ー品川神社の双龍鳥居

鳥居に2体の龍を刻んだ双龍鳥居がある品川神社（東京都品川区）に行き、東京都内の双龍鳥居がある3社寺をコンプリートした。ことし（2024年）早々に掲げた夫婦の目標を早くも達成し、幸先良いスタートを感じている。もっとも、次の目標がない。早急に打ち立てなければならず、どこか急かされている気分になる。これがちょっと煩わしい。

東京三鳥居

馬橋まばし稲荷神社（東京都杉並区）、宿鳳山しゅくほうざん高円寺境内の稲荷社（同）、品川神社の3社は「東京三鳥居」、あるいは「東京三大龍鳥居」と呼ばれるそうだ。いずれも鳥居に2体の龍を刻んだ双龍鳥居があり、こうした鳥居は都内に3カ所しかない。そこにちなんでいるらしい。

それぞれパワースポットとして、一部ではよく知られているそう。辰年ということもあり、運気を爆上げしてくれるらしいー。そんな情報を仕入れた奥さんが初詣後に提案してくれ、「東京三鳥居を制覇しよう」とノリで返したところ、夫婦共通の目標になった。早くも目標を達成して充実感一入ひとしおだ。

東京三鳥居のうち、一番印象に残ったのは品川神社かもしれない。小雨が降りしきる中、拝殿などを見て回っていたが、不思議なことに雨が止んで晴れ間まで出てきた。たまたま雨雲の切れ間に入ったのだろうが、この神社にどこか受け容れられた気もして、それが心に好印象をもたらしている。

この天気の急変は奥さんも気付いていたようだ。品川神社を後にする頃に再び降りだした雨が、その思いを一層強くさせたに違いない。そんな奥さんは、馬橋稲荷神社が最も印象深かったそうだ。本殿に向かう木々に囲まれた参道の静謐せいひつな空気が記憶に焼きついているとか。

食傷気味

次の目標について奥さんと相談している。限られた予算と時間で満足感がある場所を探しているところだ。ことしは辰年だけに東京三鳥居からの”龍つながり”を狙いたいところだが、「龍は当面避けても良いかな」（奥さん）といった具合に、夫婦揃って幾らか龍つながりに食傷気味になっている。

東京三鳥居の記憶を振り返り、次に行く先のヒントを見つけたい。

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