き肩になりやすいです。
そのほか、ソファや椅子でこういう姿勢を長く続けるのも避けたほうが良い(ストレートネックにもなりやすい)。

画像元:Linustock(イラスレーションID:lrx00004)

対策としては、タブレットホルダーなどを使用してなるべく目線と高さを合わせる、長く視聴したあとは首や肩のストレッチを取り入れるなど。わたしも積極的に実践していて、首や肩回しはかなりマメにやっています。


なお、競技に取り組む子どもはあまり当てはまらないと思いますが、腹筋や背筋が弱いと猫背・巻き肩になりやすいです。
たとえば、スポーツをしていない子でふだんから歩くことが少ない場合には、歩いたり走ったりする時間を少し増やすだけでも腹筋や背筋を使えるので変わってくると思います。大人も同様です、ウォーキングが趣味の方の姿勢は漏れなく良いです。

日常生活の姿勢を変えていくのはかんたんなようで難しいと思いますが、ぜひ、意識して気をつけてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。