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[ニッチな本棚]15:伝えるべき空間の内容を3Dで再現して理解してもらう発想

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書店には「売れやすい本」ばかりが並ぶので、本の内容はどれを見ても定番・ベタ・鉄板のテーマばかり。

そんな中、「よくこんなテーマで出版しようと思ったな!」と思えるような「ニッチなテーマ」に迫る本に出会うことがあります。

そんな「ニッチ」なテーマの内容の本を取り上げるのが、この「ニッチな本棚」のコーナー。

ニッチなジャンルの本を知ることで、専門分野やPRしにくい話などを、どのような切り口で発信できるか、といったヒントが見つかるかもしれません。


[第15回] 伝えるべき空間の内容を3Dで再現して理解してもらう発想

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現在『ビジネス発想源 Special』の「歴史発想源」では、レオナルド・ダ・ヴィンチを主人公にした「創生の彩飾・ルネサンス篇」を連載中だ。

ルネサンス期の巨匠であるレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロたちは、すぐにデッサンや模写をする癖があった。カメラなどない時代だから、正確にインプットしようと思ったら模写するしかなかったのである。

レオナルドとミケランジェロはとにかく犬猿の仲だったことが有名だが、レオナルドは彫刻を絵画よりも下に見ながらも、ミケランジェロの「ダビデ像」を模写しているし、ミケランジェロは絵画を彫刻よりも下に見ながらも、レオナルドの下絵展に出向いてその作品を模写している。

より正確に伝えるためには「再現」が必要であり、当時はそれが模写しかなかったわけだ。


現代では、デジタルカメラが一般的なものになっているので、その場面を伝えようと思ったら誰でも写真を撮ればすぐに伝わる。

だからこそ、写真で撮るだけでは「再現」の度合いはすごく低くなっていて、きちんと伝えるにはそれ以上の工夫が必要になる。

その必要性と、ヒントを大いにもらえる本が、今回の「ニッチな本棚」でご紹介する、こちらの本。

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