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義母、娘と張り合う

ー中吉に落胆

奥さんと義母はきのう(1月5日)「高幡不動尊」という名前で親しまれている金剛寺(東京都日野市)にお参りに行ったそうだ。義母は「ことし(2024年)は絶対おみくじを引かない」と息巻いていたにもかかわらず、早くもそれを撤回し、おみくじを引いたらしい。義母をからかう材料がまた一つ増え、笑いが込み上げてくる。次に会う機会が今から楽しみだ。

宣言撤回

「おみくじは大吉だったのに良いことがちっともなかったのよ」ー。昨年(2023年)暮れ、義母はあきれたように愚痴をこぼした。たとえ初詣に行っても、おみくじだけは絶対に引かないと宣言。おみくじとの決別に断固たる決意を見せていた。

奥さんによると、義弟らと一緒に行った初詣では、頑なにおみくじを拒んだらしい。もっとも合理的な義弟らは、おみくじに関心があるタイプではない。そもそも、おみくじを引くような雰囲気にならず、だからこそおみくじを引かずに帰ってきた気がする。

ただ高幡不動尊では、そうは行かなかったようだ。おみくじ好きの奥さんは「私が大吉を引いたのを見て、自分もと思って手を出したんじゃない?」と、ちょっと意地悪そうな笑顔でいう。確かに義母は、どこか娘である奥さんに張り合おうとするところがある。闘争心をくすぐられでもしたか。

負け

そうなると、気になるのは義母が引いたおみくじの結果。なんと中吉。むしろ運が上がりきった状態の大吉よりも、上向きに伸びしろがある中吉が最良との見方も一部にあるほどだ。ところが、驚いたことに義母はその結果に落ち込んでいたらしい。勝負に負けたとでも思っていそう。

どうしても娘に張り合いたい義母。イジるネタができた。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材を基にりす作成)

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