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君達の人生に関われる幸せ

何でもない日記、なんだけどね。(2020.10.13)
 
 
 
 
明日、僕が今の事業所に勤め始めた頃から関わってた利用者さんと、3年半前から関わってきた利用者さんが結婚するんだ。
今日は仕事休みだから、「新婦」になる子がうちの事業所に遊びに来てた。
 
 
今日、珍しく彼女を含めて夕方まで何人かの利用者さんが居残りしてて、なんか夕ご飯を一緒に食べに行くから、って、時間まで雑談してたんだけど、何のきっかけか、昔の話になって、そのまま思い出話にふけってた。
 
 
 
 
今はもうそんなにガッツリと支援現場に入っての支援はしてないんだけど、あの頃の僕は毎日いろんなトライ&エラーを重ねながら成長している利用者さん達のど真ん中で、本当に朝から晩まで彼らと過ごしてた。
 
 
本当に毎日12時間は一緒に過ごしてたんじゃないかな。
朝早くから日が落ちるまで、ずっと相談に乗ったり、時には説教したり、なんか揉めてたり。
 
 
 

話しながら振り返ってたら、その時はすごく大変だったのかも知れないんだけど、それでも今それぞれ成長してる姿を見ちゃうと、やっぱりいい思い出だな、と思えて、懐かしかった。
 
 
 
 
帰り際に、明日結婚する「新婦」側の利用者さんに、「今までありがとうございました。私が結婚する事、喜んでもらえますか?」と聞かれた。
 
 
 
当たり前じゃん。
 
 
 
お前らが付き合いだして、その間に就労して、同棲始めて、結婚に至るまで、どんだけ関わってきたと思ってるんだよ。
 
 
 
めちゃくちゃ嬉しいよ。
こんなに支援者冥利に尽きる事ないよ。
 
 
 
 
 
いっぱい思い出話した後、
 
 
 
 
「きっとこれからもいっぱいお世話になると思ってます。でも、この事業所に出会えて本当に良かったと思います。
今までは、同じ人生は二度と送りたくない、と思ってたけど、少なくとも「今」は、もう一回同じ人生送ってもいいかな、って思えます。」
 
 
 
 
だって。
 
 
 
なんか、娘を送る父親みたいだな。
照れ臭い。
 
 
 
 
でも、ありがとう。
 
 
 
 
 
僕は、君をはじめ、今頃夕ご飯食べてる利用者さん達もみんな、時に止まったり、回り道したりしながら、それでも一歩一歩成長してる姿に、最高のご褒美をもらってる。
 
 
 
なんかありきたりなんだけど、いつも思う。
こうして君達の人生の本当に大切なひとときに関われる事の重さとありがたさ。
 
 
 
そんな事をしみじみと感じられた、幸せな帰り道。
 

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