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5年くらい使ったiPadをやめてノートPCに移行してから1年が経過。

米DELL社のノート型パソコン(ノートPC)『XPS 15 9560』を使い始めてから、もうすぐ1年が経とうとしています。

およそ1年前、こんなnoteを書きました。

そのとき5年ほど愛用していたiPadをやめてノートPCに移行したわけですが、今回のnoteではその後の1年を振り返って感じたことを書こうと思います。


まず、パソコンって1年も経てば数万円くらい値下げされているのかと思いきや、XPS 15 9560の販売価格を確認してみたら、もともと2割引くらいで買ったこともあってほとんど値崩れしていなかったことにびっくり。

パソコンの頭脳とも言える部品のCPUにいたっては、米Intel社のものを使っていますが、あれから第8世代が登場したにもかかわらず第7世代が主流のようで、まだまだ現行モデルであるらしく安心しました。

データを保存するためのSSDという部品に関しては、512GBの容量を選びましたが、この1年間で80GBくらいしか減っておらず余裕があります。iPadを5年くらい使っていた間に、ほとんどのデータをインターネット上に保管する癖をつけていたのが奏功したようです。

というわけで、このノートPCを5年くらい使い続けたいという当初の目論見はいまのところだいじょうぶそう。問題はバッテリーの品質を保てるかどうかですけど、XPS 15 9560にはその健康状態を維持するための機能が備わっていて、いまのところ50~80%の電池残量があれば過充電しないように設定してあります。このままバッテリーを長生きさせられればいいのですが。


主たる部品については以上です。下馬評ではキーボードのキー配列やWebカメラの位置が微妙とかいうコメントもいくつか見受けられましたが、とくに気になりませんでした。

肝心の使用感も申し分なく、iPadで得られていた体験価値をかなり拡張させることができました。とくに良かったのが画面の大きさで、iPadの9.7インチからノートPCの15.6インチになったために一段上の迫力ある映像で好きなアニメを楽しめます。また、複数のアプリを同時に配置することで地上波放送を観ながらSNSの反応をリアルタイムに確認するなんてこともストレスなく体験できます。しかもアプリの切り替えを瞬時に行えるうえ、キーボードを押す組み合わせによってさまざまな機能をすぐに呼び出せるのはこのうえなく快適。ただ単に日常の写真を大画面で見られるだけでもうれしいものです。

姿勢がよくなったことも大きいですね。iPadだとだらけてしまいがちですが、ノートPCへ移行するにあたって机と座椅子を新調しましたから。画面との距離・視点を一定に保つことで目が疲れにくくなり、さらに腕と腰の負担も軽減。より一層《ソーシャルな隠居》にフィットする持続可能なスタイルに変貌しました。


結果、ノートPCへの移行はじぶんが高めたかった《スローライフワーク》に大きく寄与してくれたんじゃないかと思います。

やろうと思えばモニタを増設してたくさんの情報を一度に表示させることだって可能です。ただ、そうした情報過多のマルチタスク的な環境を求めていたわけではありません。どちらかというとじぶんはシングルタスクのほうが気持ちに余裕が生まれます。いろんなタスク(課せられた仕事)を同時にこなしながら忙殺されていた頃に戻りたいわけじゃありませんし。


それにしてもこれほどITが普及したのに、ひとの仕事量は減らないような。むしろ情報通信技術の発達に比例してタスクは膨大に増えている気がします。

「AI(人工知能)が人間の仕事を減らす」という話がありますけど、個人的にはひと昔前にあった「ITの普及で紙が不要になって環境保護になる」と言われていた頃と同じく半信半疑の印象です。確かに成果物としては紙の物が減って電子化されていったと思いますけど、それを生み出す過程では紙が大量に消費されているままなんじゃないでしょうか。


じぶんにとって、高度な技術で減らせたタスクの分は余白のままでいいですね。やれることが広がるのはいいけど、やることが増えては本末転倒かな。増やすのではなく、高める。《ソーシャルな隠居》の日常ではそうして得られた余裕というか余白にたくさんの豊かなものが自然と入ってくるものです。

というわけで、PCにはない何かを追求しようとしているiPadの発展性に期待しつつも、やれることに余裕をもってあたれるノートPCのほうがいまのところ良さそう、というのがこの1年間の感想でしょうか。

これからも長く楽しくゆるやかに、ライフワークを高めていこうと思います。

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