座談会#4「男がおごるのが当たり前だろ論争」

座談会第4弾です。今回はソロ女たちの「デートで男がおごるべきかどうか」について語ってもらっています。

ソロ女のそれぞれのプロフィールはこちらを参照ください。

※簡単にまとめてくださいってご指摘(クレーム?)がありましたのであえて追記しますが、これはそもそも座談会の書き起こし原稿ですから(マガジンの冒頭#0にそう書いてます)、一切編集を入れていません。長いし、途中であっちこっち議論がいきますが、そのリアルを反映したものです。それを理解いただいた上でお読みくださいね! 


澤上 男性がデートでお金を払うっていうのが常識なのはなんでなんですかね?

司会 それは一部の人だけじゃないですか。20-30代未婚男性のほとんどは年収300万円以下です。なかなか全部はおごれないから、基本割り勘なんですよ。

澤上 そうですよね。

石田 割り勘なの?

矢島 ありえない!

石田 ないわ~って思うよね。

矢島 ありえない、ありえない。

浅野 だってさ、こっちはそのために化粧品買ったり服買ったりさ。

矢島 そうだよそのとおりだよ。

浅野 ご飯食べるだけじゃない、見えないところですごい頑張ってお金かけて投資しているわけじゃん。

佐藤 別に、言われたら私は払ってもいいかなって思うけどね。

矢島 いや、男としての見栄はないのか、プライドはないのかって思う。

石田 そうそう! 

佐藤 なんだよ、さっきまでさんざん男っぽかったのに…

司会 割り勘を受容できる男女の方が結婚できると思いませんか?男が払うべきだとかにこだわらない地方の若い人たちは結局結婚していますよ。

澤上 そうです。

矢島 そういう人たちはいます、確かに。

石田 おごれない男ってなんなの?

矢島 別に借金しておごればいいじゃんって思う

一同 笑い

澤上 すごい。

佐藤 それは自分が男だったらそうしたんだよね、きっと。

矢島 そうそう! 

石田 私はね、付き合ったあとに「ごめん、(お金)おろしてなかった」みたいな感じで「ああ、じゃあここ払うわ」みたいな持ちつ持たれつみたいな感じはありかなと思うんだけど。

浅野 それはあり。

矢島 付き合う前は全部払えだよね?

石田 そう!払えよって思う。

伊達 なんで?なんか嫌じゃない?

司会 逆に、付き合う前は払ってほしくないって女の人もいますよ。

伊達 ですよね。

矢島 そこはなんか自分のプレゼンテーションだと思って、みせてほしいと思うわけ。

浅野 普通狩猟民族だったらなんか先行投資するよね。

石田 そうだよね。

浅野 逆に自分が男だったらって思ったら、付き合う前は投資、投資で…。

矢島 一生投資しろとは全く思わないし。

佐藤・伊達 いやいやいや! 

浅野 全力見せてと思うよね。

石田 やる気あんの?って思う。

浅野・矢島 そうそう! 

石田 なんだろうな。1万円のお会計だったときに、変な話6対4でもいいよって思う。20代の頃は、8対2とか全おごりがいいなって思ってたんだけど…今は6対4でもいいよって。

佐藤 気概ってこと?

石田 そうそう。少しでも多く出そうって気概。

佐藤 6対4とか中途半端じゃない?どっちでもいいわってなる。

浅野 だったら赤ちょうちんでいいよ。すごい高いとこに行くくらいだったら…。

澤上 なんか、そのおごられたいってところだけ女子になってませんか?

石田 おごられたいんじゃないんだよな、別に。自分も払うよって思いながら行くんだけど…。

浅野 気概を見せてほしいわけ。

石田 そうそう。

佐藤 そこが女なんだよ。

司会 そこが男にとってはものすごく辛いとこでは?

石田 その辛さぐらい乗り越えろよ、男なんだからって。

矢島 そのとおり。そのとおり。

伊達 ねえ、じゃあさ、自分がペイしてもらえるだけの価値があると思えるの?

石田 それ対しては、「ごめん、こちらとしてはやってますよ」って思う。

伊達 でも向こうにしてみれば、こんな女に払う価値ないのになんで俺が全おごりを期待されるのかと思うと思わない?

石田 そしたら「すみませんでした」って思う。どちらかというと、折半にされた瞬間に「すみませんでした」って思う。

伊達 自分にかける価値がないのかもしれないから、最初から全おごりで気概見せてよっていうのは…「ん?」って思った

浅野 そういうふうなお互いに探り合いだったら、全然折半でもいい。

石田 探り合いだったらいいよ。でも、一回コミットしたよね、みたいな。

司会 最初のデートだったらコミットも何もないじゃん。

伊達 そうだよ。

石田 うーん、難しいんですけど、そこは。

澤上 対等でいたいから、むしろ同額払いたいって私は思うんですけど。

佐藤 私もぴったり同額払いたいっていうか、5対5でいきたい。

澤上 払ってくれるんだったらありがとうでいいんですけど…。

浅野 ラブホですらさ、割り勘にするって男もいるもんね。

佐藤 でもなんか、ラブホとかも払われるのも…なんかお金に換算されているようでさ。

矢島 ラブホで払ってもらわなかったこと一度もないんだけど。

司会 つきあっていないのにどうして全額おごり前提なんですか?向こうは友達だと思っているかもしれない。

矢島 友達だったらいいですけど。

佐藤 シルシってこと?相手が多く払うのは自分に好意があるシルシってこと?

石田・矢島 そうそうそうそうそうそうそう!

石田 私、友達の旦那と飲むこともあるんだけど、彼に多く払えとは思わない。

矢島 思わない。

石田 デートだよね、これはっていう時。

澤上 でも、それで払うのに苦しくなって枯渇してくるんだったら、一緒に長くいられるように一緒に払えばいいんじゃないって。

石田 そんな切羽詰まった人とはそもそも付き合わない。

浅野 だったら家飲みにしようでもいいし。

石田 そうそう。

浅野 お金を払ってほしいわけじゃなくて、自分がマイナスを背負ってでも前に出るよっていう…。

澤上 それはやっぱ養ってほしいっていうことですよね?

石田 養ってほしいってまでは…。

矢島 そこまではいかないけど。

浅野 本気を見せろってこと。

伊達 それでもし本当に付き合って結婚してお金をかけなくなってきたら?

石田 子ども生む時はお金稼げないわけじゃん。ていうときに、「きみやっていけるよね」っていうくらいの腹くくりがほしい。

伊達 お金の面で?

石田 気概の面で

浅野 これなに?自尊心こじらせてるパターン?

司会 夫婦なんだからお互い補って行かないといけないのでは?

矢島 夫婦になったらいいですよ。

伊達 お金かけなくなってもいいの?

石田 付き合い始めたら別に割り勘でもいい。

矢島 そうそう。

佐藤 投資されたいんだ、なるほど。

浅野 コスト、コストっていうのは別にお金だけのことじゃなくて、時間とか自分が100持っているうちのエネルギーを何パーかけるとかっていう、自分より多く払ってくれた人に対して返したいっていう…。

佐藤 そういう目に見える何かがほしいんだ?

伊達 愛するより愛されたい?

佐藤 心じゃなくアウトプットがほしいの?

浅野 いや、それ心なんだよ。

佐藤 心なんだけどそれを行動に起こしてほしいってこと?

石田 証明してほしい。行動にしか現れないから。秘めた思いとかそんなの別に形になんないから。

佐藤 好きって心があれば、それを行動にうつせば多めに払うだろうってこと?

石田 そうそう。

矢島 なんならプレゼントくらいもってこいよっていう。

石田 そこまでは言わないけど笑

佐藤 私嫌だったよ、昔から。おごられるのがすごい嫌だった。

石田 おごられたら、ごめんねと言いながらうれしいなって思う

司会 ありがとうって思うの?当然って思わないの?

石田 いや、ありがとうとは思いますよ。

浅野 当然だとは思わないですよ

石田 相手の懐事情にもよりますよ。懐が充実してる人だったらありがとうって思うだけだけど、そうでもない人が無茶してくれるんだったら。

浅野 無茶してくれたら大事にしようって思う。

佐藤 私も払えるじゃん。でもどうしても私に払わせたくないみたいで、…それが私は嫌だった。

石田 おごりたい男の人にとってはおごらせない女の人はかわいくないって思うんじゃない?

佐藤 そうね、そうかもね。

石田 男によって「こいつにはおごられたくねえよ」っている。

浅野 それはある。

佐藤 それ好きじゃないんでしょ?

伊達 デート行くなよ。

石田 うん…そうですね。

澤上 やっぱり男性の年収が自分より高い前提ですよね?

矢島 ま、それはあるかなって思いますね。

浅野 だったら全然ファミレスでもいいわけ。

佐藤 ファミレスでおごられたいの?

浅野 おごりたいっていう気持ちがあるかどうかでしょ?

佐藤 ファミレスだったら割り勘でいいでしょ。

司会 金もっている男がどや顔でファミレスでおごってやるよっていうのは違くない?

浅野 年収300万円の人が「今日は俺がおごりたいからファミレス行こう」っていうのは全然ありがとうって思うけど、年収1000万の人が「ファミレスでおごるから」って言われたら…

石田 はあ?って思う。

佐藤 そりゃそうでしょ。

浅野 気概の問題。

司会 300万の人がおごれるのはファミレスやチェーンの居酒屋が精いっぱいだとしたら?

浅野 私はそれで全然いいの。

佐藤 全然いい。

浅野 気概ってそういうことでしょ?

矢島 気概はそう。

石田 私、嫌だ。嫌だよね?ファミレスに行ってるところを誰かに見られるのが嫌だ笑

司会 嫌だっていうなら気概の問題ではなく金額の問題では?ファミレスでデート自体が嫌なんですよね?

浅野 それでいいんです。それでそんときに無茶して…。

司会 ファミレスでさえその男は無茶してるかもしれないし。

石田 論外、論外! 

澤上 それで10回デートするのはつらいなって…。

浅野 限られたリソースの中でどれだけ裂く覚悟があるか。300万なのか1000万なのか、3000万なのかわかんないけど、3000万のリソースあるんだったら一人5万のフレンチ行ってもいいわけじゃない?だけど、300万の限られたリソースの中で、どれだけ無茶をしているかどうか、無茶をしてでも一緒にいたいよって思うかどうかのほうが大事。金額とか中身の問題じゃなくて、だから、ファミレスでも赤ちょうちんでも全然いいです。

石田 嫌~!

矢島 気概というだけでいうとそうだけど、私はちゃんといいお店に連れていってほしいからファミレスはない。ですけど、気概の説明ということだとそうだなって思います。

伊達 え、それに対して自分は何を返すの?

矢島 返す?返さなきゃいけないっていうのはないんだ。

石田 そうそう。そうね。

矢島 自分と一緒にいてくれることに対して…。

伊達 すごいね、それ。

矢島 そういうふうに感じてくれるんだなっていう…。

澤上 モテ女だ…。

一同 すごいすごい

澤上 「私の時間をあげてるのよ」ってことですよね。

矢島 そうそう。

澤上 すごい! 

矢島 それを延々と10年20年やり続けようとは思わないけど、最初の…。

石田 最初はねってことでしょ

矢島 そう最初。

伊達 でも、それに慣れちゃって結婚してさ、何もしてくれなくなったことに耐えられる?

矢島 何もしなくなるっていうのは?

伊達 結婚して誕生日のプレゼントとかが、例えば、昔はハリーウィストンくれたのにティファニーになったって「はあ?」って思わないの?

矢島 それはまったく思わない。

澤上 てか、そのたとえがまったくわかんない笑

矢島 付き合う前の話だからね、結婚していったらそれこそリソースが一緒になるんだから。

石田 結婚したらもはや生活だからね。

矢島 そう。

佐藤 やっぱ結婚がゴールなんだ、二人は。

石田 うーん?

佐藤 結婚したらもう気概とかは…。

石田 結婚したらもはやお財布も一緒だし…。

浅野 それくらい強く求められることに対して価値を感じてるってことだよね?

矢島 そうだね。だから今の話は結婚とかあんまり関係ないと思う。

司会 二人で一緒に今後暮らして行くことを考えるんだったらそんなムダなお金はつかわないでって思うんじゃないの。

石田 時系列でいうと、はじめてデート行きます、おごられます、あ~ありがとうって思います、「出すよ出すよ」と言いつつ払ってもらいます、で、2回目行きます、で、私とか30回デートしたから、30回デートする中でいうと、だんだん私も払うよとかほぼ割り勘に近くなっていくわけですよ。付き合いはじめたらほぼ割り勘になったりとか、外でご飯食べる時は向こうが多く出してくれるけど、家でご飯食べる時は食材は私が買って行くみたいな、そういうふうに生活にどんどんなっていくみたいな、それが丁度いい気がするけど、付き合う前のデート段階は「出せよっ!」て思う。

矢島 ホントにそうだよね。

石田 昔、ホントに好きだった男の人に、その人はデートのときも割り勘だったの。結構年も上だったんだけど割り勘で、その人はおごられるから行くっていう女の人じゃない人とご飯食べたいって言っていて…。

佐藤 だから対等に付き合いたいってことでしょ。それはわかるんだよ。私もだからいっぱいおごられるとちょっと…気が引ける。

石田 自分がおごられたいという気持ちと同時におごりたい相手の自尊心を満たしたいという気持ちもある。そういう関係性でありたい。

佐藤 おごりたい男子も別に全員じゃないじゃん。そういう人たちばっかりだったってこと?おごりたい自尊心を満たしたい人もいるけど、まったくおごりたくないって人もいるじゃん。

石田 いるんだよね。

司会 上方婚の考え方なのかな?

石田 じょうほう?

伊達 自分より年収とかが上じゃないと嫌っていう。

石田 それはね、私が男兄弟で上に二人男がいたということであったりとか、うちのお父さんとお母さんがなんだかんだで男を立てるという家庭であった、みたいなことに紐づいてる感じはしますよ。

矢島 むしろこの考え(男がおごるのが当たり前)がそんなに賛同を得られないことにすごいびっくりしている。

石田 うわ~そうそう笑

矢島 今の流れだとこれも賛同得られないと思うんだけど…。

佐藤 なんでしょう?

矢島 合コンでお金を払うのが意味がわからない。女性がお金を払うのが…。

司会 女性1000円と男1万円とかでも?

矢島 1000円とかだったら全然いいと思うんだけど、男5000の女4000とかって本気で取ろうとしていませんか、みたいな。

司会 世の中の合コンはみんなそうですよ。

矢島 え?

澤上 なんだろう。むしろ買われて行くみたいな。

佐藤 札束で顔をはたかれているみたいな。

澤上 別に同じように出会いを求めているんだから。

佐藤 そんなこと言ったら何されても文句言えなくない?

矢島 キャバクラに行けないから合コンに来るんでしょ?

佐藤 いやいやいや! 

伊達 全然目的違うから! 

佐藤 別にうちら女を売ってないじゃないですか。

浅野 いや違うんだよ。女を売っている意識があるのかもしれないんだよ。

矢島 いや、そこまではいかないけど、でもさ…みたいな。

佐藤 すごい昔、矢島ちゃんが言ってて驚いたのは、合コンであった男とは平日にしかデートしないとか言ってて。

矢島 言ってたっけ、そんなこと。

佐藤 言ってた。土日とか使うのとかって勿体ないって…。

矢島 言ったかも笑

司会 土日は誰と遊ぶんですか?

佐藤 もっと煮詰まっている人としか、だから「ぽっと出のやつが土曜誘うとかありえないよね」とか。

矢島 あ、そう。土曜日誘うなよっていう話をしたことはある。

一同 えー! 

矢島 合コンで出会ったくせに、土日誘ってくるのはやめろ、まず月~木だろみたいなことを言ったんだと思います笑

佐藤 すげえなって思いながら聞いてた。

矢島 自分の立ち位置考えろ的な発言をしたんだと思う。

浅野 いやでもね、多分すごいモテてたんだよ。

矢島 そうかなあ。いや、でもそういう志向なんだと思います。

→続く

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

何か少しでも価値を感じていただけたら、サポートお願いします。

いつもありがとうございます! 励みになります!
14

荒川和久@「ソロエコノミーの襲来」著者

4月8日に新刊「ソロエコノミーの襲来」が発売です! 「超ソロ社会」「結婚しない男たち」も引き続き。東洋経済等でコラム執筆したり、テレビ・新聞によく出ます。独身研究家として活動させていただいてます。メディア出演・執筆・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。

結婚できないのは男のせいだ!

独身研究家の荒川が送る「結婚できない女たち=ソロ女」の生態を座談会形式の生声で明らかにしていくセミドキュメンタリーマガジンです。タイトルの意味は最期にわかります。

コメント2件

毎回、圧倒される会話ですね。毎回、耳が痛いです。ちなみに文章におこすのは座談会でレコーダーに録ったのを文章にしてるのですか?
れお@さん
コメントありがとうございます。そうです、書き起こししています。当然文章にするのでいろいろ編集はしていますが。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。