私の魂の成長の話 19

リタリン飲み始めて、2年位経った頃だろうか…。私にとっては衝撃ニュース。

毎日新聞が取り上げたのがキッカケだったらしい。(というのは今回この事を書くにあたって調べ直して知った。)

当時、TVのニュースで、リタリンの乱用。合法ドラッグ。という話題を耳にする。

ん?合法ドラッグ??
私、リタリン飲んでるんですけど…。

それまで、自分が飲んでいる物がどんな物なのか?なんて疑問を抱いた事は無かった。
だって、お医者さんがこれ飲めば大丈夫!って言ってるんだもん!!

でも、私、なんかヤバい薬飲んでるのか??っていう恐れが湧いてきた。

後で知ったのだけれど(たまたまリタリン飲んでるという人と知り合いになった。)…鬱病患者の中でも【リタリン】処方されるって重症度高くてヤバい奴。っていうのがあったらしい。
だから、わざわざ鬱じゃないけど、ナルコレプシーだからリタリン処方しますよ。って意味であの先生は取り扱い説明書をみせてきたんだと思う。

で、本屋で『家庭の薬辞典』なるものを見つけ立ち読みしてみた。
そして驚いたのは、
副作用に自殺願望の助長。幻覚症状等…。(他にも色々書いてあったが、それが衝撃的で覚えていない…)

リタリンについて分かりやすい記事をみつけたので興味がある人はどうぞ。↓

http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/DR_ritalin.htm


自殺願望…当時の私は自殺願望とまではいかなくても、消えてなくなりたい。と、思っていたから、これ、駄目なやつじゃん!!!って思った。

更にナルコレプシーの症状のひとつに、入眠時幻覚があるのに、更に薬で幻覚見やすくなるんじゃないの?

っていう疑問。

怖くなって勝手に薬を辞めた。というか、病院にいけなくなった。

でも、薬飲まないとやっぱり眠くて…でも、勝手に病院に行かなくなった手前、通っていた神経内科には行きづらくて。

そこで、改めて調べてナルコレプシー専門の先生がいる、代々木の睡眠障害クリニックへ足を運ぶ事に。

入院検査やら、血液検査やら色々調べてやっぱりナルコレプシーだと診断された。

そこで初めて、【ナルコレプシー】がどんな病気なのか?私の体に何が起きているのか?

キチンと説明を聞いて、然るべき治療が始まった。

しかし、ナルコレプシーは遺伝性で根治治療は解明されておらず対処治療(症状を抑えるだけ)をするしか無かった。

そこで処方されたのもまた、向精神薬だった。リタリンは処方されなかったけど(笑)


リタリン飲んでる時は副作用をさほど感じなかったけど、今度の薬は副作用がエゲツなくて。

飲まないのも辛いし飲むのも辛い。

そんな時に出会ったのがアートセラピー。

小さな子がね、自分より大きな紙の上で全身絵の具塗れになってアートしている姿の写真に心を奪われて。

それが私が心理学の世界に足を踏み入れた最初だった。