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勝負に不要なおもてなし

ー東京五輪、野球決勝に注目

世界のトップアスリートが集った東京五輪。残す種目もあとわずか。注目は野球決勝だ。日本代表が米国代表と戦い、1984年のロサンゼルス五輪以来、37年ぶりの金メダル獲得を目指す。ただ勝負を占うと、日本代表にあまり好い目が出ていないように見える。日本代表は一度勝った相手と再び相見ると、どうも負けが込んでいる気がする。

一度勝った相手

サッカー五輪代表は、一度勝ったメキシコ代表と3位決定戦を戦って敗北を喫した。卓球五輪代表は、混合ダブルスで水谷隼・伊藤美誠ペアが中国代表を破って金メダルを獲得したものの、それ以降、男子、女子ともに、中国代表に相次いで惨敗している。

一方、ソフトボール五輪代表は、一度米国代表に負けたにもかかわらず、その後、決勝に駒を進め、米国代表に勝利して金メダルを獲得した。選手にそんな気は毛頭ないのだろうが、日本代表は一度勝った相手に勝ちを「お・も・て・な・し」する傾向があるようだ。

嫌な予感

野球五輪代表は、決勝まで全勝で勝ち進んできた。その中に、米国代表戦の1勝も含まれる。2024年のパリ五輪で野球は、再び正式な種目から除外される。その先の五輪での採用も不透明だ。地元開催もあり、ここはどうしても金メダルを取っておきたいところ。

どうしても嫌な予感がする。勝負におもてなしは不要だ。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)

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