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ありがたい"お言葉"

ーレイトショーで映画『TENET』

クリストファー・ノーラン監督の映画『TENET(テネット)』。インターネットでは、ストーリーの流れを捉えるのが難しく、一度観ただけでは理解できないという評価が目立つ。そのため、事前に対策を講じ、準備と心構えはバッチリだ。おかげで、この作品を満喫した。孫氏曰く、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」ー。世の中には、ありがたい"お言葉"がある。

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心構えと準備

この映画を観るにあたり、クリストファー・ノーラン作品を事前に視聴して臨んだ。ガイ・ピアース主演の『メメント』、マシュー・マコノヒーやアン・ハサウェイが出演した『インターステラー』の両作品。メメントについては、初めて観て以来、かなり時間が空いたが、これが通算2回目の視聴。

両作品ともに、時が経つのを忘れるほど引き込まれる。ただ、いずれもストーリーの時系列を把握するのに難しいところがある。急に過去に遡ったり突然現在に戻ったりなど時系列が行ったり来たりする。その辺りがこの監督が撮る映画の特徴の一つとも言える。

『TENET』についても、それが踏襲されているだろう。ネットで見かけるこの映画への感想などを見て、だいたい想像できた。そのため、劇中に話の流れについていけない部分があっても、そこに気を取られないようにすると決めておいた。もっとも、普段の心構えとそれほど大差ないのだが。

質問攻め

たとえ100%理解できなくても、観終わって楽しければいいー。そんな風に気楽に考えていたのが奏功したか、十二分に楽しめた。メメントほど腑に落ちない点はなかったが、インターステラーに比べると理解に苦しむ箇所が多かった感。それでも大まかなストーリーは把握できた。

一方、この映画を一緒に観た奥さん。楽しんだようだが、疑問が尽きないようだ。内容について質問攻めに遭う。それなりに応対したが、こちらの解釈では納得できないらしい。帰宅後、ユーチューブでネタバレ解説動画を漁り、しかめっ面。そんな様子に、別のありがたい"お言葉"を思い浮かべた:

「触らぬ神に祟りなし」

(トップ写真:クリストファー・ノーラン監督の映画『TENET(テネット)』=Wallpaper Abyss)

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