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「東海テレビ」のドキュメンタリー映画「チョコレートな人々」がすごすぎた


と、いうことで毎日仕事あるのに
映画みてます!!(YouTube熱弁映画編)

先日、シネマ・チュプキ・タバタで観た
「チョコレートな人々」

これ、なんで観ることになったか、というと
田端に大きなカメラが来ていて

「おい!カメラ来てるで!映ってこい!」と
お客さんに言われて

顔を出すと
この映画のプロモーションで来ていた
「東海テレビ」のクルーで、これきっかけで映画を盛り上げましょう!という話になったんだけれど
あいにくあまりの仕事と映画の忙しさになかなかいけなくて
やっと2月の末にいくことができた。

チョコレート、というからバレンタインにちなんだ上映かと思ったら、
「久遠チョコレート」という有名なブランドのお話で

「身体や心に障がいのある方」を積極的に採用し
社会を変えていこうという場所なのである。

正直なところ
それだけで、予告をみても、
あぁ、そうなんだ、と思うだけだと思う。

ただ、映画はめちゃめちゃ興味深く
その多様性の実現にどれほどの困難とチャレンジがあるか、
現実をこれでもかと描いている。

ここカメラ回していいのか、と思うくらい攻撃的だな、と私は思った。
攻撃的とは、誰かを攻撃するというよりは本当にその社会の壁を岩を
砕こうとしている映像なのだ。

久遠チョコレートの夏目(なつめ)社長自身も
昔いじめをしてしまったことがあり、
それはその子の親からしたら普通の社会との接点を選ぶという選択をしたことを
踏みにじった行為であり、後悔する。

さらに、途中で出てくる
「明るい職場にしたい!」と元気な子が
仕事の失敗で自傷行為をしてしまう癖があり、どうしても
厳しく向き合っていくうちに、辞める選択を迫られる。
その時に、最後の挨拶に向かう姿
「今までお世話になりましたー!」
という言葉に
「そんな哀しいこと言わんでよ」と
台詞でもなんでもない生の言葉が出てくるのが切ない。
このドキュメンタリーの姿がすごい。

その後の姿も映し出され、言葉にはならないが
生きている彼女の生活が、カメラ入れていいの?というくらい映される。

仕事を教える側も
身体にマヒが残る人に、「目が笑ってない。目で笑えてますか?チェックして」と
鏡を向けてきちんと指導している姿に心を打たれる。
自分はどれだけ甘く適当なんだ、と思わされる。

身体がうまく動かせずに、設備ごと新調したり、と
驚きの挑戦と経営者ならバカげていると思えるほどの優しさが
映し出される。
すごすぎる。

身体の不自由な人が働く施設でのあまりの賃金の低さに憤って始めたのが
2003年のパン屋。昔の話。それからチョコレートに出会い、
今では大きな会社となる。

ラスト付近のその後の展開は怒涛のように
信念を具現化した姿が現れる。

序盤に出てくる
ジェンダーの方が語っていた夢物語の絵をスタッフユニフォームにして
働くお菓子屋ができている。

すごすぎる作品だなーと思って、
終わってパンフレットと書籍と久遠チョコレートのチョコも買った。

なんでも
東海テレビはドキュメンタリーの品質で有名らしく
その中でも傑作なのがこの作品で
「日本民間放送連盟賞テレビ部門グランプリ受賞作」だったのだ。

と、いうことで
パンフレットには
作家重松清さんも絶賛でコメントを寄せ、
ドキュメンタリー映画の森達也さんもコメントしている。

働く現代人すべてに衝撃を与える作品といえる。

これ、たくさんの映画館でやって欲しいなー。

久遠チョコレートのように、
チャレンジを続け、理想を掲げて本当に強い世界を作りたい。

と、いうことで
映画「チョコレートな人々」の
熱弁動画はお待ちください

https://www.youtube.com/c/welldoney

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