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【レポート】『はたなに』Vol.11 エンジニア・デザイナーの皆さん、教えて!働くってなに?

こんにちは!note編集部です。
 
「技術とデザインのウエディングパークを創る」ために、部門を超えて有志で立ち上がったイベント『はたなに』。「働くって何だろう?」「どうして企業で働いているの?」「どうしてエンジニア、デザイナーなの?」「叶えたい未来、教えて!」の4つをトークテーマに、エンジニア・デザイナー一人ひとりの仕事への想いや考え方を深掘りし、発信していく本イベント。スタートの背景はこちら

 トークテーマは全部で4つ。

今回のゲストはDX本部エンジニアのきむらさんと、+Creation本部デザイナーのさやねぇさんです。それではどうぞ!

『はたなに』Vol.11
開催日:2023.7.5
登壇者:きむら(エンジニア)、さやねぇ(デザイナー)、MC:onopon(エンジニア)

onopon:それでは早速、きむらさんの「働くって何だろう?」をお聞かせいただけますでしょうか。

きむら:DX本部エンジニアのきむらです。僕は「豊かに生きるための手段」と書かせていただきました。日本では働かなくても最低限の生活は保障されると思うんですけど、働かないと経済的にはもちろん、人とのつながりも限られてきてしまいますよね。とくに、僕にとっては人と話すことで学びが得られたり、いろいろな感情が喚起されたりと、人とのつながりがもたらしてくれるものは大きいんです。
 
ただもともと、人とコミュニケーションをとるのがそれほど得意ではなく、シラフの状態だと緊張してうまく話せないので、ぜひお酒の場に誘っていただければと思っています(笑)。
 
onopon:きむらさんが人とコミュニケーションをとるのが苦手だなんて思ったことは一度もなかったので、意外でした。でも、そんなきむらさんが、なぜウエディングパークを選んだのか。入社の経緯を聞かせていただけますか?
 
きむら:先ほどの「働くって何だろう?」の答えにも関連しますが、「チームで楽しく開発ができそう」と思ったことが大きいですね。
 
ウエディングパークを知ったのは、就活生向けに開催された社員質問会でした。そのときに来てくださったエンジニアの方の人柄や服装が強く印象に残っていて。それまで実はエンジニアに対して「メガネをかけていてコミュニケーションが苦手な人」といった偏見を抱いていたのですが、担当してくれたエンジニアの方がとてもおしゃれで、親しみやすく語りかけてくれたことが衝撃だったんです。
 
ウエディングパークの選考を進んでいく中で、他の社員の方ともお会いしたのですが、僕の中のエンジニア像をいい意味で覆してくださる方が多かったですね。こういった方々となら、楽しく開発できるんじゃないかと思い、ウエディングパークを選びました。実際に、今とても楽しく開発できています。
 
onopon:入社後もイメージ通りだったとのことで、一社員として安心しました。ちなみに、きむらさんはどうしてエンジニアになろうと思ったのでしょうか?
 
きむら:この回答はこれまで『はたなに』に登壇されてきた中で、最もそぐわない理由だと思うんですけど……エンジニアになれば「東京で働くことができそう」だと思ったからなんです。
 
onopon:東京で働くことに憧れを持っていた、ということでしょうか?
 
きむら:はい。僕は青森県出身で、高校を卒業したらみんなすぐに就職して、地元で働いて、20代前半とかで結婚して、子どもを持って……といった価値観が当たり前にある場所にずっといたんです。それはそれで一つの幸せだと思うのですが、個人としてはそういった他の価値観があってもいいんじゃないかと思っていたこともあり、地元を出て東京で働きたいという気持ちが強くありました。
 
当時、担任の先生をはじめとして僕の周囲では「東京で働くならIT関係だろう」という考えが主流だったので、エンジニアになる人が多い、はこだて未来大学へ進学することに決めました。今思えば、エンジニア以外にも東京で働く方法はたくさんあったと思うんですけどね。
 
onopon:パソコンが得意だからエンジニアになったという方は多いと思いますが、きむらさんの場合は「東京で働きたい」という「強い翼(ウエディングパークの行動規範のひとつ)」が夢を支えていたんですね。
 
一方で、最初からパソコンを触るのがとりたてて得意だったわけではないという意味では、いろんな壁を乗り越えてきているんじゃないか、と想像しているのですが、エンジニアという職を今も続けられている理由は、どんなところにあると思いますか?
 
きむら:おっしゃるとおり、大学に進学してからは講義についていくのが大変でしたね。でも、友達がすごくいい人ばっかりで、学科の垣根を越えて課題に一緒に取り組んでくれたおかげもあり、大学を卒業することができました。
 
ウエディングパークに入ってからも、困ったときには先輩も同期もみんなが支えてくれたから、今があるなと思っています。だから、今もエンジニアを続けられているのは、周りの人たちのおかげだろうなと。
 
onopon:きむらさんが熱量を持って頑張っているからこそ、周りの人も「それに応えたい」と思えるのかなと感じました。最後に、叶えたい未来をぜひ教えてください!
 
きむら:「娘が安心して過ごせる社会をつくる」と書かせていただきました。僕には来月1歳になる娘がいるのですが、娘が大きくなってウエディング業界で働きたいと言ったときに「入ってこい」と背中を押してあげられるような業界にしたいなと思っています。
 
onopon:すでに20年先の未来を見据えて、仕事に取り組まれていて素晴らしいですね。きむらさん、ありがとうございました!
 
では、続いて、異色の経歴を持つさやねぇさんお願いします。

さやねぇ:+Creation本部デザイナーのさやねぇです。私にとっての働くは「自分の好きな自分でいるための手段」とさせていただきました。
 
昔から私は、何かに全力で取り組んでいるときの自分のコンディションが最も良いと感じています。学生時代は勉強と部活動に全力を注いできて、社会人になってから何を頑張ろうかなと考えたときに、周りを見てみると、やっぱり仕事を頑張っている方が多かったなと。自分が頑張っている状態をつくるために、企業で働いて頑張っているという感じがします。
 
onopon:とてもカッコいいですね。「何かに全力で取り組んでいるときの自分のことが好きだな」と感じるようになったきっかけはあったんですか?
 
さやねぇ:最初の仕事で挫折したことがきっかけですね。社会人1年目は美容師として働いていたんですが、そのときに全力で頑張れていない自分がいて、自分のことを好きじゃなくなってしまった時期があったんです。何にもやる気がでなくて、この先どうしようと思ったときに、「自分を探す旅に出よう」と急に思い立って。仕事を辞めて、世界中を旅して回りました。
 
その旅の期間に「この人生に後悔はない」と思えるほどに、やりたいことをすべてやり尽くしました。そしたら「そろそろ仕事を頑張ろうかな」という気持ちが自ずと湧いてきたんです。
 
onopon:なるほど。頑張ることを一度やめたら、新たな一歩を踏み出せるようになったんですね。その“休息期間”が世界一周の旅だったこともすごいと思うんですけど(笑)。そんな新たなスタートを切ったさやねぇが、どうして企業で働いているのか、教えていただけますか。
 
さやねぇ:もっと成長したいし、誰かと一緒のほうが頑張れるからですね。デザイナーになったばかりの頃は最終的には独立しようと考えていて、下積みのつもりで企業勤めを始めました。
 
でも、働いていく中で「一人でできることって本当に限られているんだな」と身をもって知りました。それから、一人で働いているときは出せて100%の力ですが、誰かと一緒に仕事に取り組むことで、「チームメイトや業界のために頑張りたい」と思えて、そのことが120%の力を出させてくれる。そう感じた場面がものすごく多かったんです。
 
onopon:なるほど。ちなみに、数ある企業の中でウエディングパークを選んだのはなぜですか?
 
さやねぇ:ウエパの“人”が魅力的だったからです。とくに採用を担当してくれた人事の後藤さんがいろいろなことをサポートしてくださって、会社に直接聞きにくいことを代わりに聞いてくださったり、面接の合間に「緊張した?」と声掛けをしてくださったりと、すごく人間味を感じました。「こんなにすてきな人事の方にお会いしたのは初めてだな」と感動した体験は、大きかったかもしれません。
 
もともとは「人の生活に根差して人を幸せにできるサービスをつくりたい」という想いがあって、アパレルの企業でも内定をもらったんですけど、ウエディングパークのほうがより大きな幸せをつくれるんじゃないかなと思った、ということも理由の一つです。
 
onopon:めちゃくちゃ良いキーワードが飛び出しましたね。さやねぇさんにとって、デザイナーという職種も、大きな幸せをつくれるお仕事の一つだった、ということでしょうか。
 
さやねぇ:そうですね。デザイナーは「人の心に何かしらの影響を与えられる仕事」だと思いました。それから、論理と直感のバランスも好きです。美容師という仕事を選んだときも、自分が施した施術で人の心をポジティブに変えられるところに面白みを感じていたので、当時から仕事選びの軸は一貫していたのかもしれませんね。
 
webデザイナーという仕事自体に興味を持ったのは、兄がwebデザイナーで、自分にとっては身近な仕事だったからだとは思うのですが。でも、学生時代の得意教科が美術と数学と体育でしたし、webデザイナーにけっこう向いているんじゃないかなとも思っています。美術は直感で、数学は論理じゃないですか。あと、納期が迫っているときは体育で培った体力が活かせるというか……。
 
onopon:デザイナーには体力も必要ですもんね。ありがとうございます。最後に、さやねぇさんが今後叶えたい未来について教えていただけますでしょうか。
 
さやねぇ:大それたことはあまり言えないんですけど、まずは誰かのちょっとした幸せを生み出せるようなデザイナーになりたいなと思っています。もう少し具体的に言うと、ユーザーが「欲しい」と思った情報に正しくたどり着けたりとか、そのページの中で心が感動するような体験ができたりとか。
 
デザイナーとしてはまだ4~5年と歴が浅いので、今は小さな幸せしかつくれていないんですけど、自分自身も成長していくことで、その幸せをより大きくしていきたいなと思っています。
 
次回の『はたなに』Vol.12もお楽しみに!!


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