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ゴジラ-1.0 を観てきた話(ネタバレ注意)

卒論がひと段落ついたので観れていなかった映画を観てきた。今回は「ゴジラ-1.0」。よくよく考えてみると、私はゴジラ映画を観るのは初めて。家でも映画館でも全く観たことがなかった。シン・ゴジラも見ていない。
そんな事前知識ほぼゼロの状態で観てきたわけだが、結論から言うと個人的にはかなり良かった。怪獣ものであり戦争ものであり、SFホラーである。まさにそんな映画だった。物語のテンポも無駄を省きつつ、わかりやすくまとまっており、スムーズで快適なストーリー運びだった。
主人公と共に暮らすことになる女性がよく見たらとんでもなく美人で誰かと思えばあの浜辺美波。そりゃかわいいし、昭和の女がよく似合う。
あの女性との出会いをストーリーに組み込み、家族愛を表現されたので、僕は思わず涙をこぼした。後半はもう目が潤みっぱなしだった。
戦闘機に脱出機構がついているのは、爆弾レバーの説明後に、まだ話し続けている描写に気がついたので見抜いており、驚けなかった。そして最後に彼女が生きているのも電報の時点で察していた。あの衝撃波のなかでよくあの程度の怪我で済んだなと思わずツッコミたくはなるが(笑)。私はあの脱出機構と、彼女の生存をあらかじめ見抜いていたがために、勝手にラストのシーンを思い浮かべてしまい、もうすでに涙ぐんでしまっていた(笑)。
ストーリーは重厚と見せかけて、「ゴジラが出てきて、最後は倒す。」それだけのことである。しかし、この単調なストーリーへの味付けがうまいんだと思う。だからこそ泣ける映画に仕上がっている。
そして最後、彼女の首筋になにかあざのようなものがあるように見えたが気のせいだろうか?明らかにフォーカスも彼女の顔と言うよりは首の方によっていったので、何か意味があると思うのだが・・・。最後も微妙な終わり方だったが、続編はあるのだろうか?それともただ単に、ゴジラのその後(過去作)に繋げるための伏線なのだろうか。

私自身普段あまり邦画は見ない方だが、俳優陣は結構いいなと思った。特に博士役が「Always 三丁目の夕日」の吉岡秀隆なのは声ですぐにわかった。個人的に彼の演技は好みだ。(Always 三丁目の夕日も続編を観なければ)神木隆之介は最初のシーンではかなり短髪で彼に見えなかったが、髪が伸びると彼だと気がつくことができた。彼も素晴らしい俳優だと思う。そして浜辺美波、昭和の女をやらせたら天下一品。美しい。彼女のことを認知したのは、世間からかなり遅れてのことで、国内ドラマをほとんど見ない私は、彼女の演技を観るのは今回が初めてだったが、彼女も評価されているだけあるなと。
これは当たりの邦画だった。ぜひ見てほしい。

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