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美しく美味しい!町中華オムライス〜北新宿 竹葉軒〜

先日、町中華オムライスのnoteも書いたが、私はとにかくオムライス(以後、オムラと呼称する)が大好きだ。
トロふわな洋食のオムラよりも、断然町中華のオムラの方が好きだ。

今回は町中華カレーライスでご紹介した、北新宿の竹葉軒のオムラをご紹介したい。

◼️北新宿ノスタルジー

竹葉軒のある北新宿については以前の竹葉軒の町中華カレーライスnoteで紹介したので、そちらを参照いただけると有り難い。

私は町をぶらぶらしながら、気になった建物や看板など、撮影している。それをたまにSNSにあげている。古い看板などもグッとくるのだが、たまたま竹葉軒の並びにある煙草やがふと、気になった。

ボロボロのテントが心に刺さる

土曜なので休みなのか、まだやってそうな雰囲気ではあるが、とにかくテントがボロボロで、それが心を動かす。あと、雑多に羅列した選挙ポスターもなんとも言えない気持ちになる。

ノスタルジーというか、どの街にもこういった店があったりする。営業してるかどうかわからないギリギリのラインの存在。
普段気にしていないかも知れないが、ふと気にしてみると街がさらに面白くなる。

「新宿」の名がついている「北新宿」だが、デカダンやノスタルジーが混在しているところもあるよ、と伝えたい。

◼️美しい!おいしい!!竹葉軒オムラ!!!

夜営業が始まる前に、岡芳商店で数杯引っ掛けて、良い感じに仕上がりつつ、竹葉軒に向かった。
(岡芳商店は竹葉軒のすぐ近くなので、逆のパターンもありです。)

入店すると、数組でテーブルが埋まっており、良い感じに盛り上がっている。
竹葉軒はカウンターがないので、1人でテーブルを占拠することになるので、そこだけいつも申し訳ないなと思ってしまう。

「いらっしゃいませ」
女将さんがお冷を持ってきてくれる。
オムラと心に決めてるくせに、なんとなくメニューをみてしまう。なんで勿体ぶってしまうのか、と自分でツッコミたくなるが、単純にメニューを見るのが好きだからか。

「すいませーん!オムライスください!」
今日は大盛りにせず、デフォルトでオーダー。
竹葉軒のオムラはデフォルトでも良い感じに米がギュッと詰まっているので、少食な方には多いと感じるかも。

カンカンと鍋を振る音、TV、会話とうるさすぎず、ちょうどいい。
他のテーブルに運ばれてくる料理をチラ見。
「ふむふむ、このテーブルはそういうフォーメーションか」などとチェックするのも楽しい。

そうこうするうちに、オムラが運ばれてきた。

竹葉軒オムラの美しさ!

久々の竹葉軒のオムラはやはり美しい!!
定番の包み型で丁寧に成形されている。
そして、真ん中にトロっとかかるケチャップさえも、計算されたかのような皿の溜まり具合。

オムライス770円

全体の構成としては、スープ、冷奴、りんごが脇を固める。
いざ!オムラをいただく!

チキンライスの香ばしさ

先ずはチキンライスとオムのハーモニーを楽しむ。
「ああ〜!!やっぱりおいしい〜!!」
もちろん心の声だが、とても美味しい!!
チキンライスの香ばしさとオムのバランスもよく、少し胡椒も効いててまさに町中華オムラだ!!

半分までくると、ケチャップを楽しむ

私はケチャップを全体に広げず、そのまま食べ進める。ケチャップを足したくなったら、スプーンでちょいっと掬って足す程度だが、基本的にはケチャップなしから始めて、ケチャップゾーンを味わい、最後はケチャップなしで余韻を楽しんでいる。

いよいよケチャップゾーンに突入!
一気にケチャップの酸味と旨みが広がり、ボルテージがさらに上がる!
一口、二口とケチャップの量も調整しながら、自分の舌(ベロ)と語り合い、おいしさと幸せを噛み締めるのだ。

ケチャップゾーンを超えてチル

ケチャップゾーンを越えたところで、スープをいただく。
竹葉軒はスープも美味しく、チルかつ舌(ベロ)を整えるのにちょうどいい。

そして、最後のケチャップなしゾーンをゆっくりと味わい、完食。
その後は冷奴でお口直しをし、りんごで〆る。
竹葉軒オムラに大満足!!

◼️飴ちゃんサービスで心もほっこり

お会計をすると横にある、飴ちゃんサービス。
これがなんだか嬉しくて、竹葉軒が好きなところでもある。

金のミルクと謎のチョコをいただきました

一度、なんだか申し訳なくて昔断ったことがあったが、その時に女将さんに遠慮しなくていいのよ、と言われてから毎回いただいている。

いつかなぜ飴ちゃんサービス始めたのかを聞いてみたい。

「ごちそうさまでした〜」
キチンと挨拶をしてから退店する。

竹葉軒の帰り道。
税務署通りに出ると、そこから見える古めのタワマンと歌舞伎町タワー。
新宿の端っこから新宿を見る、これが醍醐味である。

端っこからの新宿

2024年の景色も、あと5年もすれば新宿西口の再開発でもっと景色は変わるだろう。

余談だが、JR新宿駅の東西通路が開通した時には、「なんで今更?もっと早く通せばよかったのに」と思ったが、昭和、平成に通っていれば、西口と東口の街の醸成にも大きな影響があったのではないか?とぼんやり考える。

美味しかったオムラや街のことを考えながら帰宅。
今日もいい1日だった。
また、胃袋や体調を整えつつ、美味しいオムラを食べに行きたい。

ごちそうさまでした

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