【詩】 扉 2024年2月7日作
扉
私は歩いている。
ものすごい速度で歩いている。
どうやって抜けてきたかもわからない道が
後ろに続いている
暗闇の中に何があったか、
どうやってそれらを通り過ぎていったのか、
私は最早覚えていない
「さらに奥に、さらに高く」
私は歩いている。
疲れる気配もなく歩いている。
すべての虚構と欺瞞と悪夢を
ゆっくりと閉ざされていく扉の向こうに残したまま、
私は迷いなく鍵をかける。
「さらに奥に、さらに高く」
私は歩いている。
後ろを振り返ることもなく歩いている。
辿り着いた場所には
真実の光が満ち満ちている。
「さらに奥に、さらに高く」
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