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"鬼滅ブーム"はいつまで?

ーりすの独り言

破竹の勢いが続く人気漫画『鬼滅の刃』。コミック最終巻となる23巻の発売日(12月4日)は、開店前の書店に出勤前のサラリーマンらが購入待ちの列をつくったそうだ。映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』も大ヒット。関連商品の売れ行きもすこぶる順調だという。"鬼滅ブーム"は本物だ。このブームは一体いつまで続くのだろうか。

関連リンク(『鬼滅の刃』シリーズ):「"鬼滅ブーム"の経済効果」「『鬼滅の刃』のサプライズ

まとめダネ!001

強気な見立て

インターネットメディア『AERA dot.(アエラドット)』によると、三井住友DSアセットマネジメントの宅森昭吉チーフエコノミストは「あと1年や2年、あるいはそれ以上『鬼滅人気』が続く」と強気に見ている。

この見立ての根拠として、二つの要因を挙げる。一つは、映画に続編が出る可能性だ。「映画化された無限列車編はまだまだ原作の途中段階」とし、この先に封切られる続編が人気を維持する"カンフル剤"になると見込む。

これに加え、テレビ版の第2弾もファンが待ち望んでいるはずだという。『週刊少年ジャンプ』での連載とコミックスは完結したものの、テレビ版はそこまでたどり着いていない。今後、ブームを下支えすると予想する。

懐疑的な意見

ただ、この見方については幾らか懐疑的な意見だ。個人的にブームは間もなくピークアウトし、落ち着ついていくと見ている。原作(本編)が完結した影響が大きい。今後、『ドラゴンボール』『スラムダンク』といった人気作品と同じく、人気が続いても細く長くといった具合になりそうだ。

主人公が竈門炭治郎(かまどたんじろう)以外のスピンオフ作品も出てきそうだが、ブーム再燃を促す力になるかは疑問だ。また、日本の漫画コンテンツは質が高く量も多い。この作品に及ばずとも、そこそこ人気を博す漫画が相次ぐだろう。そんな中で、影が薄くなる可能性は否定できない。

ただ、そうなってもこの作品が記録と記憶に残ることには疑いない。

(写真〈上から順に〉:鬼滅人気に驚くりす〈イメージ〉=りす作成、12月4日発売の人気漫画『鬼滅の刃』の最終巻〈23巻〉。書店のレジに長い列ができる=まとめダネ!)

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