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インスピレーションの卵

最近、たまたまyoutubeで、
「パクリ」とか「よく似た曲」の動画を見ていたり。

(そういえば、その昔、「ロックショウ」という深夜音楽番組(ショコたんパパの中川勝彦さんと森川由香里さんが司会してた)でも、洋楽のパクリ曲を取り上げるコーナーあったなあ・・・遠い瞳。日本の音楽はパクリだらけということで。まあ、漫画も映画もその他、創作の世界にはパクリになってしまうものはどうしてもありますよね。)

確かに、パクリといわれる曲の中には、意図的にフレーズを真似したものもあるかも知れないが、類似点があることに気づかず、偶発的に似てしまった曲もあるのだろう。

例えば、一度あるいは数度耳にしたことがあったのに、曲名どころか曲の存在も、聞いたことをもまったく忘れてしまって、ふいに浮かんだメロディーを、インスピレーションの源から降りてきたものと勘違いしてしまう・・・など。

もちろん、音楽というもの、音階もドレミファソラシドしかなくて、
過去の時代より、様々なジャンルに枝分かれして、国単位で、これだけ大量の生産がされているわけだから、お決まりのフレーズやパターン、類似した曲があっても、不思議はないように思う。

一人の作曲家が作る曲なんて、どの曲も似たり寄ったりだったりするし、
過去に作った自分の曲のアレンジや継ぎ接ぎだらけって人も多い。

最初は模倣から始まるから、影響を受けた人の曲にどうしても似てしまうだろうし、大衆が求める曲のパターンや流行も取り入れることになるし、まったくのオリジナルの音の組み合わせなんて、それは私たち地球人の誰も食べたことのない、素材と調理法で食べ物を作ってみせろってことと同じくらい、難しいことのように思う。

結局は既存のもの、古いものを加工して、よりよいもの、以前あったものよりも良い作品を作れれば、御の字なのかもとも。ただ、サンプリングやオマージュでの範囲を超えた、単なる流用やまるまるコピーは、手抜きとしかいいようがないので、責められても仕方ないかと。

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盗作、ということで思い出したのだが、音楽ではなくて海外小説の話。
作品名とかは忘れてしまったのだけれども・・・

とあるミステリー作家が、とある古い山荘に宿泊したとき、突然、インスピレーションが湧いてきて、頭の中に殺人事件のプロットが浮かんだのだという。それはとてもリアルだったので、彼はすぐに執筆に取り掛かることが出来た。

しかし、出版してすぐに、彼は世間から非難を受けることになった。

なぜなら、彼が発表した推理小説とまったく同じ内容の作品が、数十年ほど前にすでに発表されていたので。

しかも、彼が宿泊したその山荘を舞台にして。

そればかりではなく、その話は現実に起きた事件だった。盗作のオリジナルとされた小説は、その山荘で起きた事件を基にしたフィクションだったのだ。

盗作をしたと非難された作家は、オリジナルの小説も読んだことはなかったし、山荘で起きた事件のことも知らなかったという。

さて、果たしてこれはいったい、どういうことか・・・?

 ①小説家が小説をリメイクしたことについて嘘をついている。

 ②オリジナルの小説をその昔に読んでいて、
  読んだこと自体を忘れてしまっていた。

 ③小説家は小説自体は読んでいないが、
  新聞または何かの事件簿でこの山荘で起きた悲劇を知っていた。
  事件の舞台とは知らなかったが、建物の間取りや立地、
  場の雰囲気から、読んだときの記憶が蘇って創作意欲を刺激された。

さて…事実は果たしていずれであろうか??

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彼はもしかしたら、創作活動をする人にありがちな感性豊かな人で、それとは知らずに、サイコメトリーのように「場」「建物」から、何かを読み取る能力を発揮していたのかも知れない。

私は、たぶん・・・彼は土地と建物が記憶していた「物語」を、彼がその優れたアンテナでキャッチしただけなのだと、そう思っていたりする。

(ちなみに少し違うけれども、似たような事例として、タイタニック号の悲劇の14年も前に書かれた小説「フューティリティ」において、タイタン号が沈没するくだり。
これから起きる未来のことを予知したかのごとく・・・というのと、実際に過去におきた事件を知らずに描写する・・・というのは、まったく違うけれども、過去も未来も同時に存在するというパラレルワールドがあるならば、
同じ理屈で片付けられる出来事かも知れない)

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でもって、音楽の話に戻ります。

かなーり昔に何かの雑誌(滅多に読みませんが)のインタビュー記事で、
作詞家の松本隆さんが、

「言葉が天から降ってくる」

という風に仰られていた。

でもって、
自分で一生懸命あれこれ考えた作詞はいまいちヒットしないのに、
天から降りてきた言葉を散りばめた詩はヒットするのだという。
(正確には覚えてないけど確かそんな感じ)

かくいう私にも、言葉や曲が降って来る・・・ときがある。

カラオケ好きではあるものの、楽器演奏などできず、音楽の素養などまったくないにも関わらず、(たんに音楽ファンてだけ。ピアノもギターも一年で挫折したし)

頭の中で、聞いたことのないメロディが流れ始めたり、聞いたことのない歌をふとしたときに口づさんでいるときがあったりする。

いつだったか、やたら繰り返されるその哀愁あふれるメロディが、それを初めて耳にしてから数年後に、現実にJ-popの新曲として流れていたときには驚いてフリーズしたもので。

これはたぶん、何処かにその完成したメロディがもう存在していて、それは目では捉えることのできないデータの玉のようなもので、たまたまキャッチすることの出来る人がいる・・のではないかと。

(何処かというのは、多分サイキカル界である4次元かノエティカル界である5次元のいずれか。誰かが作ったもの、想念やアイデアはエレメンタルとして確実に存在するものだから)

それをキャッチすることが出来たとしても、音符に起こすことが出来るか出来ないか、の違いかも、と。新曲になるのは、過去にそのデータを音符にした人が、いるかいないかの、それだけのことなんではないかと・・・

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私は頭の中で「音楽」をキャッチすることができたとしても、残念ながら、それを音符に起こすことが出来ず、単なるその場でこぼれた「鼻歌」や「即興曲」でやり過ごして終わりになってしまう。

でも まー 
私がこれまでキャッチすることの出来た音を、音符に興して、曲というカタチにすることが出来たとしても、そのメロディを世の中の人に聞いてもらう機会やら、手段などを持っていませんからね。

見えない世界の波間に漂う美しいメロディや、人の心を打つ言葉のシャボン玉は、それを生かす人に出会ってこそ、命を与えられることになるのだと思うのです。

見えない次元には、たくさんの「音楽」のシャボン玉たちが、命を吹き込まれて、この物質次元に誕生する日を夢見ながら、ふわふわと宙を漂っていて、自分をこの世に産んでくれる人とのベストマッチな出会いを、ひたすらに待ち望んでいるのでしょうね。

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で、音楽から離れるのですが・・・。

私の頭の中に、「音」が降りてくる瞬間って、だいたい、庭とかベランダとかで土いじりしている時と、お約束で決まっているものなのですが(なぜか)、

とある長編の大河的「物語」を特定のエリアに仕事に行ったとき、
キャッチしてしまったことがあります。

二回とも派遣の仕事中なんですけどね。

そして場所は違う会社なれど、両方とも赤坂・溜池山王エリアなのでした。

最初は某製薬会社にてDMの業務についているとき。その日の午後はひたすらCRFのデータ入力をしていたんですが・・・こういうお決まりのデータ入力って、けっこー頭がカラッポになることが多いんですよ。いやさ、手も頭も動くし、ミスタッチが多くなるとかはないんですが。慣れた仕事だからマシン化すると言うのかな~

するってーと、ふいに頭の中に、ある一つの物語が「上映」され始めたんですね。なんていうのでしょう。目では見ていないんです。直接、頭の中に入ってくる。なんとも不思議な感覚なんです。

身体は会社の中で、パソコン前にして、もくもくとデータ入力しているわけですが。頭の中では、長編映画が上映されちゃっているという(笑)
もうね、わけわからん状態。

それはそれは、とても長い物語。
大河ドラマというのかな・・・大長編スペクタルドラマ、というか。
歴史モノで、古代中国の今はもうすでに滅びた国の物語。

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とても強大な、勢力を伸ばしている国との、侵略や戦争の脅威に怯えながらも、良い国政を行い、豊かに平和に暮らしている国があって、君主は民を思い、民もまた国に忠誠を誓っていて・・・けれども、協定破って一方的に隣国が責めてきて、抵抗して戦うものの、あまりにも巨大な軍事力を持つ隣国の前には及ばず、君主や重臣たちは民の命ばかりはと、自分たちの命と引き換えにして欲しいと嘆願するものの、ほとんどの人が処刑され、民は奴隷になることを強いられる。

最後まで抵抗していた将軍の息子はつかまり殺されそうになるものの、婚約者だった王の娘が、彼の命を助けようとして、色仕掛けで敵国の王を丸め込み、彼の目を焼き、盲目としたことで彼を助ける。そして、彼を自分に使えていた部屋子とともに、「もうこれで彼は無能なのだから、危険人物ではないでしょ」って、アピールして、山奥へと追いやって世捨て人同然の生活をさせる。

実はここにはいつか隣国を滅ぼして国を復興させようという思い、考え抜いた復讐の策とかがあったわけなんですが。
(実は彼の目は彼自身も知らないが、実際のとこ見えなくはなってない
焼いたのは表面だけで、目自体はまぶたを縫ってしまっただけだったり。
そのため、かつてのハンサムくんがすごい容貌になってしまったけど)

美姫さんは、内部から隣国を堕落させようという魂胆で、
涙を呑んで、敵である王の愛妾として従うことを選んだのでした。

・・・てな、簡単にいうとそんな話なんですね。

なんていうのかな、見ている画面はもう、カメラワーク。
ドラマとか映画とかの絵ヅラでして。

3時間くらい、見てたかな。仕事が終わる少し前まで一気に。

スピードはかなりの倍速つーか早送りに近いけど。

で、とりあえず、いったんここまで・・・というとこまでは見た。

頭の上は「???」でしたが。

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そして、その一年後。
こんどは別の仕事で別の派遣先に行ったときのこと。確かに前の会社の近くではあったけれども。そのときは、アウトバウンドの仕事(電話をかける)で、データ入力と違って、ボッーとしている余裕なんてなかったはずなんですけどね。

気がつけば、前回の続きが自動的に始まったわけですよ。

Oh! ミステリー

ちゃんと続き、なんですよ、つづき・・。

その後の物語。

あれで終わったんじゃなかったんだー・・・っていうのも不思議だったけど。あの人物のその後とか、この二人の恋物語は、へーはーふー・・・えー?とか。。。

なんか自分の頭の中で作った妄想にしては出来すぎ的な?

まあ、でも、面白かったです。

DVDにしたら、何枚分になるんだろうって、くらいボリューミーですが。
トータルで見ていた時間は、さっくり5時間くらいでしょうか。

うーん。

思うところとしては、霊界にもテレビチャンネルがあって、その放映中にアクセスしてしまったのでしょうか・・・いやさそんなまさか。

なんか過去生のデータというよりも、DVDとか、映画とかのドラマを見た感覚なので、これから作られる物語なのか、誰かの頭の中にあるコンテとかなのか、そういう物語の「シャボン玉」が、見えない世界にあって、たまたまその場所・・・に私かいったときに、アクセスして、データを見れただけ、なんでしょうかねぇ。

これは後にも先にもなかなかない、稀有な体験でありました。

文才があって、脚本とか小説に書き起こしたり、漫画にする画力とか構成力があればねーなかなかどうして、見ごたえのある歴史ドラマだったんですけど。如何せんトホホ・・・トホホホホホホ

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