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神様になりたかった狐

今日、クライアントさんが「庭に狸が来たんです」って。
その方のところは小さいけれど、庭があるので、たまにやってくる野良猫ちゃんに餌をあげてたりするのですが、猫のために用意していた餌を、その狸ががっついていたのだそうww

田舎なら、珍しくもない光景なのでしょうけど、その方の住まいは都内23区板橋です。はい… いやさ、都内にはわりと狸がいるという話も聞いているし、新宿区(御苑や目白)にもたくさん狸が住んでいるとか、そんな話は聞いたことありますけど。私自身はまだ見たことはなく、板橋区にもいるんだー!と少しびっくりしたのでした。

ハクビシンなんかも結構いたりするんですが、あちらは駆除対象。狸が駆除されないでいるのは平和でいいなって思ったりします。でも、もしかしたら害獣扱いされてる?のかも知れませんけど…
そして、ネズミはそこいらにいて、歌舞伎町とか巨大なのが走り回っているし、区役所の中にも住んでて、しょっちゅう仕事中にネズミの掛けっこと人間の捕り物が始まっていましたっけねー ネズミは適応力ありすぎて逞しい。

基本的に都内には田畑は少なく、荒らされたって被害がない限りには、うまく共存出来ているのかな。でも、猫でさえ駆除されることもあるし… ちょっとその、保健所に電話する人がいなければいいなって、心配になったりして。

そういえば、子供の頃には野原に蛇もいましたっけね。田舎で見慣れてたので、都会っ子といえど蛇如きで驚くことがなかった私。
でも、うちの猫がモグラを捕まえてきたときには、腰が抜けそうになったけど…(童話では知っていましたが) 秋になると、お約束だった赤とんぼの大群も、今は遠い昔の記憶。

うちの猫はキラーキャットでした

田舎(鹿児島)に行った時には、蛇が屋根から落ちてきたり、こたつをめくったらやっぱり蛇が出てきたり、自転車で蛇を轢いてしまったりも珍しいことではなく(山道歩くときには毒蛇に用心するため棒でつつきながら)、夜外に出ると、ムササビもビュンビュン飛んでいたし、トカゲやヤモリやムカデや蛇ほどに巨大なミミズややはりビックサイズのアマメ(Gのこと)も道を歩いているし、蜘蛛もすごい大きいし…南国はすべてが生育がいい。

千葉市内にあった実家では野生動物はまず見たことないけど、田舎ではイノシシや野兎やら、色んなものがいたなー ただ九州は熊がいないのが救いで、鹿とかも見たことなかったです(宮島と奈良でだけ、同じ千葉でも房総にはキョンがいます)。

これがキョンです

さて、話がズレました。本題に入ります。

先日のセッションで、あれこれ対処した後にクライアントさん曰く「あれ? 視えない…なんか目隠しされてる?」

おや?と思い、心の目の方で見てみますと。
狐のしっぽのようなものが、クライアントさんの目のところを隠していたりするww

さっきまで無かったのに、急に出てきたって感じ?

でも、悪意のある存在…黒い存在ではない。

なんじゃろな~と思っていると、田園風景というか、青々とした田んぼのあぜ道をテクテクと歩く、狐の姿が視えてきた。して、田んぼばかり続く中の遠く、稲荷社が見える(たぶん宇賀神さん)。その狐が顔を稲荷社の方に向けると、稲荷社でうごめく白い影が何個かあったりする。どうやら、その狐からはその白い影が視えるらしい…

でもって、その白い影。宇賀神さんの社で働く、神狐たち。
はい、神様のお使い狐たち。大体において、神狐って白狐だからね。それに親しみを感じた本物の狐。恐る恐る近づき、神狐たちのところへ。最初はびっくりしていた神狐たちだけど、気が付けばじゃれ合って、お友達?仲間になっていたりしてっっ

「へぇ~! そういうことってあるんだー?」と、ちょっとびっくりしました。

猫はエレメンタルに敏感だし(ほとんどの子が視える)、犬はエレメンタルには鈍感だけど、霊には敏感だったりする。
狐もエレメンタルとしての同族の形をしたそれら・・・が視えるんだーと…しかも、その神狐たちも、生き物としての狐を受け入れることがあるなんてー! 

で…
「そういえば、先日A県に行った時、某稲荷神社に行って、お役目を終えた狐さんたちが祭られているところにいきました!」

とは、クライアントさん曰く。

でも…このクライアントさんの頭に乗っかって、尻尾ふりふりしている子は、神狐ではなくて、普通の狐のエレメンタルなんですよねっっ(今はもう死んでしまった存在という意味)

んでもって、クライアントさんの頭の上では、宇賀神さん(宇賀之御魂神)が意味深に😊と笑っていたりする。

あ゛あ゛、そっかー!

この子…は、普通の狐だったんだけど、自分と同じ狐の姿をした神狐たちを仲間だと思って、それで親しくなったんだあ。神狐たちもとまどいながらも邪気のないこの狐を受け入れていたんだけど、某元々いた稲荷社が「終い」になって、役目を終えたもんだから、某神社に引き取られることになったんだ。だけど、この子は神狐ではなくて、単なる動物の霊だったから、仲間と一緒にそこに入れなくてウロウロしてて、でも仲間と一緒にいたいから、ずっとそこにいたんだー

だけど、そのままにはしておけないし(よくないこと)、哀れに思った宇賀神さんが、クライアントさんに託したんだなあ。たぶんうちに来るから…

って、なんか納得。

うん。この子はこの子なりに、神狐の修行はしてないけど、仲間?の仕事を見よう見まねで手伝っている(つもり)だったんだー(多分その時には既に死んでいた)。

さて、どうしようかなー

普通の動物の霊だったら、馬頭観音さんにお願いすればいいこと。もとは神狐などの御眷属として働いたことのあるはぐれモノとか、犬神など人間の使役に使われてしまった(とくに悪いこと)子であれば、M神社に預けるのがベスト。
単なるはぐれ狐なら、仏教系か神道系かで分けて国内の大きな稲荷社に引き取ってもらえばいいこと。

だけど、この子は普通の動物とは言え、神狐たちと行動を共にし、出来ないながらも神様のお仕事を手伝おうとしたことのある動物です。

てなわけで…この場合は出雲さんに任せるのが宜しいかと。
お願いすると、すぐに巨大なウサギがやってきました。
うーん…クマよりデカイ兎。畏るべし。

はい。九尾の狐伝説とかの印象で、狐の霊(動物霊)と言うと妖魔の類と誤解されやすかったりしますけど、狐自体がそのような悪い性質の生き物というわけではなくて…人間がそのように悪いことに使ってきたっていうのが実際なんですよねぇ。

けど、この子は可愛かった。なんかゴンギツネを思い出してしまいました。

ほんの数分の出逢いだったけれど…

この子が、いつかあのお友達の神狐たちと再会出来る日が来るといいなあ… 
そのためには、頑張って出雲で修行するんだよぉ!

名前解らないから、とりあえずゴンちゃんとしておくっっww

はい、こんな仕事も私の仕事だったりしますっっ

宇賀之御魂神


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