2007年08月17日"8月の空"

少し前にある人から老人ホーム等の施設にいる方々の話しを聞いた。

お盆近くに連日各地で目にしたり耳にする花火。

じいちゃんやばあちゃん達は認知症の為に周りにいる人が誰なのか?自分の家族が誰なのか?分らない。

でも花火の音でハッキリと思いだすコトがある。


『戦争』だ。

空襲を体験した人達にとっては辛いコトだ。


花火を見て喜ぶ子供達がいて、
花火を見て悲しみを募らせる大人達がいる。


戦争を体験していない僕達は平和で幸せだと思う。
でも、同じ時代を生きてる人間でも世界のどこかで戦争を体験し、恐怖を感じ怯えながら生きてる人間がいるッてコトを忘れてはいけない。


僕は戦争を知らない。

できることなら知りたくもナイ。

でも
『戦争』に背を向けてしまったら誰が子供達に、孫達に伝える!??

今を生きてる人間しかいないのだ。


体験した人達から話しを聞いたり、資料を見たりして戦争を学び、戦争から生まれるのは『悲しみ』だけだと伝えなければいけない。
そして、自分達が生きてる時代は
たくさんの人間により育まれ、たくさんの人間が生きていった上に成り立っているコトも伝えなければいけない。


僕達は
今、空を眺め

『生きている』

コトこそが


『平和』であるのだ。

アナタの空には何が見える?


山形の空には何が見える?


東京の空には何が見える?


ヒロシマの空に何が見える?


ナガサキの空には何が見える?


日本の空には何が見える?


世界の空には何が見える?

62年前の日本の空には何が見えた?

何十年
何百年
何千年
何万年
何億年
何兆年


何年経っても

どこから見ても

誰が見ても

空に見えるのは


ずっと同じ。

空に見えるのは

碧い空と


綺麗な星空であって欲しい。


2007年08月17日


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この話を聞くことができたのも

壮絶な体験をしてきた

”語る人”

がいたから。。

語り続けること

記録に残すこと

本当に重要だ。。

多角的に

ありのままに

真実を・・・・

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