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継承

ー節分の習わし

奥さんは、持ち帰り寿司の「古市庵こいちあん」ブランドが大好きだ。先日の節分(2月3日)もそうだし、ちょっと寿司がつまみたくなると、デパートの地下街などにある古市庵に寄り、太巻きやいなり寿司を買ってくる。何がきっかけで"古市庵ファン"になったのかー。その理由について尋ねると、どうもわが母親の影響らしい。

関連リンク(連載「節分の習わし」シリーズ):「ささやかな復讐ー節分の習わし

母から妻へ

奥さんによると、かなり前、母が自宅にランチを差し入れてくれたことがあったという。それが古市庵の太巻きだったそうだ。具沢山ぐだくさんで、あっという間にお腹いっぱいになり、以来、すっかり気に入り、「頻繁に古市庵を利用するようになった」と、奥さんは教えてくれた。母から奥さんに引き継がれるものがあるというのは、何だか嬉しい。

古市庵は、ゆば・豆腐料理レストランなどを全国展開する外食チェーン「梅の花」(東証2部)のグループ会社。福岡県久留米市に本社を置く。ゆば・豆腐料理、古市庵という企業名などから、本社は京都かと勝手に思っていたが、実は福岡だったところに驚いた。

会社から会社へ

古市庵は当初、本社を大阪に置き、子会社「古市庵興産」とともに持ち帰り寿司店舗などを展開していた。2007年に発行済み株式総数の49.1%を梅の花に譲渡して子会社となり、14年に完全子会社になったという。事業とブランドは、梅の花が継承している。

梅の花に継がれし古市庵の味。わが家では母から奥さんに継がれる。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=奥さん撮影の画像を基にりす作成)

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