見出し画像

鬼フィードバック企画で前田高志さんの名刺を作らせていただいた話

今回の内容は前田デザイン室の室長、前田高志さんから鬼フィードバックを受けて名刺を作った時の話をします。

●前田デザイン室とは?


簡単にお伝えすると、前田デザイン室(オンラインサロン)は元・任天堂デザイナー前田高志さんが率いるクリエイティブ集団です。普段は全国各地にいるメンバーと仕事ではできないものづくりを楽しみながらワイワイガヤガヤ楽しんでいます。

●鬼フィードバックとは


鬼フィードバック®とは、デザイン作成に至るまでの思考の部分や、造形部分に細部までこだわり、株式会社NASU、前田デザイン室代表の前田高志さんが丁寧に正解へ導くフィードバックです。

今回は『鬼フィードバック』の書籍化のために多くのチャレンジャーがチラシやサムネイル、バナーなどさまざまなことに挑戦しました。

その一環として、私は前田さんの名刺を作ることになりました。完成したものが一番上の画像に載っている名刺です。

●なぜ、チャレンジしたのか?


私は現在、フリーランスのWEBデザイナーとしてお仕事をいただいています。2020年11月よりデザインの勉強を始め、鬼フィーに参加したのはデザインの勉強を初めてわずか半年後!作ることは好きですが、全く自信はありませんでした。そんな私は、鬼フィー参加者を募集されていたのを目にして、

鬼フィー希望します!!!

やる気100万倍です!!

とコメントしていました。

鬼フィー企画に参加した理由は「独学でデザインを学んできたので、プロのデザイナーからフィードバックをもらいたかった。」と強く思っていたからです。自主制作は絶えず作り続けており、自分が作った作品をいろんな方に見せていましたが、細かいフィードバックを受けることなく悶々とした日々を送っていました。それがきっかけで、プロのデザイナーがどのような思いでものづくりに励んでいるのか気になり、オンラインサロンの前田デザイン室に入りました。実際に前田デザイン室でいろんなものを作らせていただいたので、noteにまとめました〜!こちらも合わせてご覧ください。


●鬼フィー中のやりとり


鬼フィー1日目。当初3日間で名刺を作るというお話だったので、私にとっては時間との戦いで、ドキドキしながら名刺デザインに取り組んでいました。

鬼フィー2日目。前田さんからのお題は「カチッとしたフォーマルなビジネスシーンで活用できるプロのデザイナーとして信頼性の高い名刺」というお題でした。よくよく考えるとフォーマルなデザインをしたことがなく、「フォーマルとはなんぞや?」とフォーマル迷子になっていましたが、ネット上に載っている名刺を片っ端からみました。

鬼フィー3日目。朝は娘が起きてくる前に作業を開始。家事と育児の合間に名刺を修正して前田さんからフィードバックをもらうことを何度も繰り返しました。前田さんはお仕事の合間に私以外の方にもフィードバックを返してくださっていたので、3日間で名刺を作ることはできませんでした。その次の日も、また次の日もずっと名刺を作り続け、結局、鬼フィーは19日間続きました。

●鬼フィーを終えて


鬼フィーを終えての感想を簡単に一言。「最初のデザインを見返すと恥ずかしい。」です。なぜ、気づかなかったのかと今では思うのですが、あの時は基本的なデザインルールを知っているつもりになっていて気付けなかったのです。

鬼フィー開始直後を思い返すと、普段気にならない時計の音が「チクタクチクタク…」聞こえて胸の鼓動が高鳴りました。娘の保育園へのお迎え時間が近づくと、運動会で流れる『天国と地獄』の曲が頭の中で流れて心が焦っていました。まだまだデザインの引き出しも少ないし、フォントや要素の配置、illustratorの操作など短い時間の中で悩みがたくさん!!1つ1つ頭の中で整理しながら、調べてもわからないことは株式会社NASUの水上さまに質問して助けていただきました。(その節はお世話になりました。)
自分のダメさ加減に「Oh,my,God!」状態になった時は、前田デザイン室の皆様に勇気を分けていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
残念ながら、鬼フィードバックの本自体には載ることはなかったのですが、Amazon購入特典のPDFの中に私と前田さんとのやりとりを一部載せていただきました。

また、数ヶ月後には前田さんから「自分たちで作ったデザインを実際に印刷会社に発注してみよう!」とのご提案をいただき、人生初めての入稿作業をさせていただきました。入稿作業をする上で、裏面のレイアウトを別な画像に差し替えたり、データが重すぎて入稿作業に時間がかかったり泣きながらなんとか入稿作業を終わらせることができました。前田さんからの粋な計らいで、印刷した名刺を実際に自宅に送っていただき、その名刺を手にした時は大変感動しました。
今回の鬼フィーを通して、デザインが上手くなるためには作ったものを誰かに見せてフィードバックをいただくことの重要性を再認識しました。また、作る量が圧倒的に少ないので今はいろんなものを毎日作るという目標を決めて作っています。今回の前田さんとのやりとりは人生の宝物になりました。「あの時よりだいぶ成長したね~」と笑ってもらえるようにこれからも作り続けます。鬼フィーに関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?