幸せになるためには
自分にさせている無理を
少しずつやめていくのがいいみたいだ。

でも無理と努力はとても似ているから
自分が今していることが
無理か努力か見極められず

「努力なら続けたほうがいいよね？」

と耐えてしまっている人も多い。

自分が今していることが
無理なのか努力なのかは
他人を見ると分かりやすい。

例えば無理してスリムな人は
好きなだけ食べて寝て
体型に気を遣わない人を見ると

「自分はこんなにがんばっているのに
どうしてそんな見苦しい姿で居られるの？」

って無性に腹が立ってしまう。

本当は自分が好きで
スリムで居るのではなく

「太っているのは見苦しい」
「欲望のまま食べるなんて恥だ」

と自分に強いて痩せているから
その価値観を他人にも当てはめてしまう。

自分に強いていることを
しない人間に対する嫌悪や憎悪は
それを維持するためになめた
苦汁の量に比例する。

自分が無理をやめて
苦しみが和らいだ分だけ
他人のことも自然と許せる。

自分が無理をしているのは分かっていても
この無理はどうしても必要だから
やめられないという人もきっと居るだろう。

その分野に対する注力や
こだわりを捨てる必要は無いけれど
自分から見て怠惰だと
感じるような人に対して

「だらしない人だなぁ」

くらいの軽い呆れならともかく

「許せない」とか「死ねばいい」とか

抑えきれないほどの悪意が湧いて来たら
それがいま自分が飲んでいる
苦汁の量なんだと思い出して
苦汁の飲み過ぎに気をつけて欲しい。

「良薬は口に苦し」とは言え
薬も過ぎれば毒になるから。

🌸最後までご覧くださり、ありがとうございました🌸