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僕たちは出来るだけ早く気が付き、目の前の壁を壊すしかない。壁を超えて振り返って見て欲しい。それが現実ではなかったと

僕たちの周りには常に壁がある
飛び出そうとすれば、飛び出すことは安易だ
だけどそれを望まない物がいる。
人間を肥やしにして、食い物にする
その資源が無くなることを恐れるのだろう。

出来すぎたゲーム、結局はそんなところ
何かを得たとしても、結局は何も残らない
獲得した、所有したという感触だけ
後は全て手から崩れ落ちていくだけ。

そういった触りの良い、甘い蜜を常に掲げ
僕たちを惑わそうとしているこの世界
壁はすぐ目の前にあるのに、それを壊そうとしない
いや、壁があることも気がつけない
それがこの世の中の矛盾だ。

世界はより良いものに変わる
より便利に、より快適な世界。
豊かとは何か?それを説明できる者はいるだろうか?
常に僕たちを閉じ込めるこの牢獄は
果たして豊かの象徴なのだろうか?

いつでも壁は壊す事が出来る
牢獄の鍵はいつも空いている
いつでもそこから逃げ出すことも、抜け出す事も
誰にでも可能な筈なのに
僕たちの目の前には蜜が置かれている。

僕はもう蜜はいらない
甘い蜜など欲しくはない
僕にとってそこは非常に居心地が悪いからだ
僕は壁の向こうを眺めていたい。
いや、壁の向こうからこちらを眺めたいのかもしれない。

どちらにせよどちらが本当の現実なのか
それを確かめたいと思う様になった。
ここは現実なのか。あちらが現実なのか。
それともどちらも夢なのか?
僕にはわからないけれど、取り敢えず壁の向こう
そちらの世界はどうなのだろう。頭がそれで一杯だ。

僕は少なからずとも気がついた
この世界の異常さに
この世の流れ、この世の真実
目を背けようにも見せられ続けて
流石にもう無理かもしれない。

僕は早いところ壁の向こうで眺めさせてもらいたい。
ゆっくりとゆったりとした場所で
それ以上の物などないし、それに変わるものはない

僕の本当の望みはそれだけなのかもしれない。
それ以上は多分ない…

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