きみは、とても優しい子だね

きみの優しさを利用せず「優しさ」と真正面から理解して受け取ってもらえる子たちに出会えて本当に良かった

キュティセクスィロブリジミンｼｨ

お誕生日を過ぎてしまった…

わたしは記憶力は鬼なのですが、地図と誕生日だけが覚えられない人間でして、時々自己嫌悪に陥ります…（それも一瞬だから治らない

というわけで박 지민ｼｨおめでとうございます

本格的にKpopを好きになって早13年ほど、もちろんその間も방탄の活躍は知っていましたし、友人がARMYだったので「今日はうちのマンネが卒業式で…！」とよく知らん黄色い制服の異常に顔の良い少年の写真を送られてきたり、それこそデビュー時のあの黒いビブスのような衣装で横一列に並んでるシルエットも記憶にあります。

しかし「ここには行ってはいけない」という本能のみで避けてきました。まぁ避けても運命には逆らえない（ときもある DNA🎵

そんなわけでわたしはナムジュン、ジミンｼｨ、JKは昔から知っていました。

黄色い異常に顔の良い少年を送りつけた友人はその後ARMYはやめるのですが、その時に言っていた言葉が忘れられません。

「あの子いるでしょ、真ん中でよく踊ってるジミンちゃん。いくら保留でもジミンちゃんはわかるはず。あの子はね、華があるの。かっこいいかっこよくないより「目が行ってしまう」の。それが華だよ、あれは作れないから」

わたしがARMYになる頃でもあったのでその言葉が忘れられず、いま、その意味がよくわかります。

本能的に「目が行ってしまう」そしてそれは「作れない」、その通り、それは努力だけでは作れない天性のものだと思います。

近親憎悪

似ていると言ってもわたしに華はまったくありません、念のため（いやわざわざ言われてもﾈｪ…

방탄とわたしは思考の共通点が多いです。もう言い切りますが「わたしでもそれ言うわ、その言い方するわ」ということがとても多く、しかしその分「わーやめてくれーそれわたしみたいだからやめてー」という「似ているからこその近親憎悪」もよくあります。

それはジンニム、ホビ（いつもこう呼んでいるので…）以外はよくありますが、この2人はあんまりありません。いや、ホビも嫌なこと似てますね…どんなに盛り上がってても「いやそこ違うから」みたいなの、めちゃくちゃあります。

でも基本的にジンホビはあんまり似てないです。ジンニムに至ってはわたしに無いものしかなくて神々しいとさえ…（なんやそれ

その中でも1つ、ジミンｼｨに覚えた近親憎悪を紹介してお祝いとします。

…そんなお祝い、ある？

そのあと2つは心の底からの共感なのでご安心くださいまし。

1、Bon Voyage4@New Zealand

みんなで雪山に行ってクオズの2人がキャンピングカーにいて、ジミンｼｨがみんなに何かを持っていこうか、と言います

その時にポロッと言ったのがこの言葉

これ、Ep.4のビハインドで、しかもテロップにすらなってないんです。本気で一瞬なんですけど、これが「これぞ박 지 민！」という一言だなぁ、と、なんだか心が痛くなったりもしたポイントでした。

人って潜在/顕在意識（自覚無自覚）関係なく「その人のポリシーや思考」が言葉に出るんです。そこを意識している人は普段から言い方を気をつけますけど、それでもポロッと出る、それが人です。

で、ちょーー頑張って何十回も再生して聴き取ったんですが「何を持っていったら褒めてもらえる声が聴けるかな」みたいな言い方だった…と、思います（自信10%

「ああ、この子は「褒められたい」んだなぁ。
　みんなも幸せにしたいけど、自分がなにかすることで「褒められること」を大切にしてる子なんだなぁ」と

ちなみに一緒にいたテヒョンさんはそこらへん無頓着なので全然流してますが、テヒョンさんもやはり違う部分で人に捧げる人なのでそこら辺はやはりクオズですね。そこが全く違うからこの2人はお互いを大切にできるとも思っています。

2、You Quiz On the Rock

1と繋がる、わたしが涙したこのシーンです

「人と関わると与え過ぎてしまう。
　僕は何か役に立たないと友達になってもらえない。
　だから両親に泣いて話したんです、僕は友達すらいないんです、と」

※意訳

もうね「きみはわたしか」とめちゃくちゃ泣きました。これ泣いたARMY多いんじゃないかな。

しかしやはり、この、ポテンシャルも天才なら努力の天才でもあるこのお方はこれらによってそこを克服します。

▶︎親に話せたこと
▶︎否定されなかったこと
▶︎友達にも励まされたこと
▶︎なにより、ジミンｼｨの「優しさの価値」を理解してくれる6人と出会えたこと

人は報われないと生きていけません

仕事はもちろん人間関係だって、ある種の報酬があるからできます。お金という報酬、安心、意思疎通、共感、切磋琢磨の報酬、そういうものが無いと生きていけません。

自分が身を削った優しさを、優しさではなく当たり前と思われたら…？優しさと理解されなかったら？

こんなに絶望的な虚しさはありません。この言葉から察するにジミンｼｨは齢18やそこらでそれを感じたのでしょう。よくわかるよ。

ちなみにこういう自己犠牲はジンニムもやりますが、彼の場合はガチの自己犠牲＝納得してやっているので、見返りを求めない「本気の愛情」です。むりそんなことできん。だから彼みたいにはなれん、と思うわけです。

いやほんと、利用されずにジミンｼｨの優しさに価値を理解してくれる6人に出会えて良かった。これは他の6人全員にも言えます。
優しさの価値を理解してもらえる、価値観を共有できることは人生において最も大切とも言えます。その安全基地があれば、なんにも怖くないと思えるんです。

（安全基地は心理学用語で親子の関係に使用されますが、絶対ではないけれどそれに近い関係の방탄にも使用させていただきます。
　安全基地＝親（この場合は他の6人）がいることで自分は存在するだけで大丈夫なんだ、と思える自己肯定感や自尊感情になります）

ちなみにこの番組タイトルがアメリカのヒップホップグループのもじりと気づいている人はどれだけいるのだろうか…（本家は New Kids on the Blockです、俳優マーク・ウォルバーグと関連するグループ）

3、人の「その先」を思いやれる感受性

「ステージが終わったらジョングクは泣くと思うけど、それでも皆さんジョングクに「愛してる」と言ってあげてください」

※意訳

JKが昔、怪我をしてステージに出られない時がありましたよね。その時のジミンｼｨのこの言葉に衝撃を受けました。

人の気持ちがある程度わかる人なんてゴマンといます
わたしはそんなの別に能力ではないと思っています
それを使ってこそ能力だ、と

数千、数万の観客の前でそれを言える人がどれだけいるでしょうか？
たった数人の前でも言えない人がほとんどです。

わたしは常々言いますが人の思考行動パターンはこうなっていると思っています

思う▶︎口に出す▶︎行動する

右に行くにつれて伝わりやすく、難易度が上がります。そして最上級は「口に出しながら行動する」です。ジミンｼｨはこれをやっていますっていうか방탄は基本すべてこれです。

日常的にするってめちゃくちゃ難易度高いんですこれ
皆さんも、人なら身に覚えがあるはずです

JKもこういったすごく印象的なシーンがありますが、とにかくこの超絶難易度高いことをやるのが방탄소년단

やるじゃん

まとめ

ジミンｼｨだけではなく방탄そのものが既に語り尽くされていると思います

わたしはわざわざ今からそこに参入する気はありませんし、スキル的な部分ではもっと上手く描写できる人がいると思います（たぶん

ただ、わたしの特技は15分話せばその人の価値観がなんとなーーく、ぼーーんやり、ふわーーと、わかる、というもので、どうやらそういう人はあんまりいないみたいなのでそこから방탄を見ることにしています。

なので思考が言動行動に出やすいタルバンやボンボヤ、SOOP、ほかビハインドが好きなのです。
やっぱり「きみが何を考えてるのか気になる」by Boy with loveなので。で、思考は言動行動に現れやすいので。

そしてやはり、人間性の部分で稀有な価値観が散見されます。もしこれが嘘ならオスカー超えとんで級の演技力ですが、なんせあの子たち「いわゆる嘘」が下手なので無理です。

なんなら他の共演者がいる時点でわたしもソワソワしちゃうくらい共感性羞恥くるのでわたしも「その類の嘘」はつけません。

ただ「嘘をついてない」とは言っていないわけで、わたしもよく「国会答弁みたいな話し方」「新興宗教の教祖やったら？」とか言われるので単純に「伝えかたがうまい」のです。

そんなわけでジミンｼｨ、時々空気読めてないジミンｼｨ、それは優等生すぎて羽目の外しかたわかんないから加減がバカになっているだけなので見守ってあげてください笑

なぜならわたしもそれでよく大失敗かますので…笑

▶︎ヘッダーは春の日のジミンｼｨです
　これを描いた時、この子の「華」がよく理解できました
　アイコンにもしてしまうほどとにかくフォトジェニック
　描いていて一番楽しいのがジミンｼｨです