獣系の臭い
ー駅前の大番ラーメン
東京ラーメン「大番」の大番ラーメン(税込500円)は、珍しく夫婦揃って好きな味だ。特徴は豚骨醤油味のスープ。独特の風味が口に広がる。あるインターネットサイトでは「ダメな人はダメな獣系の臭い」との評。ただ、わが夫婦は意に介しない。それどころか、揃ってたまに食べたくなる。
相関関係
梅雨の晴れ間の休日、朝早くから汗だくになりつつ、洗濯に励んだ奥さんを労うための一品。東京都板橋区の上板橋店を訪れた。東武東上線上板橋駅の前にある。客は常連らしき男性が2、3人。いずれも野性味あふれる容姿。獣系の臭いとの相関関係や、いかに。
ゴー・マイ・ウェイ
「揃って食べたくなる」とは言ったのものの、実際のところ、このラーメン屋を訪れたのは、数年ぶりだ。ただ、だからこそ気付くこともある。「前回に比べて味が変わったよね」と奥さん。美味しいは美味しいのだが、どうも塩っぱく感じるらしい。言われてみれば、そうかもしれない。
厨房をはじめ、この店を切り盛りしているのは、年輩の中国人女性2人のようだ。らしいことに、客の存在を気にもせず、ゴー・マイ・ウェイ。会話する声の大きいこと。きっと大らかな性格なのだろう。そこから判断する限り、麺の茹で方やスープの調合も大雑把にしていそう。
訪れるたびに味が違うー。それもそれで一興と考えたい。
(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成、東京ラーメン「大番」上板橋店の大番ラーメン=りす撮影)
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