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負けを認めなければそのうち勝てる、たぶん

プロゲーマー梅原大吾さんの本、「1日ひとつだけ、強くなる。」。

勝ち続けるための流儀の書かれた本を気に入って手元に置いておきたくなるあたり、たぶん自分は結構な負けず嫌いなのだと思う。

しかし、勝負事なんて上を見てしまえば勝ちなんてものにはキリが無い。下もまたしかりだ。なので結局のところ、勝ち負けなんんて自分の線引でどうにでもなるものじゃないかとも思っている。

そして、結構な負けず嫌いかもしれない自分は、程よい線引をしながら、それなりに勝負事に勝っているという実感を持って、それなりに満足しながら今のところは暮らしている。

実のところ単に線引がユルいだけなのだと、何となくは感じつつも。

ただ、この頃どうも旗色がよろしくない勝負事がある。競馬とジョギングだ。

趣味の話と切り捨ててしまえばそれまでだが、今のところずっとライフワークとして続けていきたいと思いながらやっている。そして、そういう訳なので、勝って自分の満足のいく結果を得たいとも思っている。

ずっと親しんでいる競馬だが、いま現在のように趣味の中心になったのは、だいたい3年前くらいだ。

そこから、馬券成績は順調に下降線をたどっている。

競馬における自分の中の現状の勝ちの線引きは、文字通り回収率が通算100%を超えることだ。そして、死ぬころには回収率200%まで持っていきたいという野望もある。が、この頃の成績は順調に100%越えではなく控除率分の負け収支に収束しつつある。

そもそも、控除率というハンデを背負って勝負しているのがギャンブルな訳で、これまでのユルい線引で挑んでいた勝負より、よっぽど勝つのが難しい勝負を挑んでいるのだとは思う。

それでも、時間を重ねる程に成績が順調に下降線をたどっているというのは、何というか挫折感がある。

もう1つの趣味であるジョギングも同じような感じだ。

3月後半に2回目のフルマラソンにエントリーをしている。そこでの勝ちの線引きは、初マラソンより15分タイムを縮めることにしている。そのために、このところはそれなりに時間を取って練習をしているつもりだ。

が、先日久しぶりに30kmを超える距離を走ってみたが、タイムが初マラソン前と大して変わらなかった。以前よりも時間を取って練習をしているのに、タイムが変わらないというのは、なんとも挫折感がある。

ただ、成長していると思える点もある。

初マラソン前の練習では30kmを走った後は足の疲労がそれなりにあって、次の練習の時にはあまりペースを上げることが出来なかった。しかし、先日30kmを超える距離を走ったときは、2日後にはいつも通りのペースで走ることが出来た。

初マラソンでは前半飛ばし過ぎたせいか、後半バテてボロボロになっていた。自分に足りなかったのがスピードではなくスタミナ(賢さかもしれないけど)だったと思えば、実は良い感じに成長しているのかもしれない。

ということで時間をかけたなりに、案外本番に向けて順調に準備が出来ているのかもしれない。結果は本番のお楽しみだけど。

さて、戻って競馬の話。

成績が順調に下降線をたどっている原因として思い当たるものはある。最近色々なレースに手を出し過ぎている。2021年に手を出していたレースは年間300Rほどだったみたいだが、2023年度には年間600Rに手を出していた。そして今年もすでに100Rほど手を出しているので、去年と同じくらいのペースで競馬予想をしている。

自分は購入する全レースを当てたいと思っているので、機械的な予想はしていない。なので、手を出すレースが増えれば増えるほど1つ1つの予想が雑になってくる。

それでも、どこかに勝つためのヒントがあるような気がして、このところ色々なレースに手を出している。馬券を買わずに予想だけすればいいという考えもあるが、馬券を買わないということは、そもそも勝負をしていないということなので、そこから得られるものは何もないように思っている(単にギャンブル中毒なだけかもしれないけど)。

ということで、今は成長の過程なのだ。ヒント探しに満足した頃には、きっと結果もついてくるに違いない(と信じたい)。



梅原大吾さんの本曰く、勝ち続けるためには1つ1つの勝負にこだわってはいけないらしい。勝負ごとの勝ち負けなんてものは時の運でしかないので、そんなものに振り回されるのではなく「1日ひとつだけ、強くなる。」の言葉で表現されるように、日々成長し続けることが大切なのだと言う。

この言葉に響くものがありKindle Unlimitedで読んだ後、手元に置いておきたくなってこの本を購入した。

梅原大吾さんといえば「背水の逆転劇」だが、この熱狂の逆転劇も、ただ日々積み重ねてきたことをやっただけに過ぎないので、本人の中では特に普通のことだったらしい。

かっこいい。


ということで、自分も日々の成長に目を向けることにして、1つ1つの結果には一喜一憂しないようにしよう。

そんな感じで、競馬もジョギングもずっとライフワークとして続けていきたいからこそ、いつもより少し高い気のする目標設定はそのままに、日々成長していきたいと思うのでした。


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