私の魂の成長の話 母と娘 番外編

母がまもなく地球から旅立とうとしています。

約一ヶ月前、医師から余命宣告を受けた時には

もっとお母さんに甘えたかったなー。とか

私はどれだけ母を愛しているかを伝えられた?とか

一人でいると、そんな事が色々と湧いてきて、言葉にならない思いが出て嗚咽が出てしまう。

その事をセラピストの仲間に話たら、
最後に私が私に寄り添う時間を持たせてくれているのもお母さんの愛だね。と言ってもらって。

ホントにねぇ。
最後の最後まで家族想いの人だ。
と書いてる側から涙がでる。

こんなに泣いてばっかりで、
いざその時が来たら大丈夫かしら?私。

と客観的な私も居る。


そんな泣き方をする一方で、もうちょっと違う涙がでる。

体が動かなくなって、意識朦朧としている母の手を取ると、
頭の中は真っ白なのに、大粒の涙がポロポロ、ポロポロ。

最初は自分の悲しみや寂しさが溢れてきているかとか思ったけど、ふと気がついた。

あー、この涙。私のじゃない。お母さんが泣いているんだな。って。

母もまた、泣くことを我慢して生きてきたのだ。
我慢するというよりは
泣く事で自分自身の感情を開放する。を知らなかった人生なんだと思う。

こんなに大粒の涙がポロポロと流れてきて、
母はどれだけ多くの事を我慢して頑張って来たんだろう。頑張り屋さんで自分の事は後回し。何でも家族の為に動いていた母。

ホントに感謝しかない。


私は他人の感情が自分の中に入ってくるエンパス能力の持ち主。

子供の頃から、自分の感情と他人のそれとがゴチャゴチャになって、散々悩まされてきたけれど…
今回ばかりは自分のエンパス能力の高さに感謝するわ(笑)

最後の最後、私の体で涙を流して母の魂が癒やされるなら、いくらでも泣こう。

というわけで、この1ヶ月、二人分泣いてるので、瞼が大変な事になっとります😅


それにしても、やっとやっ〜と、親に優しく接してあげられる様になってきたところだったのにな。

もうちょっい、早く成長出来たら良かったのに…と思わずには居られない。
だからといって、私のこの成長のんびり加減を責めたりもしないけど。


お母さんに、私が娘で良かったでしょ?
と胸を張って言えるし、私がそう思っているという事は

母も「私が貴方のお母さんで良かったでしょ?」と思っているはず。


あとは、母が穏やかな気持ちで旅立つのを見送ります。

もし、この文章に辿りついたなら、一瞬でも祈りを捧げてくれたら嬉しいです。

そして、私にリアルで会ったらハグしてね❣