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2022.5.28 池袋駅東口 日本共産党 街頭演説 志位委員長の訴え 文字起こし

 みなさん、こんにちは。 
前回に引き続き、今度は志位委員長の訴えの文字起こしです。

山添拓さんと田村智子さんのお話はこちらです。

 今回、日本共産党は、本当に納得できる経済政策を提案しています。
今度の参議院選挙の大きな争点になりそうですね。

 何度も読んで、学びましょう。そして、自由と平和を駆け引きでなく本気でまもる、「やさしく強い経済」への転換を大胆に提案する日本共産党を大きくして、安心してくらしていける日本にしていきましょう。

志位委員長の訴え

 みなさん、こんにちはー。ご紹介いただきました日本共産党の志位和夫でございます。

 きょうは 駅前を埋めるこんなにたくさんの皆さんが足を止め、聞いてくださいまして感激しております。どうか最後までよろしくお願いいたします。

#比例は日本共産党

 参議院選挙が目前に迫ってまりいました。
今度の選挙は、「平和とくらし」がかかった歴史的な選挙になります。日本共産党は、政党を選ぶ比例代表選挙で全国で650万、首都東京で100万票を獲得しまして、今お訴えした党政策委員長として縦横無尽の大活躍をしている田村智子さんを含む5名のベストチームの全員勝利のために頑張ります。
お力添えよろしくお願いいたします。

 東京選挙区は、山添拓さんの再選を必ず勝ち取りたい。山添さんは国民の苦しみにとことん寄り添う温かいハートと抜群の論戦力で政治を動かしてきた素晴らしい政治家です。ただ、大激戦・大接戦になっております。この大激戦を勝ち抜くカギは、比例代表東京100万票獲得することとそれに加えまして山添さんの魅力を広ーい都民の皆さんに伝えきることにあります。どうか、皆さんの力添えで日本にとっての宝の議席、必ず勝ち抜かせてください。よろしくお願いいたします。

どうやったら今すぐにロシアの戦争を止められるのか?

 プーチン政権が、ウクライナに侵略してから3か月以上がたちました。たくさんの命が損なわれる痛ましい事態を目にして多くの方々が憤りを募らせていると思います。

 同時に、危機に乗じて「9条をかえろ」という大合唱が起こる下で、「平和を守りたい」「憲法を守りたい」 多くの声が起こってるんではないでしょうか。

 わたくしはこの場で憲法9条を生かして平和をつくる4つの呼びかけをさせていただきたいと思います。

✅ 第一の呼びかけ は、国連憲章に基づく全世界の団結で一刻も早く戦争を終わらせよう。 このことを呼び掛けたいと思います。

 どうやって戦争を終わらせるか。何よりも大切なのは国際世論による包囲であります。この点で私は強く危惧しておりますのは、アメリカのバイデン大統領が「民主主義対専制主義の戦い」だっていうスローガンを打ち出してることです。

 みなさん、こうやって世界を二つに分けてしまったら、解決の道が見えなくなるんじゃないでしょうか?この間来日したシンガポールの首相の、リーシェンロンさんがこう言いました。「わたしは、民主主義対専制主義の問題とは言わない。なぜなら、ウクライナで危うくなっているのは国連憲章だからだ。民主主義対専制主義の枠にはめるなら自らの身を終わらない戦争に置くことになる。」
こういうやり方をしていったら戦争を終わらせることができないという警告はその通りではないでしょうか。

 私は訴えたい。今大切なのは、あれこれの価値観で世界を二分することじゃなくて、ロシアの侵略をやめよ 国連憲章をまもれ この一点で全世界が団結することではないでしょうか?

✅ 第二の呼びかけ は核兵器の使用を絶対に許さず、核兵器のない世界をつくろう これを呼び掛けたいと思います。

 プーチン大統領が再三にわたって、核で世界を威嚇することは絶対に許すわけにはいきません。いま世界が目にしているのは何でしょうか。それは、核兵器という兵器は絶対に人間に持たしてはならない。絶対悪の兵器だということではないでしょうか。

 そして、いまの状況の下で、核の使用を止める唯一の保証は、全世界から核兵器を緊急に廃絶する以外にないということではないでしょうか。

ところが、わが被爆国日本で、政治の議論はどうなってるか。核には核 という危険な議論が横行しています。

 わたくしは、5月1日にNHKで放映された党首討論でこの問題議論しました。そうしましたら、岸田首相をはじめ多くの党首が当たり前のように言ったのが、「核の抑止がいよいよ大切だ」 ということなんです。

 しかしみなさん、核抑止とは一体なんでしょうか。それは、いざというときには核兵器を使用する。つまり核のボタンを押す。これが前提になった議論なんです。いざというときにも使えません。 といったら抑止になりませんね。つまりもっと言えば、いざというときには、広島・長崎のような非人道的な参加を引き起こすことも躊躇しないという議論なんです。

こんな議論を被爆国の政府が唱えることは恥ずかしいことではないでしょうか。

分けても悪質なのが維新の会です。「アメリカと日本で核の共有の議論を始めよう。」こう言いました。

 これに対して日本被団協、被爆者の団体の皆さんが、「日本国民を核戦争に導き命を奪い国土は廃墟と化す危険極まりない提言だ」と強く抗議をいたしましたが、当然じゃないですか。みなさん。

こんな恐ろしい提言を公然と方針に掲げるというのはわたくしは被爆国の政党の資格はないとはっきり言いたいと思います。

 みなさん、わたくしは日本政府に訴えたい。核抑止の呪縛を引き払って今こそ核兵器禁止条約に参加すべきです。

それができないっていうんだったら私たちの手で参加する政府を作ろうではありませんか!

✅ 第三の呼びかけ は、この危機に乗じて戦争する国づくりを力を合わせて止めよう これを訴えたいと思います。
 
 今自民党や維新の会がやろうとしていることは何でしょうか。二つ特長があるんです。一つは専守防衛を投げ捨てる。ということなんです。敵基地攻撃というのが問題になってますね。何をやるってんでしょうか?岸防衛大臣は相手国の領空に入って爆撃することだといいました。
プーチン大統領がやってることそのものじゃないですか。

 自民党はさらに、相手国の指揮統制機能も攻撃対象にする。と言い出しました。日本でいえば、首相官邸を爆撃するようなものです。

 みなさん、全面戦争に乗り出そう。こんなやり方が憲法9条の下で認められるわけがないではありませんか。

 もう一つ大問題があります。この道進みますと、途方もない軍事費の大幅増額が必要になることです。

 自民党は、軍事費を5年以内にGDP比2%以上にするといっている。5兆円以上増やすと言っている。岸田首相も「相当な増額をうやります」とアメリカに約束しました。 

 私は聞きたい。財源どうすんですか? 何にも答えないじゃないですか。 私たちが社会保障よくしようと提案しますと、「財源どうするんだ?」あれだけうるさく言ってくる自民党が、財源のこと言わないじゃないですか?

 しかし5兆円6兆円もの軍事費増やそうと思ったら、消費税の大増税をやるか、社会保障の大削減をやるか、どっちかしかないことは火を見るよりも明らかじゃないですか。

 一つ具体的にお話ししましょう。いま、日本の国民のすべての方が払ってらっしゃる、医療費の窓口負担一年間で総額5兆円なんです。5兆円っていうのはそういう額なんですね。ですから仮に5兆円の軍事費増額分を医療費の窓口負担で賄おうとしたら2倍にするってことですよね。現役世代いま3割負担。6割負担にするってことです。高齢者のみなさんは2割負担。4割負担にする。生きていけないじゃないですか。こんな道は、みんなで止めようじゃありませんか。

 わたくし訴えたい。危機に乗じて専守防衛を投げ捨て、9条を改訂し日本を軍事対軍事の危険な道に引き込み、暮らしを押しつぶす。この道は日本共産党を躍進させていただいて、山添拓さん勝たせていただいて、みんなで力を合わせて止めようではありませんかっ!

✅ 第四の呼びかけ9条生かした外交で東アジアを平和な地域にしよう。  こう呼びかけたいと思います。
自民党などは、9条で平和が守れるか。こう言ってきます。
しかし皆さん、戦争を起こさないための9条に基づく外交に知恵と力を尽くすのが政治の役割ではないでしょうか?

 岸田政権はその肝心の外交がないじゃないですか。軍事一辺倒じゃないですか。ここに一番の問題があります。
日本共産党は9条生かして東アジアに平和をつくる外交ビジョンというのを提唱しています。

 私たちが注目しておりますのは、東南アジア諸国連合A.S.E.A.N.の取り組みなんです。A.S.E.A.N.は、あらゆる紛争問題を対話で解決する。紛争が起こっても戦争にしない。この取り組みを半世紀続けてきて、あの地域を戦争の心配のない平和の共同体に変えました。そのA.S.E.A.N.が今一番力を入れてるのが、A.S.E.A.N.10か国と日本、アメリカ、中国、ロシア韓国も入った8つの国で作っている東アジアサミットという枠組みを、平和な枠組みとして発展させてゆくゆくは東アジア規模の友好協力条約を展望して、東アジアの全体をA.S.E.A.N.のような戦争の心配のない平和な地域にしようじゃないかという大構想なのです。

みなさん、これいいじゃないですか?

 私たちの提案はいま、日本政府がやるべきは、敵基地攻撃なんて言う物騒な話じゃない。A.S.E.A.N.の国々としっかり協力しましてこの東アジアサミットを活用強化して東アジアの全体を戦争の心配のない平和な地域にするための9条を生かした平和外交だということをわたくしは訴えたいと思います。

みなさん、世界に誇る憲法9条を将来にわたってまもり生かそう。この願いは党を作って100年。反戦平和を貫いてきた平和の党、日本共産党に託してください。よろしくお願いいたします。

わたしたちのくらしに起きている真実

 さてみなさん、今度の選挙はくらしがかかった大事な選挙です。今物価高騰が大変深刻です。なぜいま物価がこんなに上がってるんでしょうか?

 その原因は、新型コロナとウクライナ侵略だけではありません。もう一つ大きな原因がある。異次元の金融緩和というやり方をアベノミクスの下で続けてきた。その結果、異常円安を作り輸入品の高騰を招いて物価の高騰につながってる。誰の目にもあきらかではないでしょうか。

 安倍元首相はこのまえ、「日銀は政府の子会社だ」というとんでもない発言して問題になりました。中央銀行は政府から独立する。これが当たり前の原則なのに、全く理解してないんですね。まさに子会社として扱って、日銀総裁の首をすげ変えて異次元の金融緩和を押し付けて株高で富裕層をもうけさせて貧富の格差を拡大して以上円安を作り出して物価高騰を招いたアベノミクスの責任は極めて重いのではないでしょうか。

 もう一つ問題があります。それにしても物価の高騰でどうしてこうもくらしが苦しいんでしょうか?

✅ それは働く人の賃金が上がってないからじゃないですか?
✅ 年金が貧しいうえに下がり続けてるからじゃないですか?
✅ 教育費が重すぎるからじゃないですか?
✅ 消費税の連続増税で家計が痛んでるからじゃないですか?

 つまり、弱肉強食の新自由主義が日本経済を「冷たく弱い経済」にしてしまった。これが国民のみなさんの生活苦のおおもとにあるんじゃないでしょうか。

 わたくしこの前の衆議院の本会議の質問で、岸田首相にアベノミクスと新自由主義が間違っていたと認めますかと聞いた。しかし間違いといわないんです。この間違いを認めなければくらしを守れない。このことははっきり言いたいと思います。

 日本共産党は今度こそ、弱肉強食の新自由主義は終わりにして、「冷たく弱い経済」から、「やさしく強い経済」への大転換を図ろう。このことを訴えて選挙を闘いたいと決意しております。

五つの提案

五つの提案を具体的にしたいと思います。

第一は、消費税を5%に緊急に減税することです。 
 政府がやっている物価対策は、ガソリンなどごく一部のものにとどまってます。しかし今の物価の高騰は全般に及んでる。特に食料品や水光熱費など生活必需品は4.8%も上昇しています。所得の少ない方ほど打撃が大きいですね。消費税減税こそ物価高騰からくらしを守る最も効果的な対策ではないでしょうか。

 一方で、円安で大企業は史上空前の利益を上げてます。富裕層の資産も膨れ上がっています。ならばみなさん、税金は持ってるところから払ってもらおうじゃないですか。富裕層と大企業に応分の負担を求めて消費税は5%に緊急に下げようじゃないですか。小規模事業者やフリーランスの方々のくらしに大打撃になるインボイスは今からでも中止しようではありませんかっ!

第二の提案は政治の責任で賃金が上がる国にする。という提案です。
私たちは新たに、この間打ち出しておりますのは、大企業の内部留保に税金かけようじゃないか。という提案なんです。アベノミクスの8年で大企業の内部留保は130兆円も増えて、466兆円まで膨れ上がっています。なんでこんなに増えたか。大企業への減税をやりすぎたからです。40兆円もの減税やった。その多くが内部留保に積みあがってるんです。だったらその一部を返してもらおうじゃないかというのが日本共産党の提案であります。

具体的に言いますと、アベノミクスで増えた内部留保に毎年2% 2兆円 5年間で10兆円の課税をしよう。これがわたくしどもの提案ですがいかがでしょうか?

 みなさん これやりますとね、一石三鳥なんですよ。 
まず一つは大企業への減税の不公平をただすことになりますね。
二つ目はこの課税には適切な控除を設けます。
賃上げにお金を使った場合には税金を払わなくていいですよ。
グリーン投資にお金を使った場合にも税金払わなくていいですよ。
このふたつを控除を設けることで課税をすることで、賃上げと、グリーン投資を促進することになります。
三つ目もう一つあるんですよ。税収が10兆円出てくる。なんに使うか。いろいろ考えたんですが、最低賃金を1500円に一気に引き上げる。そのための中小企業の皆さんへの支援にどーーんっと当てようというのがわたくしどもの提案でございます。

 私この前の代表質問で首相に、どうですか? 提案したところ、岸田首相は、正面から否定できないんです。よわよわしく言ったのは、「二重課税にあたるとの指摘もある。」という答弁でした。

 しかしみなさん、私たちの提案というのは、減税やりすぎた一部を返してもらうって話ですから、二重課税には当たりません。二重課税っていうんだったら皆さん、所得税住民税払った上にとんでもないのを払わされてるじゃないですか。消費税こそ最悪の二重課税じゃないですか。

 みなさん、この内部留保というのは人間の体に例えますとね、脂肪みたいなものなんです。脂肪がなくなっちゃったら不健康になりますね。内部留保全部吐き出せと言ってるわけじゃない。しかし脂肪がつきすぎますと不健康になります。 あんまりひとのこと言えないですが(笑)。不健康になる。

 ですから、内部留保を適切な額に絞るようなことを政治がやってあげる。そのことで企業も健康になる。経済も健康になる。そして成長もできる。好循環が始まる。これが私たちの提案ですが、どうでしょう?

ぜひ、実行させようじゃありませんか。

第三の提案は社会保障と教育予算を経済力にふさわしく充実するってことです。 この6月から年金が0.4%削減されようとしてます。物価が上がったら、年金はもっと上げるのが当たり前じゃないですか。物価高騰のさなかに年金下げるなんて、こんなに理不尽な政治はないと、わたくしは言いたいと思います。

 年金削減はストップし、低すぎる年金の底上げこそやるべきです。75歳以上の医療費も2倍化は今からでも止めようじゃありませんか。

✅ 重すぎる教育費という点では、大学の学費を半分にします。
✅ 理不尽な入学金制度は廃止します。
✅ 給付奨学金、抜本的に充実させます。
✅ そして、給食費負担が重すぎますよねぇ

今23区で調べましたところ、小学校高学年で月5,516円、中学校で5,803円、お子さん二人いたら一万円以上かかってしまう。

憲 法26条には、義務教育はこれを無償とする 書いてあるじゃないですか。憲法通りに義務教育の給食を国の制度として無償にしようじゃありませんか。

 皆さん、社会保障と教育に予算をかけることは経済にとって負担になる話ではないんです。家計を支えることになりますね。新たな雇用が出てくる。投資も出てくる。健全な経済成長を促すことになる。ぜひこの道をご一緒に進もうではありませんか。

第四の提案は、気候危機打開の本気の取り組みをやろう。ということなんです。日本のエネルギー自給率はたったの10%。OECD36か国のうちなんと35位なんです。原油価格の高騰がエネルギーを外国に頼ることの危うさを示したのではないでしょうか。

 しかしみなさん、この日本には100%国産のエネルギーがたくさんあるじゃないですか。再生可能エネルギーです。いまこそ思い切って再生可能エネルギーの大規模普及に取り組むべき時ではないでしょうか。
そしてそのためにも皆さん、原発即時ゼロ。石炭火力からの撤退を政治決断することが重要だと訴えたいと思います。

最後第5番目。ジェンダー平等の視点を経済にも貫くということです。私たちは、男女の賃金格差が日本は特にひどい。年収で240万円も格差がある。生涯賃金で一億円も違う。この格差をなくすべきだ。そのために企業に格差の実態の公表を義務付けるべきだ、繰り返し繰り返し国会でも提案し、党首討論でも岸田さんに会うたびに口を酸っぱくして言ってまいりました。
そうしたら、岸田首相、5月20日。男女の賃金格差の公表を義務付ける方針をとうとう明らかにいたしました。一歩前進です。皆さんの声が政治を一歩動かしました。しかし、これからが重要です。公表を徹底するとともに企業に格差是正計画を作らせて国が実施を推進する仕組みをしっかり作って賃金格差0の日本を作ろうではありませんか。

 みなさん、これが、「やさしく強い経済をつくる5つの提案」ですがいかがでしょうか?

いいでしょう? みなさんこれ。
どれも当たり前の皆さんの願いだと思います。

実現を阻む大きな原因と解決の道筋

 ただみなさん、これね、本気でやろうとしますと、財界・大企業の抵抗にぶつかってきます。日本ではだれが総理大臣になっても新自由主義から逃れることできないんです。 なぜなならば新自由主義は、「日本経団連」の政策だからです。ですからね、くらしを守ろうと思ったら、財界献金もらっている政党じゃ守ることできない。

 党を作って100年。財界献金びた一文も受け取らない。財界の献金にズバリメス入れることができる日本共産党を伸ばすことがくらしを守る一番の力になるんじゃないでしょうか。

お力添えをよろしくおねがいいたします。

自由と平和を貫いてきた唯一の政党 日本共産党

 最後に、これは私どもの参議院選挙に向けたポスターでありまして、共産党は今年で党を創立して100年になります。
自由と平和。まっすぐつらぬく。党をつくって100年。日本共産党 
これは私たちのスローガンです。ちょっと私の写真などもあって恥ずかしいんですが、いかがでしょうか。 これで行きたいと思います。

 戦前の軍国主義の下で、国民の自由を圧殺し、侵略戦争に突き進んだ暗い時代から、命がけで自由と平和をつらぬいた。唯一の政党が日本共産党であります。そのために私たちの先輩である、小林多喜二野呂栄太郎伊藤千代子、多くの素晴らしい先輩が若くして命を落としました。しかしその頑張りは、戦後の日本国憲法に立派に実ったのではないでしょうか。

 そして日本共産党は、将来にわたって自由、民主主義、人権の制度を守り発展させ花開かせることを党の綱領でかたくお約束しております。

 核兵器のない世界。戦争のない世界。平和な世界を21世紀につくることを、綱領の大目標に掲げている政党が日本共産党であります。

 どうか皆さん、首都東京から、自由と平和。まっすぐつらぬく日本共産党の躍進を勝ち取らせていただきますよう、そして、山添拓さんの宝の議席、どんなことがあっても守り抜いていただきたい。このことをお訴えいたしましてわたくしの訴えとさせていただきます。
ありがとうございました。頑張ります。

最後に

いかがでしたか? 

私はこの演説を聞いて改めて日本共産党は ぶれないたしかな政党だと感じました。「わが青春つきるとも -伊藤千代子の生涯-」を観て感じたのは、弱い人のためにどんな困難にも真剣に向き合い、そこに深い知性があり先を見通せるからこそぶれずに100年も継続してこれたんだということでした。

 大企業からお金をもらって大企業のために働き、賄賂や公文書改ざん、国民に際限のない負担を押し付ける自民党。それにくっつく公明党、物事を深く考えず自民党政策の先鋒を競う維新の会、選挙で野党として選ばれたのに野党の立場を投げ捨て与党にすり寄る国民民主党。

どれも国民の暮らしを真剣に守ろうとせず、平和の願いを踏みにじる政策を国会でどんどん決めています。

この政治を終わらせるためには、やはり立憲野党が力を合わせて議席を確保することが大事です。

特に、自公政権が一番煙たがっている日本共産党の議席を増やすことが、国政を国民のために正常に運用させる近道です。

7月の参議院選挙。 必ず投票に行きましょう。
そして日本共産党に、立憲民主党に、社会民主党に、れいわ新選組の応援をよろしくお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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