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SNSの光と闇 #梶Pのエンタメ金曜日

いつもありがとうございます。
金曜日の男、Wind Produceプロデューサーの
梶直哉です。

今回は、アーティストや芸能人の、
SNSのお話をできたらと思っています。

1、SNSによって発展したもの


僕がSNSを始めたのは、高校の時だったと思うのですが、
好きな芸能人やアイドルを、
真っ先にフォローしたのを覚えています。
今まで、イベントの情報などはいちいち調べないと、
手に入れることができませんでしたが、
SNSの普及によって、
情報のスピードが、格段に早くなりました。

また、日常を投稿していくスタイルにより、
芸能人とファンの距離は、
非常に近いものとなり、
また、イベント以外でも、
芸能人と繋がることができるようになりました。
よって、距離が離れていても、
様々な交流ができるようになりました。

2、3つのSNSの特徴

ここで、わかっている人も多いと思いますが、
3つのSNS、
Twitter、Instagram、Facebookについて、
簡単にまとめておきたいと思います。
Wind Produceのアーティストにも、
強みをわかった上で、
使いこなしてほしいので。

Twitterの強みは、なんと言っても、
情報のスピードでしょう。
リアルタイムで情報をアップデートでき、
文字数制限のおかげで、
簡潔に、早く情報を取れます。
また、ファンや応援してくださる人との、
コミュニケーションには1番適しています。

Instagramは、圧倒的にビジュアル重視のSNSです。
写真がメインで、文章は2番手以降になります。
たくさんのタイムラインの中で、
どれだけ一瞬で目を引くか、
また、プロフィールの画面が、
どれだけ映えるようにつくられているか、
そういうことが大事なので、
投稿はなるべく完成されはビジュアルを投稿し、
日常の軽いことなどは、
ストーリーにのせるのがいいと思います。

Facebookは、コミュニティとしての機能のほうが、
今は注目されている気もします。
文章重視なイメージもありますが、
僕はInstagramのほうがオススメなので、
Instagramのものをそのままのせるので、
十分だと思います。
ただ、コミュニティとして、
オンラインサロンなどを通じてビジネス化するには、
Facebookが1番最適です。

3、なぜSNSが大事なのか

それではなぜSNSが大事なのか、
いろいろあると思いますし、
たくさんの人がいろいろ言ってるので、
僕が個人で考えたことをいいますね。

僕は、アーティストをプロデュースしていますが、
その上でずっと最初から言っていることがあります。
それは、
「アーティストの自分」

「本当の自分」
を分けるな、
ということです。

本当の自分でぶつかっていかないと、
本当の魅力は出てこないと思います。
逆に作り上げられた自分が、
何らかの影響でヒットしてしまった場合、
結果的にそのアーティスト像と、
本当の自分との距離で苦しむことになります。

だからこそ、
ありのままの自分を、
愛していただけるように、
自分の魂が魅力的になれるように、
磨いていくことが大事だと思ってます。

なので、日常をエンターテイメントにできる、
SNSというものは、非常に相性がよく、
自分の想いや言葉を発信する機会でもあるので、
大事だと思っています。

また、SNSは、
チャンスを自分でつくる機会でもあります。
アーティストのイベントなどは、
1ヶ月に数回程度、
限りあるものです。

たとえ応援する熱を持った方がいても、
その間なにもないようでは、
その熱も冷めていきます。
逆に毎日投稿してるような人は、
毎日SNSを開く度に、
毎回繋がりができる訳です。
まるでそのアーティストを応援することが、
日常である、というようになります。

アーティストならば、
非日常(イベントなど)で、
人を感動させるのは、
得意分野だと思いますが、
そもそも、その非日常の機会に、
行くか行かないかという判断は、
日常の中で行われています。

だから、日常を幸せにしていくことができる、
SNSは大事な手段です。

4、SNSの闇

ここで、最近話題といいますか、
よくネットニュースとかで見かけるようになった、
SNSを使った誹謗中傷について、
いくつかお話したいと思います。

この問題は、SNSの話をするなら、
絶対に通らなければいけないことであり、
特にTwitterは、
この闇が深いです。

こうなったのにも、
いくつか構造上の理由があります。

①匿名で利用できる
匿名ということは、
他の人から、自分のことがわからない、
ということ、
つまり、責任を持たなくてよい、
というふうに、
認識してしまうことがあります。
また、例えば高校生が、
まるで世界をわかっている、
偉そうな大人を演じることもできます。

②基本的に勝手に呟くだけのスタイル
芸能人は別として、多くのユーザーは、
投稿する場合は、
勝手に呟くだけのメディアとなります。
なので、それが、
ストレス社会の中で、
ストレスのはけ口になっていることもあります。
そしてそれが共感されたり、
認めてもらえたらさらに加速する、
日常では使うことを控えるような、
汚い言葉でさえも、
どんどん使えるようになります。

こういう構造が、
Twitterにはあり、
誹謗中傷を加速させます。

自分が意見する、
それにいいねがつく、
つまりそれが共感されたと思う、
さらに過激なものを書く、
そういうふうになっていきます。

しかも、情報を元に意見する時、
その情報が嘘の場合だってあります。
そんな情報の見抜けない人が、
正邪の判断もできない人が、
Twitterという小さい世界の中で、
演じて作り上げられた自分が認められ、
いい気になって、
人を傷つける、
そういうことが、
現に起こっている。

しかも、中学生や高校生なども、
平気でやっています。
僕の好きな元アイドルは、
ネット番組の、
超人気恋愛リアリティー番組に出ていましたが、
めちゃめちゃにネットで叩かれていました。
ある人から聞いた話ですが、
(この人は信頼できる人です)
その番組の視聴者層が若いのもあってですが、
偉そうな口で、平気で悪口を書く人の多くは、
タイムラインなどのツイートを見てみると、
かなり多くが大人のフリをした、
中高生だったようです。

これを親は知っているのでしょうか。
自分の子供が、知らないところで、
人を傷つける。
これは、例え、
そういうことはいけないことだと教えても、
傷つけることに快感を覚えているので、
やりたくてやっている訳だし、
それを承認してくれる世界がある、
しかも、自分だとバレない、
(実は裁判とかにはもっていけるんですけどね)
そんな世界なら、
止めるものがありません。

人の心を考える、
それが普通の世界であればいいのに。

Twitterは、
大きな影響を世の中に与えたメディアです。
エンターテイメントを大きく発展させつつも、
こういうことが起こっています。

Wind Produceでは、
裏アカウントや鍵付きアカウントを、
持つなとまでは言ってませんが、
推奨はしていません。
なぜなら、公式アカウントでできないような発言は、
するべきでない、
つまり、ほとんど必要ないと思います。
ただ、善なる想いで、
本当に友達同士の会話のために、
つくられたようなアカウントならば、
あってもいいかとは思います。
僕も裏アカウントは持っていて、
それはアイドルのツイートを見る専用ですが、
実名顔出しです。
発言には必ず責任を持ってます。
ただし、普通の人の、
裏アカウントなど、そういう所は、
世間の監視を逃れられる場所でもあるので、
必ずSNSに関しては、
Wind Produceでは、
じっくりと話す機会を設けています。

自分の言葉には必ず責任を持つこと。

本当にこれが大事。

有名になって、一言の重みが変わっても、
ずっと真実の自分だけで、生きてほしいものです。

芸能人も、
隠している嘘の自分がいるから、
スキャンダルや不祥事を起こすんです。

真実の自分だけでいてください。

5、最後に

長くなってしまいましたが、
SNSについて、
いろいろと自分の周りのことを交え、
語らせていただきました。
これを読んで、
SNSの大切さを知るだけでなく、
正しく素敵に使ってもらえる人が、
少しでも増えたら嬉しいです。
そうやって使うには、
ちゃんと闇も勉強しないとなので、
あえてちゃんと書いてます。

素敵なSNSになりますように。

Wind Produce
プロデューサー
梶直哉

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