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【お知らせ】次回からのnoteについて。

皆さんお元気ですか。
毎日ものすごい暑さですね…白布温泉も暑い(苦笑)。

夕暮れの西屋と白布の山々。

だいぶ更新期間が空いてしまいました。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、さまざま忙しくしていた仕事がようやくひと段落した先月半ば、私は突如病(癌)を宣告されました。
現時点で詳細、ステージ不明の乳がん。
Twitterでは、さも晩御飯のおかずでも告げるかのようにさらりカミングアウトしたものの、本当はとてもとてもショックで…。動揺と不安の沼底で暫く一人もがいていました。救いを求めるようにたくさんの仏典を読み、今年の初めに掲げた壮大な目標を見失うまいと、大好きな書道に一層打ち込んだりしていました。心かき乱される中、生きるよすがを求めて長いこと霧の中をさ迷い歩いているような状態でした。

先日、隣県の大学病院から帰るときにふと見上げた空模様。

意徹難見 随欲而行 慧常自護 能守即安
独行遠逝 覆蔵無形 損意近道 魔繋乃解

(意訳)
「心は見え難く、捉え難く、欲するまま一人遠くに行き、形のないまま胸の奥の洞窟にひそんでいる。智慧のある人はそんな度し難い心を能(よ)く制し、決して流されることはない。そうして魔の繋縛(きづな)から解かれ、常に安らぎの中にいる。」(法句経 心意品 三六・三七)

これは、ごく初期の仏典である「法句経」の一節です。

幾千年経っても、人が躓くところ、心揺れる弱さ、自己実現と安らぎを求める強い願いは変わりません。紐解いた仏典の中には、たくさんの生きるヒントが散りばめられていました。
そうだ、くよくよしたところで生老病死の事実は変わらない。ならばいっそこれを好機と心得て、生まれ変わった気持ちで、また前を見て歩けばよい。

…こうしてようやく、再びnoteを書けるまで持ち直してまいりました。

というわけで。

西屋HPのエッセーコーナーで幾年にもわたって連載してきた
「〇〇(←様々地域名)いい所あれこれ」シリーズ。
米沢市内外のお薦めのお店や観光スポットを気ままに紹介するコーナーを、改めて加筆修正して折々載せていきたいと思います。日常をふと離れた先にある、美味しい食事や初めて見る景色、心満たされるひととき…。
女将としてではなく、自ら訪ねる旅人の立場になってこそ伝えられる新鮮な感動を、楽しさを分かち合えるように。
少しずつ届けていきたいと思います。

初回は、ついこの間久しぶりに伺った、米沢市内でも人気のCafe Laboratoryさんから。どうぞお楽しみに…

※参考文献…
「法句経:英漢對照和譯」 常盤大定撰
「ブッダの真理のことば・感興のことば」 中村元訳


米沢市金池にあるCafe Laboratory、そして併設されているお花&雑貨屋さんのHana musubi。

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