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投資もしないで花咲きますか?    種まかないで花咲きますか?         日本電産ニデック:2023年3月決算株主総会





『そのうち、売上、ごっつうなりまっせ。桁が違いますぜ。そんなちっさい売上ちがいまっせ。これをもうねぇ何十年やってきた。
皆さんにいろいろ言われながら、耐えてきたんですよ(大爆笑)。』




今日は、京都へ日本電産ニデックの第50期株主総会に行って来ました。
永守会長の生ライブを聞きに。結論から申し上げますと、最高でした。
圧倒的なチカラですね。さすがカリスマ創業者!生きる伝説の経営者を目の前に本当に得難い時間を過ごすことが出来ました。





では、ここからは永守会長の爆笑、拍手喝采の独演会を。。

開始21分:空飛ぶ自動車

永守です。のちほど質疑で賑やかにやりましょう(爆笑)

パリの飛行ショーで。今日の日経新聞でもかなり特集が組まれております。今までは全部エンジンでしょう。これは全部モータで飛んでいる。浮上させるモータと前へ進むモータがついておる。例えば、ニューヨークの街から大渋滞で何時間もかかる。『すーといってぴゅーといく』、皆さん一台ずつ。家に置いておいて、道は全然混みませんな。CO2も出しませんな。ヘリコプターはがーと煩いですね。音もね、これは静かです。特にニデックのモータならごっつ静かや(爆笑)ブラジルの会社ね。向こうからぜひやってくれといやいやうちはやっとるんや(爆笑)他の会社からもどんどん来ますよ。

2050年には1100兆円ですから。空飛ぶ自動車。これはねぇ、桁が違う。我々はこれに随分、研究開発している。株さがってるやないか。永守ももうあかんなったんか。と電話がかかってくる。こういうところに投資しとるんですよ。投資もしないで花咲きますか?種まかないで花咲きますか?

クルマはもうできている。

空飛ぶ自動車や。1100兆円。売り上げが。桁が違う。
自家用や、自家用。家の庭においている。そのうちに全部人が運転しない。全部自動。パンぱんぱんと電話番号おせば自動で飛んでいくようになります。

そのうち、売上、ごっつうなりまっせ。桁が違いますぜ。そんなちっさい売上ちがいまっせ。これをもうねぇ何十年やってきた。
皆さんにいろいろ言われながら、耐えてきたんですよ(大爆笑)。

★28分:ロボット



ロボットやね。全部無人。工場は全部無人。モータ。間違いなく。ロボットにはたくさんモータが必要。モータ、センサー、関節。ほとんどニデックのを使っている。これはもう世界一になりますから。



★次はクルマやね



次はクルマやね、EV。イーアクセル。世界ナンバーワン。モータですわ。ガソリン車はがーがー走っておる。うるさい。でも、全部電気自動車になったら小さい音が気になる。音だけでないですよ。振動、熱。その技術は何十年も先行投資や。研究開発。100株しか持ってない株主やら、3流週刊誌に嘘八百書かれてね。まぁ、あの週刊誌も有名な企業でないと書かない。





★例の件について

公認会計士が見逃しとる。うちが悪いんですよ(爆笑)。でも、最後の最後に公認会計士が見てくれているという安心感があった。その、、まぁ許してやってください(大爆笑)

下がっている。株価は安く買わせるために下げている。クルマも何十兆円。ロボットで何十兆円。株価が多少下がっても全然大丈夫。

35分前後:
構造改革。次の50年のために、次の後継者に綺麗にして渡さなければならない。私を信用できないのか。と。私が最大の株主ですよ、皆さんのようにちょっとの株主とは違う(大爆笑)私が、一番損をする。まだ前半戦(大拍手大爆笑)



■前記事:日本電産 2022年第4四半期 本決算まとめnote

構造改革を今回行ったのは将来を見据えてのこと。昨年いろいろと書かれた、雑誌の話のせいではない。


■前記事:日本電産 永守会長『種を蒔くから育つ。果報は寝て待てですわ。冬眠のように長く寝ろとはいいませんから。』



■前記事:日本電産 2022年第3四半期 決算まとめnote     

大警鐘、永守会長の世界景気後退。リーマンショックと比較言及。
『ゴミを全て奇麗にする。』

■前記事:日本電産 永守会長『種を蒔いて、先行投資しているところ。その間はちょっと踊り場。だから我慢の時。』


流行によってばばばばと消えるようなビジネスではない。』とか『ロボットなども50年ビジネス。今は中長期で今種を蒔いているところ。育つまでは。踊り場。我慢ですよ。』と、、前向きかつ長期目線での経営哲学が聴ける得難い経営者だなぁとあらためて感じ入った。

■前記事:日本電産 2022年第2四半期 決算まとめnote

インドはオートバイのEVが間違いなく伸びる。
そんなどんどん工場を先行して作って大丈夫か?と、でもこのペースでも全然足りない。工場は早く着工して早くやっておかなあかん。もっと早く作らないと世界一になれない。収益はもちろん大事です。が、我々は世界一を目指すためには、収益ばかりではだめ。黒字化する時期はまだ先。シェアをまずはとりまくる。最初は儲けようなどととはさらさらない。どんどん新製品を出していく。さらに先をゆく。ハードディスクと同じ。どんどん薄くなっていく。小型化、値段が安い。今回のEVもハードディスクの時とおなじようにバーンと当たったのではないですか!!

■前記事:日本電産 2022年第1四半期 決算まとめnote

これからの事業について【これから先、工場は無人ですわ。人間そっくりのロボットが出てくる。それには1台600個ものモーターが必要。モーターの前途は明るいなんてもんじゃない、ヤケドしますぜ!?(会場笑)】

■前記事:日本電産 2021年第4四半期 本決算まとめnote

【2025年売上高4兆円への具体的な事業ポートフォリオ】【e-axle事業収益化の道筋】【着実な自律成長とM&Aの連打!!】

■前記事:日本電産 2021年第3四半期 決算まとめnote

【車載世界№1へ】【コロナ後の5つの大波に乗る! 5G・脱炭素化 ・省人化 ・デジタルデータ爆発・ 省電力化】

■日本電産 2021年 第2四半期 決算まとめnote

引き続き2021年度もコロナ禍による混乱が続くことが予想されます。しかし、我々には「5つの大波」※に代表される大きなチャンスが数多く見えています。ピンチをチャンスに変えて力強く進んでいきます。
 代表取締役会長 永守重信
※ 5つの大波:「脱炭素化の波」、「省人化の波」、「5G&サーマルソリューションの波」、「デジタルデータ爆発の波」、「省電力化とコロナ後の波」という5つの事業機会


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