見出し画像

Case Study-No.13「魔女狩りという冤罪」

【スピリチュアル・カルテNo,13】Tさんのケース


私自身、魔女裁判で処刑された過去生を経験していますが、
セッションには、同じ痛みや経験を持つ、かつての仲間というか、
同様の冤罪で殺された犠牲者に出会うことも少なくありません。
まあ、魔女狩りは数百年も続いた無知と偏見、
集団ヒステリーによる非人道的悪法ですし、
歴史の一部にさえなっています。
被害者の数はナチスの虐殺の非ではないですから、
確率的には珍しいことではないでしょう。

画像1

さて・・・
紹介でN県からわざわざいらして下さったその方も、
かつて魔女狩りの犠牲者になった過去を持つ方でした。

もともとは東京出身の方でしたが、
結婚してダンナさんの実家であるN県に行かれたのです。
ヒーリングに関係する会社に勤務していたことがあり、
併行してその技術も習っていたので、
まったく知識がないわけでなく、セルフヒーリングも出来る方ですが、
そういうことからは遠ざかっているとのこと。

彼女のオーラをチェックすると、
驚いたことにコンクリートで固められたようにガチガチになっている。
部屋でいうと、窓も扉もない状態。換気もないし、
光も射さないってな感じです。

※こういうのってあくまで私が捕らえるイメージ。
私がそのように感じる、そうした印象を持った、というだけです。

固めているから、
外から何も入らないかわりに中にあるものも外に出て行けなくなっている、
そういう状態のように私には写りました。
もしかしたら、
なまじヒーリングの知識を持っているがゆえに、
オーラプロテクションの仕方を間違えた結果、
起きてしまったエネルギーの不活発??

画像2

そうともとれるし、彼女の一種の「心理状態」を表しているとも言えます。
つまり、ガードの固さ、です。
他人を寄せ付けない、私に近寄らないで、
触れないで、私の心を覗かないで・・・
というような、無意識の防御。
そして、彼女自身も誰にも歩み寄ろうとはしない。
結果としてのそのことが彼女自身の孤独を深めてしまっているという。

「守り」というのは・・・要塞というのは、
時に、それ自身が自分を閉じ込める「檻」になってしまうものです。
※篭城という行為が、必ずしもその中にいる者たちを守るとは限らず、
戦争という場において、自分たちを追い詰め、
葬るための棺おけになってしまうように。

彼女はガヂガジにオーラの周りにバリアー?を張り巡らして、
「入るな、よるな、触るな!」をしていたものの、
それでかえって窒息状態を起こしていたのですね。
(まあ、酸欠にもなります)

オーラの周囲にバリケード張るのは間違いではないけれど、
邪悪なものは紫外線のようにカットしても、
「光」と称される善きエネルギー、プラーナ(氣)や他人の愛や善意は
受け入れられる体勢でいないと、滞るばかりですから。
また、邪悪なものは弾き飛ばすのではなく、
触れたらそれらを蒸発させてしまうものとして作らないといけない。
※これはあくまで、ヒーリングにおけるテクニックの話

画像3

Tさんに今の状態を説明し、適切なオーラの外壁の作り方をアドバイス。

もっとも、私自身はその時点でヒーラーを初めて二ヶ月目のペーペーで、
ヒーリングスクールに通ったこともないのに、
ちゃんとしたスクールで本格的知識を身につけた人に
エラソーにアドバイスするなんて・・・なんて生意気だったんでしょう。
(生意気なのはいつでも何処でも)

ベッドに横たわってもらって、エネルギーを流しはじめると、
オーラだけでなく、
彼女自身のエネルギーボディも「固められている」ような気がしました。
なんていうのかしら、治っていない傷の上から縫合してしまったような?

そう・・・まるで生ゴミを埋めて、
それがきちんと腐って土に返っていないのに
上から蓋をしてしまったような・・(どういう例えだ)。

つまりは治っていないのに、
治ったものとして処理しちゃったような感じ。

私は傷口の上に塗り固められたコンクリートのようなギブスをかちわって、
その下から出てきた傷口を開いて、
その中にある、まだできっていない膿を出し、
その膿の原因になっている異物を探す…というイメージを用いることに。

こういうのはあくまで比喩です。イメージです。
エネルギーをいじくるって、なんかまあ、そんな感じ。
どうしてそのように見えるのか、そのように自分が処置するのか・・・
なんでって理由は説明できないんですよ。

そして、出てきた化膿の原因たる「もの」を取り出し、
傷口を洗って消毒し、異物の変わりに薬を入れてから縫合する。
その傷口の上にも薬を塗って、新しい皮膚で覆い、
包帯のような「窒息」しないものをかぶせれば終わり。

やってることはこんな感じです。
ケースバイケースだけど、このときはそんな処置。
あくまで、そういう「イメージ」を用いて、施療をしているということ。

そうしたことをひととおり終えると、
彼女の過去の情報が見えてきました。

ここから先は

1,918字 / 6画像
この記事のみ ¥ 100

もし、こちらの記事を読んで頂いて、面白かった、参考になった…とそう思って下さったり、サポート下さいましたならば、心から嬉しく思います💛